ソフトバンクが1億4000万円の所得隠しを行っていたと報じられている(日テレNEWS24、日経新聞)。問題とされたのが、ガスメーター無線検針装置関連の開発事業で、装置の一部しか納品されず開発が終わっていないにもかかわらず、開発が完了し装置が納品されたように処理、約1億4000万円を経費として計上していたという。
実際には (スコア:1)
開発終わったと報告だけ上げてて、誰も確認してなかったりして
同社や関係者によると、所得隠しを指摘されたのは外部委託したガスメーター無線検針装置に関連した開発事業。同社は開発が完了したとして経費約1億4000万円を計上していたが、実際には装置の一部しか納品されず開発が終わっていなかったという。
Re: (スコア:0)
意図的で悪質だったとの判断ですが
開発遅れが所得になる不思議…… (スコア:1)
やってることは経費に付け替えであって所得は発生してない気がするんだけど、税制的には所得隠しって扱いになるのこれ?
なんか用語の使い方にすさまじく違和感が……。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:開発遅れが所得になる不思議…… (スコア:5, 参考になる)
#詳しくないのでざっくりです。
開発完了・納品まで終わって初めて経費計上できる。
収入から経費を差し引いて所得を決めるのだけれど、計上できない経費を計上しちゃうと本来より所得が少なく見える。
=納税額が減るわけで、税務署からすれば徴税回避の所得隠しとなります。
Re:開発遅れが所得になる不思議…… (スコア:2)
Re: (スコア:0)
もちろん出来ますよ?
Re: (スコア:0)
> 開発完了・納品まで終わって初めて経費計上できる。
正確にいうと納品された(開発会社に支払を行った)だけだと、現金が資産に変換されただけで、
経費扱いにはできない。
実際に事業に利用を開始した段階で、耐用年数に応じた減価償却が行われて経費計上できる。
モノが研究用だったら、少し違うけど、こちらの場合も単に納品されただけでは経費計上はできない。
Re: (スコア:0)
だったら、(ウォーターフォールじゃない)アジャイルな評価が不可能じゃない?
Re:開発遅れが所得になる不思議…… (スコア:1)
アジャイルは扱ったことがないからあくまで想像だけど、
1回目のリリース:減価償却分を経費計上
2回目のリリース:
単なるバグ修正の場合は修繕費として全額経費計上
機能追加の場合は、減価償却された資産額に2回眼のリリースに要した費用を追加して、減価償却(耐用年数はリセット)
じゃないかな(リリースが同じ月内とかだとすこし違うけど)。
経費のことなので、実際のお金の支払とは独立しているので注意。
ただ、気を付けないといけないのは、上記はあうまで私の考えで、基本的に税務署(あるいは裁判所)
から認められる必要があること。
きちんと説明できないと、最終リリースまで経費計上が認められない可能性もあるので注意。
上記の場合だと、すべての機能がそろっていない(=開発が終わっていない)という理由で
1回目のリリースでの経費計上が認められず、このトピックでの事例同様に所得隠しといわ
れる可能性もある(特に会計年度が異なる場合)。
Re:開発遅れが所得になる不思議…… (スコア:3, 興味深い)
# コンプライアンス関係の教育で教わってきた
Re:開発遅れが所得になる不思議…… (スコア:1)
ちょいと補足。
税法上の所得とは「個人ないし法人の収入から、必要経費や税法上の控除をし、課税額を判定するために算定した額のことをさす。」だそうで。
(Wikipedia [wikipedia.org]より)
Re: (スコア:0)
もひとつおまけ
税務会計上の所得は財務会計上の税引き前純利益に相当するけど、必要経費のカウントの仕方が違う
(税務会計上は必要経費が制限される(無駄に経費を増やし所得を減らす節税への対策)が、
財務会計上は実際何に使ったかが重要なので必要経費は必要経費。)ので微妙に異なるらしい。
悪事が早々にバレるとはハゲも耄碌したな! (スコア:1)
と思っていたら、何でそんな不特定多数の企業に刺さりそうな話に。
どういう話なのでありましょうか。
とりあえず納品して、あとは手厚いフィールドサポートでなんとかする!なんて話が引っかかったのだとしたら、これからいろんな会社がしょっぴかれて行きそうな……
Re: (スコア:0)
ハゲだけあって不正を髪隠しせずに白日の下にさらしたんでせう
Re: (スコア:0)
納期に間に合わないけど今期の売り上げにしたいからとりあえず一部だけ納品してそれで検品してもらう、相手も今期中に決算したいからそれで但し書きをつけて受領する、と言う感じでしょうかね。
このやり方は税制上問題あったんですね。
第5四半期 (スコア:1)
大学で、外部資金を*翌年*の夏休みまでに消化 なーんてことに慣れてしまって、企業でも同じ感覚でやったらダメですよ
こんなんシステム開発ではよくある話では (スコア:0)
>装置の一部しか納品されず開発が終わっていないにもかかわらず、開発が完了し装置が納品されたように処理
んー?んんー??これで所得隠し???
