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ロボット

世界初、ロボットによる腎臓摘出手術が成功 30

ストーリー by hylom
ブラックジャックもびっくり 部門より

insiderman 曰く、

米Henry Ford病院で、Intuitive Surgical社の外科手術ロボット「da Vinci」を使用した世界初の腎臓摘出手術が行われたそうだ(EE Timesの記事)。

腎臓摘出手術は通常30cmほどの切開が必要で、肋骨をほぼ取り除いてしまうこともある複雑な手術だが、ロボットを使用することで単一個所を一度だけ小さく切開するだけで処置が可能で、患者の負担を大きく軽減できるとのこと。

写真ギャラリーに写真が多数掲載されているが、da Vinciは3D画像表示システムやコントローラを備えた「Surgeon Console」と、手術を行う2もしくは3基のロボットアームや患部を確認するためのカメラアームからなる「Patient-side Cart」、医師の手の動きをトレースできる「EndoWrist Instruments」、オペレーターに向けて高解像度の3D映像を表示する「Vision System」から構成されている。

da Vinciを使用することで、肋骨を除去せずにその隙間からマニピュレータを差し込んで手術するなど、人間の手だけでは行えなかった手術が可能となる。また、ロボットを使用することで医師の手の震えといった「ノイズ」を無くすことができるのもメリットだそうだ。

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  • ウォルドー (スコア:3, すばらしい洞察)

    by Sinraptor (22797) on 2008年09月03日 12時26分 (#1414468)
    ロボットというか、ウォルドーだよね。
    簡単な指示に対して自動で処置を行うならともかく、トレースするものはロボットではないでしょう。
    ロボット技術ではあるかもしれないけど。
    --
    //Sinraptor
    • by walkingreed (36389) on 2008年09月04日 10時22分 (#1415266)
      ロボットではないというのには同意なんだが、ウォルドーって初耳でググってみた。
      が、あんまり一般的な言葉ではなさそう。
      ロバート・A・ハインラインの小説「ウォルドー」が語源だそうだけど。

      # 読んだ記憶がないから、あとで探して読もう。
      親コメント
      • by ukenerai (36532) on 2008年09月04日 18時57分 (#1415585) 日記
        >ロバート・A・ハインラインの小説「ウォルドー」が語源だそうだけど。
        この小説は知らなかったんだけど、『ウォーリーをさがせ!』を
        アメリカで買ったら"Where's Waldo?"だったのは覚えてた。これ以外では
        聞いたことないけど、ハインラインの小説と関係あるんだろうか?

        # 余談ながら原題はウォーリーの方 [exblog.jp]
        --
        -- う~ん、バッドノウハウ?
        親コメント
    • by Anonymous Coward
      だねぇ。
      ロボットで手術というと、それこそブラックジャックにでてきたアレを想像してしまう。自身のコンピューターの故障をブラックジャックに直させたアレ。
    • by Anonymous Coward
      産業用ロボットはティーチング機能が付いていたらロボット。
      縫合の結ぶところとか針の持ち替えとかぐらい自動じゃないかな?
  • ロボットでは (スコア:3, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2008年09月03日 12時59分 (#1414498)
    プルプル震えていた手がカップ酒をあおるとぴたりと治まるという伝統芸は、もう使えないんですね。
  • by Anonymous Coward on 2008年09月03日 15時17分 (#1414617)
    仮にロボットがミスをして、体の奥で出血した場合にどうするか気になったりします。
    人の手で塞ぐために、それから肋骨除去はじめるわけにもいかないでしょうし。

    骨が無ければ、出血後に切開してもソコソコ早く処置できそうですが。
    • by Anonymous Coward
      もちろん考えられる限りの安全策は取られているのでしょうけど。
      # そっちの方は素人なんでパス。識者さんお願い。
      究極的には駄目なんじゃ、と思う。

      例えば、「飛行機」か「船」かで、飛行機の方が速いし楽とか言って「飛行機」で飛び立ってしまった後、
      成層圏上空で「エンジン止まってしまいますた、本機は墜落します」となったとき、「いやぁ~、私やっぱり船にする~」と騒いでももうダメポ、
      みたいなもの?

      当然事故後に何故そんなことに、と調査され今後に生かされるでしょうが、当の乗客/患者にはご愁傷様以外はないような。
  • by Anonymous Coward on 2008年09月03日 13時29分 (#1414520)
    オフトピかもしれませんが、ロボットが人間の動きをトレースするにあたって
    (自律型・操作型の区別なく)、どのあたりまでが「ノイズ」で、どのあたり
    までが人間で言うところの「勘どころ」になるんでしょうかね?

