富士フイルム、エボラ出血熱対策に向け抗インフルエンザウイルス薬を追加生産へ 23
ストーリー by hylom
うまくいってほしいものだ 部門より
うまくいってほしいものだ 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
富士フイルム傘下の富山化学工業が開発した抗インフルエンザウイルス薬「アビガン錠」がエボラ出血熱対策として追加生産されるという(ニュースリリース)。
アビガン錠はエボラウイルスに対して抗ウイルス効果を有するとのマウス実験の結果が公表されており、西アフリカから欧州に緊急搬送されたエボラ出血熱患者複数人に対し、緊急対応として投与されているとのこと。今後ギニアでエボラ出血熱に対するアビガン錠の臨床試験が予定されているとのことで、効果や安全性が認められればより大規模な臨床試験が行われるとのことで、感染規模がさらに拡大した場合においても十分な量を継続的に供給可能とするため追加生産を行うという。
それにしてもこの会社 (スコア:2)
デジカメ全盛で、かつては主力だった銀塩フイルム関連市場が思いっ切り縮小なところを、うまく生き延びれるような施策が採れた気がする。
(FUJICは知らない世代なのでID)
Re: (スコア:0)
ファビピラビルはあまり会社の生き残りには貢献しないと思うけど。
エボラの流行なんて数年に1度ぐらいの頻度でしか起きないし、これまでは、発生してもたいてい数十~数百人程度の感染者で終わっていた。
今回はエボラのかつて無い大流行といっても、せいぜい感染者は数万人どまり。
つまり滅多に必要にならないし、需要があったとしてもほんの少し。
何年かに一度、数百~数千人分売れたとしても、それで会社を支えるのは無理だ。
ちなみに今回は臨床試験も終わってない試験段階の薬ということからか、
Re: (スコア:0)
生き残れたのでいいのだろうけど、傍からみると対応遅いよな、と思ってた。
アビガン (スコア:1)
この無駄に強そうな、それでいてガンプラのパチもんMSのようなネーミング。
一体どういう由来なんだろう?
Zmappもそうだけど、エボラ関連はインパクトの有る薬名が似合う。
デジタルメガフレア! (スコア:1)
どうせなら農薬の名前のくらい突き抜けても…
スーパーコシヒカリ (スコア:2)
農産物の名前が究極戦隊だったときのショックときたら.
# 最強のまぬけ獣でも倒せそう
Re:スーパーコシヒカリ (スコア:2)
スーパーササニシキではないのかオシイ
Re:アビガン (スコア:1)
「感染らないんです」
Re:アビガン (スコア:1)
エボコロリ
Re: (スコア:0)
感染予防薬じゃなくて、治療薬だから。
Re: (スコア:0)
元々は化粧品として開発が始まったので「あ、美顔」が由来とか(嘘)
#美白材ってハイドロキノン使ったりするらしいですね。そりゃ白くなるだろうけど。
サル実験の結果はどうなっとるんじゃ~い (スコア:0)
富士フイルムのインフル治験薬、エボラ出血熱治療に有望か [bloomberg.co.jp]
サルを使った試験の暫定的なデータは9月中旬に得られる見通しだとしている。
もう10月の下旬だぞい。
Re:サル実験の結果はどうなっとるんじゃ~い (スコア:3)
フランス、日本のエボラ未承認薬を臨床試験へ
http://www.yomiuri.co.jp/science/20141021-OYT1T50122.html
薬を投与しなくても自力で治っている人はいるようで、こういう試験をやらないと
本当に薬のおかげかわかんないんですね。
Re: (スコア:0)
小保方さんの実験とどっちが早いか勝負してもらいましょうか。
抗血清 (スコア:0)
を分析してエボラの特効薬って作れないの?
Re:抗血清 (スコア:1)
それがZMappだよん。
Re: (スコア:0)
「エボラ 血清」で調べてパッと出てこなかったので
ここで聞かなければファビフィラピル以外ないのかと思い過ごすところでした。
情報ありがとうございます。
核酸と化学構造が似てるなあ。RNAの合成を阻害するから当たり前だけど。 (スコア:0)
そんなことより催奇形性の件はどうするんだろ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%93%E3%83%94%E3%8... [wikipedia.org]
Re:核酸と化学構造が似てるなあ。RNAの合成を阻害するから当たり前だけど。 (スコア:1)
核酸と化学構造が似てるなあ。RNAの合成を阻害するから当たり前だけど。
そんなに似てるかなぁ。
核酸の化学構造 [wikipedia.org] ファビピラビル [wikipedia.org]
そもそも、ファビピラビルはプロドラッグと呼ばれるタイプの薬で、体内に入ってから化学変化を起こして活性体に変わり、
薬として作用するようになる物。
ファビピラビルの活性体はこんな化学構造(一番下の図T-705RTPと書かれているもの) [operonlabs.com]
こちらのほうは確かにリボヌクレオチドの構造に似ている。RNAポリメラーゼが取り違えるというのも、さもありなんと言う感じ。
Re: (スコア:0)
そのページの「用法」欄に書かれてるやり方を厳格に守る…で良いのでは?
Re: (スコア:0)
生きるか死ぬかって時に催奇性なんて気にしてられっかよ!
ってことじゃないでしょうか。
#ってか、エボラ感染が疑われてるときに粘膜接触行為とかは自粛して頂きたい…
Re: (スコア:0)
根本的に解決しようと思うと化合物の選定からやりなおしなので、候補化合物が見つかるまで余裕で年単位かかりますしね。
(実際は運とか作用機序とかでずっと短縮される可能性も無いではないが、何にせよ数ヶ月で「どうすんだ?」って言われても困る話)
Re: (スコア:0)
> 催奇形性の件はどうするんだろ。
全感染者の中で、妊娠中である女性の比率なんてそう高くないでしょう。女性であっても妊娠していなければ何の問題も無いし。
男性の場合は精液にも移行するけど、どっちにしろ、治癒して服用をやめたあと1週間待てば問題はなくなるわけで。
インフルエンザのように致死率がそれほど高くない場合には催奇性は問題となることもあるでしょうけど、エボラのように致死率が高い病気ならば、仮に妊娠中であったとしても投薬する価値はあると思うけど。投与したのち中絶、という手も残されるわけだし。