うちが今やってる受託開発だって、進捗ダメだけど後でやるからってことで適当な納品物しかだしてないときあるんだけど、この理論だとアウトじゃね?
物理的なものがあったから目をつけられた???
Re:こんなんシステム開発ではよくある話では (スコア:1)
これが所得隠しになるなら
・仕様変更一切なし、必要な場合は工程を分けて別案件
・設計/実装変更も不可、外的要因で問題が発生しても何とかしろ
・開発が終ったのに実務部門の調整が出来ていないなんて認めない、プロジェクト遂行が何より優先
みたいになってしまうけど・・・・そんなんで現場回せるのか???
何処のシステム開発でもよくあるだろう。
システムじゃなくたって、期末なんかは複合機全台の入れ替えと設定が終っていませんが、〆の関係で検収だけ挙げさせてください・・・なんて事もあるだろう。
叩いても誇りが出てこなかった(見つけられなかった)からって、こんなことで吊るし上げか??
国税局も無能っぷりを発揮するようになってきたなぁ。
Re: (スコア:0)
どんな理論を組み立てると、そんな全く関連性のないものに発想を発展できるのか。
# 風桶屋みたいなもんか。
Re: (スコア:0)
とりあえず簿記3級ぐらいは理解してみようか。。。
#ゲンバガーで済むんだったら国家そのものが不要ですな。
Re: (スコア:0)
ハードさえ納期までに納入しとけば、ソフトはポエム焼いたCDでOK。
Re:こんなんシステム開発ではよくある話では (スコア:1)
Re: (スコア:0)
開発途中の部分は抜いて、やった分だけ仕掛として処理すりゃよかったんじゃないかな。
Re: (スコア:0)
>>装置の一部しか納品されず開発が終わっていないにもかかわらず、開発が完了し装置が納品されたように処理
>
>んー?んんー??これで所得隠し???
架空計上なんだから当たり前だろw
Re: (スコア:0)
年度末付近だと予算は下りてるが、支払いが年度を超えると困るので検収してしまう・・・
取りかかってもない案件の要件定義費用が終わってることになってるとか・・・
書類上はプロジェクトが完了しているのに、なぜか定例ミーティングが続いてるとか・・・
年明けると良く聞く話な気が・・・
Re: (スコア:0)
>うちが今やってる受託開発だって、進捗ダメだけど後でやるからってことで適当な納品物しかだしてないときあるんだけど、この理論だとアウトじゃね?
あなたの納品先も(経費として計上していたら)所得隠しということです。
追徴課税分は、次期の契約金額から、つまりあなたの給料から引かれるかもしれませんね。
ソフトバンクにとって1億4000万円は些細な額 (スコア:0)
引用されている日経の記事から。
経理ミスなども含めた申告漏れ総額は過去3年間で約62億円。全体の追徴税額は約17億円で、(以下略)
3年間で見れば、この開発にかかわる所得隠しは全体の3%未満。ソフトバンクではよくあること。
Re:ソフトバンクにとって1億4000万円は些細な額 (スコア:1)
そんなに金あるなら今からでもいいから個人情報流出1件500円の悪行を取り消してくれないかな
Re: (スコア:0)
有利子負債15兆の返済があるから無理やろ
Re: (スコア:0)
有利子負債15兆の前には塵芥のレベル
減価償却費の超過計上など経理ミス (スコア:0)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171203/k10011244871000.html [nhk.or.jp]
関係者によりますと、ソフトバンクは携帯電話の通信用アンテナの耐用年数を30年に設定し、1年当たりの資産の目減り分を毎年の減価償却費として税務申告していたということです。
これについて、東京国税局から「耐用年数は40年とすべきで、減価償却費を過大に計上している」などとして、おととしまでの3年間におよそ62億円の申告漏れを指摘されたということです。
周波数帯がポコポ
アンテナ自体じゃなさそう (スコア:0)
減価償却資産の耐用年数等に関する省令 [e-gov.go.jp]によれば、放送用又は無線通信用のもののアンテナは10年とあります。アンテナを支持している鉄塔等のことを指しているのではないでしょうか。
KDDIの先例があった [ameblo.jp]
Re: (スコア:0)
>周波数帯がポコポコ変わり、それに合わせてアンテナ+親通信機を逐次更新している
それは設備の耐用年数とは別の話で、更新時には簿価で損金に落とせますから・・・
といいつつ、パソコンが耐用年数4年というのはちょっと今のご時勢に合わない感じですかねぇ
Re: (スコア:0)
2010年発表のPCを見ていると、ATOM機以外はまだまだ使えますね
当方のThinkPad X201sも快適です
かといってあんまり耐用年数を伸ばしても景気に悪影響があるかな
Re:減価償却費の超過計上など経理ミス (スコア:1)
本来は故障等で使えなくなるってのが耐用年数のはずなんですが、
PCの場合は今までの経緯から陳腐化が耐用年数を決めてた部分がありますからねぇ
それがPCの性能アップが緩やかになって陳腐化が長くなってきましたからね・・・
#まだソフトのサポートの問題があるけれど。