Linus、GPLv3に(ちょっとだけ)態度軟化 25
ストーリー by mhatta
まあよろしいんではないでしょうか 部門より
まあよろしいんではないでしょうか 部門より
Anonymous Coward曰く、
本家/.の記事より。現在改訂プロセスの最終段階に入っているGPLv3に対し、終始否定的で辛辣な態度を示してきたLinuxの作者、Linus Torvalds氏だが、ここに来て(ほんの少しとは言え)態度を軟化させているようだ。
Linux.comの記事によると(Open Tech Pressの邦訳記事)、現在もLinus氏は「GPLv3よりGPL2のほうが依然としてより良いライセンスだ」という立場を崩していないものの、「最悪としか言いようが無かった以前のドラフトに比べればはるかに良くなった」と評価。「そもそもGPL2からGPLv3に切り替える積極的な理由がない」とも述べているが、「SunがGPLv3の下でOpenSolarisをライセンスするならば、LinuxへのGPLv3の適用も考慮する可能性がある」と言う。LinuxのGPLv3への移行の可能性をLinus氏自身が言及したのはこれがおそらく初めてのことであろう。
Linusそんなに偉いのか? (スコア:2, すばらしい洞察)
みんなが嫌なら淘汰される。それだけのことじゃないかと。
Re:FSFそんなに偉いのか? (スコア:0)
憂さ晴らしたいならどっか別のとこでやってください.
Re:FSFそんなに偉いのか?<理由を書かないとただのFUD (スコア:0)
Linusの独断で決められるの? (スコア:1, 参考になる)
Linusはv3に移行しないという決定はできても、移行するという決定はできないように思うけど。
メンテナのお頭に過ぎないです(Re:Linusの独断で決められるの?) (スコア:2, 参考になる)
逆に言えばLinusの意思にかかわらず、GPL v3に賛同する人たちだけでGPL v3にForkしたLinux (と呼ばれるかどうかわかりませんが)を作り始めることも可能になる訳ですわな。
下手すると初期化の部分とかVMとかスケジューラ周辺とかのカーネルでも核心の部分をスクラッチで起こし直さないといけない上にドライバも貧困な状況から始まるでしょうけど、やる価値はあるし、実際にそういうForkの動きが起こるんではないかと思いますよ。
最低でも、LinusがMinixを参考にLinux 0.1を出したときよりは、インフラも技術も普及していますし、何より人の輪ができていますから…
# ま、ドライバ関連なんかはv2/v3デュアル(+BSDのトリプル?)ライセンスにしてしまう人が少なくないだろうと思いますし。
# LinuxのドライバがHurdやBSD系、Plan 9などに移植されることを考えると、GPL v3対応は避けられない部分が出てくると思う…
Re:メンテナのお頭に過ぎないです(Re:Linusの独断で決められるの?) (スコア:1, 参考になる)
かく言うlinuxのソースにしたって、 http://fxr.watson.org/fxr/source//drivers/usb/storage/usb.c?v=linux-2.6 [watson.org] あたりはor laterなんですよね。/kernel/以下は著作権表示のみ(=v2)ですけど、その他の部分に関しては、ある程度v3対応で、単に「カーネル部のコピーレフト(?)」に引きずられて全体がv2になっている、という感じじゃないでしょうか。ドライバのコピーライトオーナーが1999年の時点で現在の状況を予想して"or later"にしたわけではないと思いますが…。
Re:メンテナのお頭に過ぎないです(Re:Linusの独断で決められるの?) (スコア:0)
Re:メンテナのお頭に過ぎないです(Re:Linusの独断で決められるの?) (スコア:1)
Hurdって開発開始してからかなり右往左往していますが(確かLinuxより前にカーネル開発が始まったのでは(汗))、現状としてはカーネルの重要な要素であるメモリ管理とかコンテキストスイッチ周りって安定してるんでしょうかね?
