DragonFly BSD 1.4.0リリース 23
ストーリー by Acanthopanax
独自の道を 部門より
独自の道を 部門より
KENN曰く、"DragonFly BSD 1.4.0がリリースされた。リリースノートにはpkgsrcやCitrusといったNetBSDの成果物の取り込みを含む多数の変更点が記載されている。
# FreeBSDのportsシステムは、1.4.0ではサポートされない。
独自実装のNTPDなども興味深い。ISOイメージ(ちなみにファイルサイズは81MBほど)の入手先はリリースノートに示されている。Bittorrentのtrackerも用意されている。
なお、既にいくつかのErrataが公表されているので、インストールしてみようという人はあらかじめ確認した方が良いだろう。
過去のストーリー
"
dntpd (スコア:5, 参考になる)
commits List 2005-04 [dragonflybsd.org]:
users List 2005-11 [dragonflybsd.org]: みたいな感じかな?Re:dntpd (スコア:5, 参考になる)
OpenNTPD は簡易なもの [openntpd.org]として設計されています。
あまり精密さを求めたり本格的な NTP サーバにするというのではなく、
「面倒だからだれも NTP を使わない」という状況を正すための、
そしてそれだけのためのものなのです。
Re:dntpd (スコア:2, おもしろおかしい)
最近、「面倒だからだれも NTP を使わない」
というサーバにお目にかかりました。
10 分違っていて log の解析時に思考が停止しました。
時間精度が低いと、ロードバランサー配下のサーバ log 調査時、労力が高くなります。
# ntpd が動いてなかったのは問題外ですが
OpenNTPD が簡易なものであり、
dntpd がちゃんとした物であるなら
secure であると診断してもらって
OpenBSD に取り込んで欲しいです。
# もちろん Free, Net にも。
# xntpd のフォローは無いんですかね?
Re:dntpd (スコア:2, 参考になる)
使って、FreeBSDでコンパイルできることは確認しましたが
sysctlにkern.basetimeが無いので実行は出来ないです。
そこで、これとSYSCTLマクロ宣言や扱いが似ている
kern.boottimeを使うようにしてお茶を濁すと実行は
できますが、果たしてこれで良いのか...
(FreeBSDのkern.boottimeが入り組んでて訳わからんもんで)
http://www.dragonflybsd.org/cgi-bin/cvsweb.cgi/src/usr.sbin/dntpd/ [dragonflybsd.org]
Re:dntpd (スコア:2, 参考になる)
dntpd は kern.basetime を何度も取得して差を出したり
しているみたいです (client.c の lin_regress あたり?)。
clock_gettime(CLOCK_MONOTONIC, &ts); とかに
書き換えたほうが意図に合っているのかなあ。
Re:dntpd (スコア:1, 参考になる)
sysntp_getbasetime の中身を gettimeofday(tvp, NULL); にして、dntpd -d -f dntpd.conf としてデバッグモードで起動して確認した所、slope の値が、-1.000004 とかみたいな値になっていました。
kern.basetime の代わりに、kern.boottime を使うパターンだと、slope は、大体 0.00005 とかあたりで安定。
恐らく後者の方が動作がより近いと思うので、kern.basetime は基本的にはいつも変わらない数値なのだけど、別のユーティリティが書き換える可能性があるって事なのかな。dntpd のソース群の中にはkern.basetime を書き換えるような動作は見られないし。
しかし、lin_regressのslopeを求める式をみてもよくわかりません。例えば、(info->lin_count * info->lin_sumxy - info->lin_sumx * info->lin_sumy) とか、(info-lin_count - 1) * info_lin_sumxy じゃ駄目なのかとか。
Re:dntpd (スコア:1, 参考になる)
今までためしにkern.basetimeをboottimeに書き換える方法でntpサーバーを一つだけ指定して動かしてみたところ、誤差がはげしくなっていました。10秒以上ずれていました。
FreeBSDのxntpdやntpdateのソースと比べて確認してみないといけないか。
Re:dntpd (スコア:2)
最新のsnapshot [iij.ad.jp] をお試しください。
というログが出てきていたら良いようです。
私はいま更新したばっかりなので、あと数日したら違いが出てくるのかなぁーと期待しています。
なお、 ntpd だけじゃなくて kernel も最新じゃないとダメです。
adjfreq というシステムコールが必要なんですね。
man adjfreq してみたら
って出てきました。Re:dntpd (スコア:1, 興味深い)
Re:dntpd (スコア:1, 参考になる)
しかしそんな環境では単に統計手法がキャンセルされるだけでしょうから、
dntpdに切り替えてはいけない理由にはなりませんね。
単にOpenNTPDと同じ程度の精度になるだけ。
Re:dntpd (スコア:1)
>dntpd がちゃんとした物であるなら
>secure であると診断してもらって
>OpenBSD に取り込んで欲しいです。
OpenBSD の場合は sys/kernel/kernel_time.c が
あまりにも違うので、そのままでは無理みたいですね。
ユーザランドだけでうまくできるなら
いつの間にか入っていたりするかもしれませんが。(^^;
Re:dntpd (スコア:0)
Re:dntpd (スコア:3, 参考になる)
Re:dntpd (スコア:2, 参考になる)
ports と pkgsrc の違い (スコア:2, 興味深い)
具体的にどこが違うのか良くわかってないんですが、
pkgsrc の長所・短所がまとまっている所ありませんか ?
生駒日記 [smalltown.ne.jp] さんにたどりついたのですが Vine/Kondara/Gentoo を知らないので、
ピンと来ませんでした。
Re:ports と pkgsrc の違い (スコア:3, 参考になる)
その外に被さっている管理ツールがup2date, apt-rpm, mph-rpmと異なっているという点を指しているのでは。
それに対して、SlackwareとDebianとGentooの違いというのは、そもそもパッケージマネージャが全然違う
(pkgtool, dpkg, portage)という点を指しているのでしょう。
Re:ports と pkgsrc の違い (スコア:1, 興味深い)
リンク先の記述では,インストーラも意識しているようですし,それ以外のニュアンスも含めた
指摘かと思いました.
えーと,おちゃらけ度とか?
Re:ports と pkgsrc の違い (スコア:2, 参考になる)
DragonFlyへの対応も、基本的な部分はごく簡単に完了したようです。
DragonFly以外にもSolaris、Mac OS X、AIX、IRIXでも使えます。
短所は、binary packageの提供が不足していること、
クロスコンパイルができないこと、
OpenBSD Portsのようにstaged installation(一旦仮想ルートにインストール)ができないこと、など。
Re:ports と pkgsrc の違い (スコア:3, 参考になる)
それって、結構たいへんそうな。
> OpenBSD Portsのようにstaged installation(一旦仮想ルートにインストール)ができないこと、など。
代わりに pkg_comp を使う手はあります。本ちゃんインストールしないでバイナリ・パッケージを作成したり、
違うリリース(正確には古い)のNetBSD用のバイナリ・パッケージを作成したり、といったことができます。
お約束。 (スコア:2, 興味深い)
期待できます。 (スコア:0)
国際化 (スコア:0)
Re:国際化 (スコア:2, 参考になる)