新明和とヤマハが小型航空機を開発 51
ストーリー by nagazou
代替需要狙い? 部門より
代替需要狙い? 部門より
maia 曰く、
9月21日、新明和工業とヤマハ発動機が小型航空機(XU-L)の初期飛行試験を実施した(日経、ヤマハのニュースリリース、新明和のニュースリリース)。機体は新明和、エンジンはヤマハの既存の499cc直列2気筒エンジン。機体デザインは非常にクラシックな軽飛行機で、ドア上の窓がない(つまり最高速度は早くない)。詳細不明だが、ウルトラライトプレーンに近い、または該当するかと思われる。両社がどういう見通しを持っているのかいまいちよく分からないが、この路線で実用化に向かうのであろうか。
窓が!窓が! (スコア:2)
ドア上の窓がない(つまり最高速度は早くない)。
どういう理論?どういう形?と思ったけど、ないのは窓じゃなくてドアじゃん。
Re:窓が!窓が! (スコア:2)
失礼しました。ドアごと無かったです。
Re:窓が!窓が! (スコア:2)
単発レシプロ機の速度域はだいたい上が350km/hとか秒速90m/s程度までですが、その速度の風が機内に吹き荒れている状態で安全に航空機を操縦するのはあまり容易ではないです。したがってその速度域での使用が設計スコープ外であることが推測し得ます。
Re: (スコア:0)
とは言え、2次大戦開幕前後は屋根なし吹きさらしコクピットの戦闘機が400キロ台で飛び回ってたからな。
設計次第だろ。
Re: (スコア:0)
特に離着陸時機首上げ時に前下方の視界が悪い当時の単発機で、当時の飛行機パイロットは風の動きで横ずれ等を把握していたらしく、コックピットがクローズになる事に反発が大きかったと聞いた事がある。
「単発レシプロ機の速度域はだいたい上が350km/hとか秒速90m/s程度までですが」頭に「現代の」を付けるべきでしょう。F8F改造のレーサー『Rare Bear』が低空飛行で850 km/hを記録しており、中空域ではもっと速い可能性があったそうです。
https://en.wikipedia.org/wiki/Rare_Bear [wikipedia.org]
オープンコックピット自動車レーシングカーでは、サーキットで最速400km/h程度ですが、ドラッグレースになると500km/hを越えてくるそうです。
Re: (スコア:0)
地中海アフリカでは風防取っ払ってた第二次大戦中のイタリアパイロットもロシアに派遣されたときはちゃんと閉めてた
Re: (スコア:0)
出たっ軍用の特殊な例をあげる極論マン!
成仏せよ!成仏せよ!
Re: (スコア:0)
ヤマハだから飛びながら楽器を演奏して周囲に聞かせるのかもよ。そのため窓というかドアがない。
#ヘリで演奏するシュトックハウゼンの曲は前に「題名のない音楽会」で見た
Re:窓が!窓が! (スコア:1)
飛びながら演奏じゃなくて宣伝放送流すのは八尾の風物詩だったな
Re: (スコア:0)
ヤマハのスピーカーでも良いな。
ワルキューレの騎行(あるいは戦術音楽ユニットワルキューレ)
軽量スポーツ機? (スコア:2)
この前世界一周の過程で飛んできたような、軽量スポーツ機のカテゴリなのかな?
今年の8月に日本でも条件付きで飛べるようになったそうで。
Re:軽量スポーツ機? (スコア:2)
LSA機でよく使われるロータックスエンジンは1200ccで110hpくらい(ターボ付きもあるよ!)なので、ヤマハのは結構小さいですね。
水平対向じゃなくて直列エンジンだし、むしろ固定翼ドローンとかに良さそう。
タイトル詐欺? (スコア:1, 興味深い)
リンクされているリリースを読めばわかると思うが、新明和とヤマハが小型航空機を開発したわけではない。
新明和工業にて調達・組立した機体にヤマハのエンジンを載せた試験機を使った初期飛行試験を実施した事が報じられているのみ。
共同研究の目的は過去のニュースリリースに書かれている。
ヤマハ発動機と新明和工業が「次世代小型航空機」の共同研究に関する契約を締結 2021年06月29日発表 [yamaha-motor.com]
既存エンジンを使ってるのがポイント? (スコア:0)
航空機専用で作るのじゃないから生産コストで有利に立てるとか?
