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ハチドリの静止飛行の仕組み解明 6

ストーリー by yoosee
いったい何から進化したの? 部門より

naocha曰く、"CNNの記事によれば、米研究チームはハチドリが空中の同じ位置にとどまる「静止飛行」の仕組みを、デジタル粒子画像流速測定法(DPIV)と呼ばれる最新技術でとらえる事に成功。ハチドリの羽は、一般の鳥類と昆虫類のちょうど中間に当たる動きを示すことが分かった(MSFプレスリリース)。

ハチドリを入れた実験器の空気にオリーブオイルの微小な粒を加え、その動きを300μs(約1/3000秒)単位で記録することで、空中で静止飛行するハチドリの羽の回りの空気の動きを精密にとらえることに成功。その結果、ハチドリは羽を下向きに動かすことにより体重の75%を、上向きに動かすことで残る25%を支えていることが判明した。通常、昆虫は羽の上下動でそれぞれ50%ずつ、対して鳥類は羽を下げる動作で100%の体重を支えており、ハチドリの動作はその中間的なものと言えそうだ。 研究の成果は Nature に掲載されている。"

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  • 大きさの違いによる空力的な差が飛び方に現れてるんだろうな。
    ところで、なぜか「こまどり」になってるところが...
    • 昆虫と鳥類だと羽形状の違いなどもありそうですが、ハチドリの場合はどういう進化を遂げて今の形態になったんでしょうね? 虫の遺伝子が入っているわけでもないだろうけど、「真似た」とかそう言うことはありえるんだろうか。

      > なぜか「こまどり」になってるところが...

      忘れてくださいませ…。ではなく、修正しました。御指摘感謝します。
      親コメント
      • by T.Sawamoto (4142) on 2005年06月28日 10時37分 (#759231)
        「こちらは気になる科学探検隊」 [ocn.ne.jp]というサイトに、昆虫の飛行メカニズムの説明がありました。
        小型化していくことによって空気の性質が相対的に変化していくため、一般的な鳥の飛行とは異なる手法が必要になってくるのでしょうね。

        それにしても、最初から小型だった昆虫と、次第に小型化していったのだろうハチドリが同じ(なのかな?)仕組みにたどり着くというのは興味深いです。
        逆に、古生代にいた巨大トンボ [nagano.jp]は滑空を行っていたようですし。
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        • by interkj (23877) on 2005年06月29日 12時46分 (#759869)
          > 最初から小型だった昆虫と、次第に小型化していったのだろうハチドリが同じ(なのかな?)仕組みにたどり着くというのは興味深いです。

          収斂 [brh.co.jp]というやつですかね。

          ハチドリとスズメガ [infoseek.co.jp]は大きさといい飛び方といい、
          似てますよね。ホバリング中の体の角度でだいたいわかりますが、
          遠目にみると見間違いそうです。
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  • by Anonymous Coward on 2005年06月27日 23時35分 (#758989)
    O.K. わかった。
    つまり羽を動かす事で飛んでいると言う事だな!
    • by Anonymous Coward
      記事>対して鳥類は羽を下げる動作で100%の体重を支えており

      コメント>つまり羽を動かす事で飛んでいると言う事だな!

      旋回中の鳶や鷲鷹類は、羽を動かさずに飛んでいます。
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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー

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