
カナダ政府が導入したIBMの給与システム、不具合だらけで損害額は7億ドル以上 67
ストーリー by hylom
日本だけの話じゃなかったのか 部門より
日本だけの話じゃなかったのか 部門より
カナダ政府がIBMに発注した給与システム「Phoenix」が正常に動作せず、7億ドル以上の損害が発生しているという(register、GIGAZINE)。
このシステムは約570万カナダドルで発注されたもので、2016年に稼働。 OracleのPeopleSoftプラットフォームを採用し、カナダ政府の46の機関で給与支払い処理に使用する予定だったという。しかし、稼働後に1000以上の不具合が報告され、システムが正常に動かないという問題が発生。数千人もの職員に影響が出て、給与が支払われなかったり、本来の金額とは異なる金額が支払われるといったトラブルも起きているという。
カナダ政府はこの問題を解決するために多くの人員を投入しており、これまでにトータルでかかったサポートコストは約9億カナダドルで、それ以外のコストも合わせる損害額は10億カナダドル(約7.7億ドル)以上になるという。
現野党(前与党)がやらかしちゃった負の遺産 (スコア:1)
2008年 (前与党時代)フェニックスシステム導入が決まる
2015年 政権与党がカナダ保守党(前与党)からカナダ自由党(現与党)に替わる
2016年 フェニックスシステム稼働開始。トラブル発生
政府職員側の人のコメント
>「企業というものはスケジュールが行き詰まり、追加の製品試験を無視する必要が起きると、IBMのように準備が整うまでプロジェクトを遅らせることを断固として許しません。その兆候を政府高官たちは良く知っておくべきでした。IBMは政府とサポートを含めた契約を結んでいるために、IBMは所定の契約内容を履行できていないにもかかわらず、請負契約を延期する可能性が生まれます。これにより、IBMにとっては『大金が転がり込み続ける』ことを意味します」とコメント
但しIBM側もやらかした過去があるもよう
>IBMが給与システムのトラブルの火中にいたことは今回が初めてではありません。オーストラリアのクイーンズランド州でも、同様のプロジェクトを廃止して契約が解除される一件が起こっており
現与党の財務大臣のコメント
>前政権がフェニックス・プロジェクトを実装するために必要な社員を解雇するというミスをしていたということを発表
前与党の負の遺産で、IBMを選定してしまったのも含めていろいろ失敗している。
要件定義の段階で必要な社員を解雇していたり、プロジェクト進捗が遅延、
しかしIBMは契約に従って設計・実装・サポートを淡々と推し進め、
破綻した成果物でも、契約上は問題ない(?)ということかな。
日本でもよくあるデスマが垣間見える案件だけど(みずほとか)、
規模が大きいのと国をまたがる問題発生というところが新しいところか。
現野党(前与党)がやらかしちゃったというのも日本に似ている。
Re: (スコア:0, オフトピック)
> 現野党(前与党)がやらかしちゃったというのも日本に似ている。
「前与党だからやらかしたのであって現与党ならやってねーよ」という論拠がない。(そんなもの証明できるはずもない)
そして政権交代なんてほぼほぼ無かった日本が似てるという偏向。
# 現与党(日本)の支持者(信者)なんてたいていこの程度
つうかGIGAZINEの記事もまあまあひどいね。
Re: (スコア:0)
被害妄想?
政府系のシステムだから現野党(前与党)という話で、企業だったら前取締役会とか前社長とかでしょ。
やっぱりデスマ案件じゃない。
Re: (スコア:0)
消費税増税も少子高齢化もやらかしたのは現与党ですが
Re: (スコア:0, フレームのもと)
世界中の先進国で問題になっていることを日本の政党の責任にしちゃうメンタリティは良いね。
Re: (スコア:0)
不作為の責任というのを無視するメンタリティも良い
Re: (スコア:0)
だよね。その問題を解決してもらうために高い給料払ってんのに。
難しい問題だから無理でしたでは済まないのよ?首をかけてやってもらわないと。
Re: (スコア:0)
>だよね。その問題を解決してもらうために高い給料払ってんのに。
雇い主様から一言
Re:現野党(前与党)がやらかしちゃった負の遺産 (スコア:2)
高い給料を払ってもらうかどうにかして、根本的に問題解決できた国(政党)はどこだろう。とぐぐってみた。
内閣府ホーム > 内閣府の政策 > 経済財政政策 > 経済財政諮問会議 > 専門調査会情報等 > 「選択する未来」委員会 > 選択する未来 > Q6 少子化対策に成功している海外の事例はありますか
http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/future/sentaku/s3_1_6.html [cao.go.jp]
家族関係政府支出を見ると、日本では現物給付よりも現金給付の割合が高い特徴がある。そして、現物給付の割合が大きい国は、出生率においても高い傾向がある。
生活の補助や手当は、現金を支給するよりも現物支給のほうが効果あるらしい。
でも、日本ではそれが難しい・・・のかな。
Re: (スコア:0)
辺野古や諌早では?