そうならば、そういう方向は「大きくあり」だと思いますよ。ドライバ書くにしてもマイクロカーネル概念の方が綺麗なコードにできそうですし。
# とはいえ、Linuxも正式な2.6になってからどんどんマイクロカーネル化が進んでいるような気がしますが(^^;
# 形式的にはモノリシックでもあれだけ並行して高レベルのスレッドが(ドライバ名目で)走っていては、境目なんて何処にあるやら…
まぁ、Linuxブランドにどうしても拘る理由が、もしあるとすれば商用で使う場合のネームバリューとか2.6系のアルゴリズムやAPIを(コード自体ぱくってくる訳ではないのでGPL v2とV3の壁はクリアできる…クリーンルーム方式使わないといけない部分がかなり出るでしょうけど)引っ張ってこれるからFork前の低レベルのコード(ドライバやハードウェアを叩くライブラリやglibcレベルのミドルウェア)との互換性がかなり保てるだろうというあたりになるでしょうけど
…GNU/Hurdは理想どおり・堅牢に動けばLinuxカーネルを置き換える最重要のOSカーネルの候補である事は今でも変わりが無い訳で、確かにGPL v3の公布(と後は主要なグラフィックチップメーカのフリーで高度なドライバのリリース)のタイミングがLinuxカーネルベースのOSに見切りを付け始めてしまう大きなチャンスでしょうね…マイクロカーネルが組込み方面に向いてるかどうか難しいところですが、資源の豊富なサーバやデスクトップではUIとか変わらなければリソース多少余計に喰ってもなんとかなりますし…
# 暇見てDebian GNU/Hurdでもインストールしてみます (^^;まずは低レベルツールやマイクロカーネルの具体的な実装に慣れないことには(^^;
Re:メンテナのお頭に過ぎないです(Re:Linusの独断で決められるの?) (スコア:0)
Hurdについてそんなに詳しくないのですけど、
LinuxからHurdに移行しようとしたら一番大きな壁はドライバじゃないでしょうか。
かんだかんだっても、(Windows以外のOSの中では)Linuxは一番ドライバが豊富だと思いますよ。
質問:GPL同士の互換性は? (スコア:0)
Re:質問:GPL同士の互換性は? (スコア:5, 参考になる)
Re:質問:GPL同士の互換性は? (スコア:0)
Re:質問:GPL同士の互換性は? (スコア:5, 参考になる)
GPLv2とGPLv3のデュアルライセンスにすればいいのでは」というスレッド [lkml.org]の中で
LinusがZFSなどのSunの技術との融合のためというのなら
LinuxにGPLv3を適用する理由になるとLKMLに投稿した [lkml.org]のがネタ元。
でも、その2日後、
「でもやっぱSunがZFSをGPLv3で公開するわけないじゃんwww」 [lkml.org]
(超訳)って悲観的に言ってる。
そしてSun CEOのJonathan Schwartzが自身のblog記事「An OpenSolaris/Linux Mashup」 [sun.com]で反論している。
(Cnet Japanの記事「L・トーバルズ氏、LinuxへのGPLバージョン3採用の可能性を示唆」 [cnet.com]、本家記事「 Torvalds vs Schwartz GPL Wars 」 [slashdot.org])
というのをソースにして15日にタレこんだけど却下されたのでAC.
Re:質問:GPL同士の互換性は? (スコア:0)
なんかへんなかんじ。
隣の芝生は青く見える (スコア:1, 興味深い)
XFS,JFS,ReiserFSなど様々なファイルシステムがLinuxでは利用できるけど、どれも基本設計が新しいとはいえないし(Reiser4は新しいみたいだけど…)、なんだかんだいいながらext2/3が使われ続けてるのが現状。各種ディストリのインストーラも、デフォルトはext2/3になってる場合がほとんどだし。
(その昔SuSEはReiser3がデフォだった気がするけど)
で、それらのファイルシステムにはなくてZFSにある(エンタープライズ分野での使用に便利な)各種機能が魅力的に見えるのは事実でしょう。
# FUSEでZFSを実装しようという動きはあるようですが。
Re:質問:GPL同士の互換性は? (スコア:3, 参考になる)
Re:質問:GPL同士の互換性は? (スコア:3, 興味深い)
たとえば、あるプログラムにGPLv2とGPLv3のデュアルライセンスを選択したとすると、そのプログラムにGPLv2 onlyもしくはGPLv3 onlyなコードを取り込むことはできないってことだよね? もう片方のライセンスと矛盾するから。
なんだかとても深刻に思えるんだけど。
Re:質問:GPL同士の互換性は? (スコア:0)
その例なら、v2のみのコードを取り込むならv2を適用し、逆なら…って感じで。
#馬鹿な質問してる気がするのでAC
Re:質問:GPL同士の互換性は? (スコア:2, すばらしい洞察)
例えば、GPLv2とGPLv3のデュアルライセンスなコードと、GPLv2 onlyなコードがあったとき、両者を混ぜ合わせることは可能だけど、その成果物はGPLv2 onlyにしなければいけないんじゃないかと。
つまり、取り込んだ後はGPLv2とGPLv3のデュアルライセンスにできないように思える。
間違ってるかな?
Re:質問:GPL同士の互換性は? (スコア:0)
仮にあるプログラムがv2からv3に変更されたとしても、そのプログラムのv2時代のコードなら今後も
別のv2プログラムから流用できるわけで、既存のプログラムに関してはさほど問題ない。
今後新たに開発されるプログラムがどうなるかだけど、おそらくは一番利便性が高いGPLv2 or laterが
多くなるんじゃないかな。
Re:質問:GPL同士の互換性は? (スコア:0)
マイクロソフト嫌いなら共闘しなければならないのに、内ゲバしてていいことあるのか (スコア:0)
「何でもかんでも人のせい、Linuxは完璧」と言うのに
GPLとなると内輪もめ始める。
ケンカしかできんのか。
タムチンキ大学出がナンボのもんやねん (スコア:0)