    お医者さんごっこ以外の医療行為はしたことがない(w のですが、たとえば
    金属加工の曲面出しなどの「職人的な技術」のキモは、案外と「ノイズ」の
    中に存在しているのかもしれませんね。
    • by Anonymous Coward on 2008年09月03日 14時01分 (#1414539)
      勘を要する神業なんていう危ういものは、安全第一の外科手術において必要ありません。
      正確に確実にこなせればそれでいいのです。
      ブレとかはすべてノイズです。(個人個人で補正していますが)

      この手の機械を使えば、手を1cm動かしたときにアームを1mm動かすと言ったことも可能です。
      細かい手術の時には便利ですね。

      #手術って、意外に地味です
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        >この手の機械を使えば、手を1cm動かしたときにアームを1mm動かすと言ったことも可能です。

        そして直接の手術で、1mmでいいところを1cm切ってしまって・・・チーン

        >#手術って、意外に地味です

        え!? ゴットハンド輝だとあんなに派手なのに!?

        とか思っちゃう人がいたりする?
        「目にも止まらぬメス捌き」とか、実際にやったら怖いよね。
    • by Anonymous Coward on 2008年09月03日 13時35分 (#1414523)
      >お医者さんごっこ以外の医療行為はしたことがない(w
      ロボなんぞより、むしろその経験について詳しく
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        ブラックジャック先生でも治せない病に対して複雑な効果を発揮する高度先進医療です。
        自分はシミュレーションしか行ったことが無いので実際の現場の声は元コメ主に聞いてください。
    • by Anonymous Coward
      その点で言えば、「震えの抑制」というよりも「触診」はどう実現するのでしょうか、に関心が向きます。
      マニピュレーターに働く応力が操作部にフィードバックしたりするのかしら。
      • by Anonymous Coward
        5年ぐらい前に外科の先生に聞いた限りではda vinci にはフォースフィードバックがないといってましたが、
        誰かが開発してる [209.85.175.104]、のかも。
        ふつうの腹腔鏡手術とか、内視鏡手術のたぐいはフォースフィードバックありといっていいのかな...
    • JAXAの一般公開で超音速旅客機の試験で使ったモデル(豪州で飛ばした実物、多分ジュラルミン製)が展示してあったんですが
      「羽のこの曲面どうやって作るんですか」と聞いたら
      「これくらいは職人さんなら手で簡単に作れますよ」と言ってました。
      どう見ても3D-CADで描いた3次元曲面なのに。
      少数限定なら手で作った方が速いみたいです。
      数増えたらZAS型なりコンクリ型なりを起こした方が速いんでしょうけど。
      • by Anonymous Coward
        航空機の翼などの特殊な曲面はCADでも職人的な手法がないと、CAMでまともに使える局面が作成できませんから、
        もしかしたらその点を指しているとか…

        #なわけないか
        #職人技じゃ無理
        • by Anonymous Coward
          いえ、手曲げって言ってました。
          これくらいなら簡単ですよって
      • by Anonymous Coward
        タンカーの船体なんて巨大なものも、職人が曲げてますよ。テレビでやってた。
        CADで設計されたデータをもとに、分割された鉄板をプレスして大まかな形をつくり、あとは職人がバーナーであぶって治具を当てながら整形し、接合。
        簡単な部分は若い職人が、複雑な部分はベテランがやるそうです。
  • by Anonymous Coward on 2008年09月03日 14時00分 (#1414537)
    画像見ると、マンガに出てくるようなアンドロイドの修理、の光景に似てますね。

    あの腕が自分の腹に迫ってきたら結構恐い。。。
    • Re:手術ロボットの画像 (スコア:1, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2008年09月03日 14時50分 (#1414592)
      首を切られたIT管理者が、最後っ屁として会社のシステムにいろいろいたずらを仕掛けていく
      とかいうのが最近話題だが、病院の経営者におかれましては、システム管理者に常に手厚い待遇を
      与えておいてくださるよう、お願いしたいところだ。

      手術の途中で、いままで医者の手の動きを1/100倍にして精密作業を可能にしていたアームが
      いきなり1000倍拡大モードになったり、ランダムに切り刻みを始めたりしたらと思うと。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2008年09月03日 23時12分 (#1414991)
    「コットスに手術を頼むか?」

    って思い出した。

    #って、士郎正宗的に言うとマスター・スレイブなシステムなのね。
    #それだけですんで、ACでお願いします。
  • by Anonymous Coward on 2008年09月04日 10時18分 (#1415260)
    これ、消耗品のさきっぽが高いんだよね。
    インクやトナーで稼ぐプリンタみたいなもん?

    手術費用が安く入院期間が長い人による手術か、
    手術費用が高く入院期間が短いロボットによる手術か。

    でも、ロボットによる手術ってのは語弊があるよね。
    あくまでもマニピュレーターによる手術であって、
    ロボットが手術を司っている訳ではない。
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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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