一説には、厚生労働省の腐った集計資料も、現野党(前与党)がやらかしちゃった負の遺産説もあるし、
現野党(前与党)政権の菅総理+長妻厚労大臣が、担当者4人に減給処分を下しただけの東北厚生局文書改竄事件が前例となって、財務省に厳罰が下せず、内閣総辞職も前例に反するし、
尖閣諸島中国漁船船長釈放の為に、大阪地検特捜部主任検事証拠改竄事件とのバーターで存続した検察特捜部が、只でさえ難工事のリニア工事にちょっかい出して、工事失敗確率を上げに掛かってるし(まあこれは現与党(前野党)が財政投融資やらかしちゃったせいでもあるが)。
Re: (スコア:0)
諫早は金丸が見直そうとした大臣の首を飛ばしたとかなんとか、結構闇は深い。
厚労省の件は、資料が集まった頃には政権交代してたから、使い方を誤ったのは自民党だ。
何でも民主党のせいにするのは足立(康史)だけにしとけ!って親から教わらなかったのか?
画期的統合完全切替退路無し案件 (スコア:1)
なぜ、人類はみずほの失敗を体験した後でも、全く同様の案件を設定してしまうのか…。
身近にあるだけでも去年2件も体験したしな…。
Re: (スコア:0)
経営者が現場を知らない高学歴のアホだから
受け入れ試験は? (スコア:0)
受け入れ試験はしたのかな?
海外でもか (スコア:0)
IBMがトラブルシステムを納品するのは日本に限った話じゃないんだな。
Re: (スコア:0)
炎上案件の方が売上になる(not 儲かる)のも同じ模様
この件に関してIBMには (スコア:0)
「カナダからの手紙」 [wikipedia.org]が届いてます。
Re:この件に関してIBMには (スコア:1)
Re: (スコア:0)
「後ろから前からどうぞ」って?
Re: (スコア:0)
「右から来たものを左へ受け流す」って?
Re: (スコア:0)
Re:この件に関してIBMには (スコア:1)
Re: (スコア:0)
畑中葉子ネタが反射的に出てくる人はおっさん
Re:この件に関してIBMには (スコア:1)
おっさん通り越してじじいかも。
Re: (スコア:0)
電波少年で(畑中葉子に?だったか)電話して歌わせていたのは酷かった
時差かなんかで寝ていたけど歌った方もえらいけど
カナダドル カナダドルって (スコア:0)
なんかいちいち言ったり書いたりするのめんどくさい気がするんですが、現地の人はどうしてんですかね?
ドルって略するとそれはそれでいろいろ面倒なことになりそうだし。。
Re: (スコア:0)
まだカナダなんて短いから。
ニュージーランドドルとかオーストラリアドルとかシンガポールドルとかジンバブエドルとか。
めんどくさいからドルって言ってんじゃないの。
Re: (スコア:0)
オージードルとかキャンドルとか
Re: (スコア:0)
縁起のいいドル
寿限無寿限無…長久命の長助ドル
Re: (スコア:0)
あえて区別するときは、カナダドル、USドルでしょうけど。
今回のストーリーのように、カナダドルとドルが混在してると、どっちやねんとなりますが。
Re:カナダドル カナダドルって (スコア:1)
Re: (スコア:0)
日本の通貨だってJPYだろ
Re:カナダドル カナダドルって (スコア:1)
# 中国元、韓国ウォンが「圓」なので
Re: (スコア:0)
ナイアガラのようなアメリカからの観光客が多いところはもちろん、大きめの街では大概の店で使えます。
なので、「現地でも区別するときはドル」という書き方をしましたが、あくまで観光客目線であって、もちろん現地人にとってはそれも含めて対外的といえるので、おっしゃる通りではあります。
一度だけ面白い冗談 (スコア:0)
> 本来の金額とは異なる金額が支払われる
役所の清掃係に1京ドル+本来の給与相当額の小切手を発行した、とかかな。
Re: (スコア:0)
まさか、兄貴ではなく相棒の方がやらかすとはな
ビット化け対策が抜けてんのかな (スコア:0)
peopleのパッケージは対策してないって事は無いだろうから
カスタム部分の化け化け計算を中央へ返して検証してないとか?
