naocha曰く、"毎日新聞の記事によれば、海洋研究開発機構が、コンピューター上でオーロラを再現することに世界で初めて成功した。日本が誇るスーパーコンピュータ地球シミュレータの計算力と、連結階層シミュレーションという手法を使い、従来の手法では何十年もかかるようなオーロラ再現の計算が1時間でできるようになったもの。地球環境のシミュレーションについても、精度を現在の1億倍に上げることも可能で、気象や災害の予測などにも応用できるという。"
一億倍? (スコア:3, すばらしい洞察)
これまでのモデルに比べて空間的な解像度は桁違いに大きいですので、そのことを言ってるのでしょうか。この記事の書き方だと、今までよりも誤差が1億分の1になるようにも受け取れてしまうのですが...
エルニーニョのような地球スケールの現象を細かい地域スケールに落とし込むには、従来はダウンスケールという手法が使われていましたけど、地球シミュレータなら、数十キロスケールまでは力技で計算出来ますので、そこからダウンスケールすれば確かに形の上では「お宅の上の雨雲」まで計算できないこともないです。
でもいくら細かいところが計算できるにしても、初期データ不足による初期値問題や計算安定性の問題は付いてくるはずですので、空間スケールの詳細さほどには精度そのものは上がらない、はず。
# 関係者なので AC
Re:一億倍? (スコア:1)
単なる想像なんですが, 非線形問題って遷移点付近で空間的・時間的に急激な変化が起きるので, こういった部分のメッシュサイズを動的に変化させて計算精度を上げる. その動的な変化のレンジが1億倍ということではないでしょうか? 1億だと10^8なので, 空間軸と時間の4次元で割れば, それぞれに100倍のメッシュサイズレンジという感じかな.
ですから精度を上げるというよりも, むしろ計算上支障が無い部分の計算を省いて相対的に計算リソースを有効に使うということなんだと思います. 例えば気象解析だと前線や積乱雲の近辺だけメッシュを細かくするとか.
ただ動的にメッシュを切りなおすなんて, 言うのは簡単なんですけどそれを自動的に行わせたり, 実際のHPCアーキテクチャで有効に動かすってのは, かなり難度が高そうです.
Re:一億倍? (スコア:0)
そもそもオーロラの(100メートル単位の)微細構造は発生機構がそもそもよくわかってなかったと思うんだけど。これも再現できたなら相当すごいことではあるけど、そのへんどうなんだろう?
そうだと、オモイカネは答えました (スコア:0)
人間の私らには良く分からない領域ですから。
##ついに石油エネルギーの危機が到来してますね
##石油エネルギーに代わる次世代エネルギー開発に
##オモイカネを使ってみます
Re:そうだと、オモイカネは答えました (スコア:0)
人工知能搭載とはすばらしいデス
Re:そうだと、オモイカネは答えました (スコア:0)
古代の超巨大銅鐸デス。
Re:そうだと、オモイカネは答えました(オフトピ) (スコア:0)
Re:そうだと、オモイカネは答えました(オフトピ) (スコア:0)
Re:そうだと、オモイカネは答えました(オフトピ) (スコア:0)
宇宙戦艦ナデシコの方が早いですね。(96年10月からオンエア)
# 古代でも超巨大でもないけど
Re:そうだと、オモイカネは答えました(オフトピ) (スコア:1)
手もとにあった「ヤマタイカ」の初版は昭和62年(1988年)発行. さらに元ネタの「ヤマトの火」の初版が1984年発行なので比較になりません.
Re:そうだと、オモイカネは答えました (スコア:0)
見てみたい (スコア:2, 参考になる)
#現在見てみたいものNo.1が天然物のオーロラなので
ふむ。来週末 施設の一般公開 [jamstec.go.jp]があるんですか。
地球シミュレータに関する講演もあるんですね。
場所もわりと近いことですし。行ってみますか・・・
幸せ≒やまびこ [slashdot.jp]
Re:見てみたい (スコア:1)
アレゲで楽しいです。
運がよければ高圧でカップヌードルの容器を圧縮して
作ったお猪口が貰えます。
#たまには遊びで行きたいgesaku
Re:オフトピ御免なさい。 (スコア:0)
が真っ暗になっても、時々見ていれば、運が良ければ見えるかも。
運悪く窓側に座れなかった場合は、夜中にうろうろする怪しい人になる
ので、正直にその旨、搭乗員さんに告白して下さい。
連結階層シミュレータ (スコア:1)
毎日の記事だとこの手法の特徴がちょっと見えにくいですね。
あと、「相互の情報をやりとりする装置」ってあったけど、これってなんか独立した装置なんですかね?
ソフト的にやりとりしてるだけじゃないのかしら。
Re:連結階層シミュレータ (スコア:2, 参考になる)
http://www.es.jamstec.go.jp/esc/jp/Projects/h16pdf/25_watanabe.pdf
そのままだとあまりにスケール比が大きすぎてマクロ不安定性を持つモデルでも
フィードバックみたいな感じで安定にシミュレートできるのがウリみたいですよ
10^8 から 10^-10までのスケールで同時にってのはなかなか新しいかも?
Re:連結階層シミュレータ (スコア:0)
>ソフト的にやりとりしてるだけじゃないのかしら。
想像ですが、地球シミュレータですからソフト的にではなく階層ごとに別のプ
さすがJAMSTECH (スコア:1)
忠実な再現 (スコア:1, 興味深い)
緯度による違いが再現できるんだね。
#北海道などの低緯度地域で見られるオーロラは、酸素の発光による暗赤色(山火事と間違えられて消防署が出動することもあるらしい)で、昔の人は「赤気」等と呼び、不吉の前兆と見ていたらしい。
オーロラなんてパソコンのスクリーンセーバでできるよ (スコア:0)
もんだと思ってましたけどね。
Re:オーロラなんてパソコンのスクリーンセーバででき (スコア:1)
Re:オーロラなんてパソコンのスクリーンセーバででき (スコア:1)
スクリーンセーバ→トイレの消臭剤
今回のシミュレータ→本物のキンモクセイ
ま、本物じゃないですが。
# Re:オーロラなんてパソコンのスクリーンセーバででき・/font> って化けてるし
# オモイカネでぐぐったら違うとこ [omoikane.co.jp]が出てきちゃった
まぐろたべたい
凄いやねぇ (スコア:0)
>精度を現在の1億倍に上げることも可能で、気象や災害の予測などにも応用できるという。
も納得できるけど、これだけ精度が向上した予測ってのを見てみたい。
それでも実際の自然にはまだまだなんだろうけど。
とすると、現状の予測は、屁の足しにもならないのかな?
Re:凄いやねぇ (スコア:0)
あまりにスケールが違うので脳内変換してしまったのもわかりますが、何十年が「1時間」ですな。
普通のPCで言えば3DCGのレンダリング並みの時間とは・・・
# 私もまだ目を疑っているのでAC
気象予測も一億倍? (スコア:0)
いや、天気予報がはずれまくって、洗濯物を干すのに難儀するってツレがぼやいているもので・・・
#山裾なので、ひどいときは1時間単位で天気が変わるため、
#晴れ→洗濯物干す→買い物→雨→帰る→晴れる(洗濯物はさらに濡れた状態)
#な感じ
Re:気象予測も一億倍? (スコア:0)
Re:気象予測も一億倍? (スコア:0)
aurora (スコア:0)