パスワードを忘れた? アカウント作成
23059 story
AMD

Folding@Homeの新GPUクライアントがオープンβテスト開始 18

ストーリー by nabeshin
Vistaでもできますよ 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

分散コンピューティングプロジェクトの1つ、Folding@Homeで、新しいGPUクライアントが公開され、オープンβテストに入りました

Folding@Homeは以前からATIのGPUPS3といったPCのCPU以外への対応を進めており、既に存在するGPUクライアントではATIのX16xx、18xx、19xxに対応していました。今回のGPUクライアント(FAH GPU2)ではAMDのストリームプロセッサ抽象レイヤー CALを使用してHD 24xx以上に対応しています。

(つづく)

現在AMDが公開しているCALはWindows XP用しかありませんが、FAH GPU2の対応OSは32/64bitのXPとVistaとなっており、タレコミ子も64bit版Vistaでの動作を確認しました。CALのVista対応の兆候は既にありましたが、どうやらAMD内部にはVistaに対応したAMD Stream SDKが既に存在するようです。NVIDIAのCUDAも今月中にリリースされるCUDA 2.0のベータ版でVistaに対応するとしており、Vista環境下におけるGPGPUの流れが一気に加速しそうです。

# 64bit版Vistaで690GのSurroundViewを有効にしたままFAH GPU2を起動したらブラックアウトして応答しなくなりました。
# XPでは大丈夫だったのですが、SurroundViewを常用している方は気をつけてください。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2008年04月12日 8時22分 (#1328518)
    GPU: Radeon HD3870
    CPU: Core2 Extreme QX9650@3.66GHz
    OS: Windows Vista Ultimate SP1
    Driver: Catalyst 8.3

    という構成で動かしてみましたが、GPUへのデータ供給でCPUを1コア丸々食われます。
    その時にGPUの使用率が90%前後となっています。
    GPU2 open beta [typepad.com]のコメントを見ているとHD3870クラスのGPUにデータを十分に食わせるにはCore2の3.2GHz以上がいるとのこと。
    #2.6GHzのAthlon64ではGPUを30~50%位しか使えないみたい。

    GPUを使い切るのも結構たいへんですね。(^^;
    #PCI-Expressもボトルネックになっていたりするのかなぁ…。
  • 市販GPUを使ってパスワードを高速クラック [engadget.com]
    この記事によれば最大25倍速という結果も出ていますよってことで、参考程度に。
  • by Choro-Chan (31768) on 2008年04月11日 16時05分 (#1328260)
    追随してくれないかなぁ

    #FreeBSD 7.0で挙動が変なの何とかして
  • by AZUCO (32400) on 2008年04月11日 19時34分 (#1328365) ホームページ
    RSXも使ったらどうなるんだ・・・・・恐ろしすぎる・・・・・

    ってか使ってくれ!
    • by Yuryu (19524) on 2008年04月11日 23時37分 (#1328459) ホームページ
      残念ながら PS3 に使われている RSX などの世代では、
      このような汎用計算に使われるような設計をしていないので、できません。

      RSX より後の世代で、vertex shader と pixel shader とを統合する
      unified shader というのが出てきました。
      で、汎用的に使えるようにしたら、実はもう少しがんばれば普通の計算にも
      対応できる、というところまできたので、対応させてみたのが GPGPU です。

      各社独自の拡張なので、実装するのが大変だと聞いたことがあります。
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        いいえ、間違っています。
        RSXはFP32フォーマットをサポートしていますし、
        RSXのPSパフォーマンスはかなり高いです。
        GPGPUに利用することは十分に可能です。

        そもそもGPGPUのプログラムでは非常に複雑なPSをセットして
        quadのdrawを一発かますだけ、という実装がほとんどです。
        VSはほとんど使いません。
        • by Anonymous Coward
          GF7世代だから大した性能は出ないよ。
          それが理由でFolding@HomeはRadeonにしか対応しなかったようだし。

          だいたいPS3の話でRSXっておかしいでしょ。
          あのハードはRSXなんかを使うよりもCellのSPEをフルに回す方がよっぽど速い。
          ゲーム機のGPUならXbox360 GPUの方が良い。
          • by AZUCO (32400) on 2008年04月13日 9時11分 (#1328864) ホームページ
            >GF7世代だから大した性能は出ないよ。
            性能がゼロな訳じゃないと思いますが・・・

            >あのハードはRSXなんかを使うよりもCellのSPEをフルに回す方がよっぽど速い。
            両方使えば良いのでは?というか、そういう趣旨の書き込みなんだけど(汗

            あれかな?アンチPS3の人かな?
            ごめんね。気に障る話題で(汗
            親コメント
            • by Li on (9067) on 2008年04月13日 13時18分 (#1329021) 日記
              >>あのハードはRSXなんかを使うよりもCellのSPEをフルに回す方がよっぽど速い。
              >両方使えば良いのでは?というか、そういう趣旨の書き込みなんだけど(汗
              長時間回すものですからそれなりのパフォーマンスが見込めなければリリースしないという考えかも知れませんね。
              親コメント
      • by Anonymous Coward
        >RSX より後の世代で、vertex shader と pixel shader とを統合する
        >unified shader というのが出てきました。
        >で、汎用的に使えるようにしたら、実はもう少しがんばれば普通の計算にも
        >対応できる、というところまできたので、対応させてみたのが GPGPU です。

        なんか誤解を招く言い方だなぁ。最近NVIDIAが売り込んでるCUDAの必要スペックは
        確かにGF8からだけどunified shaderになったからGPGPUが登場したわけじゃないし。

        GPGPUは発想も試みも相当昔からあって、NVIDIAが今頃これを売り込んでるのは
        Larrabeeあたりに対抗(汎用な用途にも使えますよ)ってことなのかなぁ。
    • by Anonymous Coward
      べつに恐ろしくはありません
    • by Anonymous Coward
      PSXと空目した
  • by Anonymous Coward on 2008年04月11日 14時15分 (#1328187)
    どんどん対応ハードウェアが増えていって、計算がはかどるのかなと思いますが、
    具体的に計算終了までにはどれくらいかかるんでしょうか?

    円周率計算のように終わりの無い計算だったりするんでしょうか?
    • 蛋白質はアミノ酸がひも状に結合した高分子化合物でして、
      で、そのひも状の高分子化合物が折り畳まれている構造によって、その蛋白質の個性が決定(特定の機能を持ったりする)する、という要素があるようでして。

      恐らく、コンピュータ上で理論上実現可能な別の形の構造を追求したり、新しい蛋白質が発見or合成されれば、それも解析の対象となるのではないかと思います。
      計算能力がアップすれば、より複雑な蛋白質の解析も可能なのではないかと。
      そういうわけで、理論上終わりはあるのだと思いますが、実質終わりは無いと見ても良いのではないかと。

      そんな風に私は理解してますが、間違ってない?
      素人のいいかげんな理解なんですが。
      親コメント
typodupeerror

私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

読み込み中...