Re: (スコア:0)
Oracleが買収後どのくらいいじったのか知りませんが、PeopleSoftで政府システムは無理ですよ。
機関が1つならともかく、46の機関がパッケージの事情に合わせてくれるわけがない。
ビット化けとかそういう話じゃなく、支給条件控除条件が複雑すぎて入力ができないとか、同じく計算ができないとか。
給与管理ってそんなに難しい? (スコア:0)
給与の計算機による管理なんて計算機の初期どころかタビュレーティングマシンの時代からIBMはやってきたと思うけどそんなに難しい?
コンピューターの進歩を考えれば計算資源としてはスマホ一台でもできなくはないくらいじゃないの?
いろんなUIとか複雑な評価とか労働時間管理とか、今時の給与システムなら機能てんこ盛りでこんな値段になってるのかな?
Re:給与管理ってそんなに難しい? (スコア:1)
統合の規模の桁が違う。
政府職員とあるように、職種だけでも、警察、消防、刑務所、湾岸警備、兵士、一般事務、教師、研究職、ごみ収集、交通、外交官ほか、これに階級、勤務地別(国内ローカルルール(特別手当)、国内僻地勤務手当、外国ローカルルール)、障害者雇用枠
勤怠管理だって、24時間休みなしで働く警察、消防、刑務所、軍隊、気象庁、それぞれに固有のルールがあるだろうし。
仕様書を印刷したら壁一面埋まるぐらいの量になるんじゃないかな。
普通のベンダーなら、やる前からさじを投げる。
日本の役所だって、役所毎にローカルルールがあるんだし。カナダも似たものだろう。
Re: (スコア:0)
なるほどそれは大変だろう。
しかしそんな規模になれば動いた瞬間から対応できなくなっていきそうだ。
もはやドキュメントとプログラムを同時出力する当該部門が理解できる給与システム言語を開発するとか、自然言語解析を行って給与を決定するとか、そういう発想まで必要かもしれない。
だからこそのサポート契約というか、サポートなしでやっていけないのを込みな気もする。
Re: (スコア:0)
Phenixシステムの内容はわからんけど結構複雑な計算とかやってるよ
勤怠、発令、給与、税務、…
でも一番やらかしやすいのは、業務に合わせてカスタマイズした処理だったり
Re: (スコア:0)
それってそんなに難しいかなぁ?
コードとしても数百行で済みそうだし、何十年前の計算機でも対処できそう。
…と思って別コメントのリンク [it.srad.jp]を読んだら「米国防総省の給与システム700万行」だって。
計算機の性能としては余裕だけど案外複雑なシステムなんだな。
Re: (スコア:0)
ざっと考えてみると。
基本給、残業、有給ぐらいしか考えないと簡単そうに見えるでしょう。定型しかないように。
だが、実際は。
「欠勤や遅刻、懲戒による一時的減給」や各種手当(出張費や交通費)とか例外が多い処理なんでは?
また、人によって計算方法自体が変わるでしょう。
「年金」や「地方税(住民税・所得税)」なんかは日本でも天引きで地方ごとに代わりますよね。
Re:給与管理ってそんなに難しい? (スコア:1)
「昇格」「降格」や「異動」に伴う支給額の変更を計算したり
評価を点数化して賞与額の計算とか色々やったりやらなかったり。
#以前ちょっと関わった給与システムの話
Re: (スコア:0)
目的はコストダウンなので、人件費より安けりゃいいんじゃないの。
7億ドルなんてかわいいもの。こっちは10億ドルだぜ(by米軍) (スコア:0)
https://it.srad.jp/story/13/07/14/0555217/ [it.srad.jp]
こっちだと更新不可能と言われちゃってるけどその後どうしたんだろ。
こっちもIBMだったりして(風評
落ちぶれた中世ジャップランドは海外を見習え(笑) (スコア:0)
なんで日本政府や日本企業だけがおかしな事やってると思っちゃうの?
Bigblue forever (スコア:0)
せめて美しいうちに歴史の1ページになろうぜ・・・
ちょっと待って欲しい (スコア:0)
2年間で700億円のサポートコストって、ちょっと盛りすぎじゃね?フルタイムで2,3千人ぐらい雇えるような…。