Re: (スコア:0)
バイクを探してもそれらしいのが見当たらないと思ったらスノーモービル用か。
http://joetsu-tdsports.main.jp/official/yamaha-snowmobile-2021/ [joetsu-tdsports.main.jp]
Re:既存エンジンを使ってるのがポイント? (スコア:1)
該当しそうなエンジン載ってる機種は2021年で終売になってるので、生産コスト云々じゃなさそうですね。
研究レベルだしありもので使えそうな性能のもの流用してみたってところかな。
Re: (スコア:0)
あくまで共同研究の成果であって商品化前提ではないみたいですよ。
製品として売ろうとするとたぶん耐空証明取得のハードルが上がってそこでお金がかかる。
Re: (スコア:0)
・輸入ピアノの販売・修理→自社でも生産→木工が得意に
・戦時中、軍から「木工できるんなら戦闘機のプロペラ作れ」
・プロペラ作ったから、ついでにエンジンも作った
みたいな流れなので、プロペラも既存品かも
写真を見るときれいな白木の色をしてますね。
Re: (スコア:0)
実際にはヤマハがプロペラ作っていた当時にはエンジンは作っていないらしく、ヤマハがバイクを売り出したのは1954年と比較的遅い。
Re: (スコア:0)
プロペラって金属プレスか切削で作るんじゃないの?
昔、ヤマハが木で作ったのは、プレスの金型の元になる木型とかじゃなくて?
Re: (スコア:0)
木製プロペラ(削り出し)の時代があったのですよ。
その後全金属製になりましたが。
今はFRP(繊維強化プラスチック)などもあって、ある意味先祖返り。
(木材は繊維(セルロース)を樹脂(リグニン)で固めたもの)
Re: (スコア:0)
ヤマハコピペ完全版
https://persol-tech-s.co.jp/i-engineer/interesting/yamaha-history [persol-tech-s.co.jp]
一般人の感想 (スコア:0)
「へー、『天突きダンプ』とか『すいちょくゲート』の会社が飛行機作ったんだ」
#事業規模的にどっちが大きいんだろうか
Re: (スコア:0)
どうぞ。
https://www.shinmaywa.co.jp/ir/pdf/99_1_FR.pdf [shinmaywa.co.jp]
売り上げの半分が特装車ですね。
米軍の偉い人が海上自衛隊に視察に来るくらい優れた水上機(US-2)を作る会社。
(まあ世界的に水上機のノウハウがある先進国が珍しいんだけど)
Re: (スコア:0)
一般人なんだろうか?
# 何で魚コードの会社が?とおもったらあっちは明和電気だったは
Re: (スコア:0)
新明和といえば飛行艇US-2のイメージ。
ということで次は小型飛行艇ですね。ヤマハは船舶部門もあるし、しっくりくる。
Re: (スコア:0)
ちなみに新明和の本社は海のない兵庫県宝塚市
> 次は小型飛行艇ですね。
飛行艇というのは胴体が着水するタイプの水上機のことでして、小型機ならフロートのみで着水した方がいいみたいです。
Re:一般人の感想 (スコア:1)
Re: (スコア:0)
全長 3m × 全幅 4m × 全高 0.9m 規模でも飛行艇は成立する。
実用性は低かろうが。
https://www.shinmaywa.co.jp/aircraft/news/product_news2022_0905_001502.html [shinmaywa.co.jp]
Re: (スコア:0)
やってる。
https://www.shinmaywa.co.jp/aircraft/news/product_news2022_0905_001502.html [shinmaywa.co.jp]
Re: (スコア:0)
こいつは対潜ドローンに使えそうですね。
Re: (スコア:0)
新明和は元は川西航空機。
二式大艇とか紫電改を作ってた会社。
特装車事業は敗戦後に航空機産業が無くなったので食い扶持のために初めたもの。
# 印刷や駐車場よりは飛行機にちかい事業だな
これで戦争に駆り出されても平気だね! (スコア:0)
自国で飛行機が作れるのは必須条件だもんなぁ
排気量 (スコア:0)
ガソリン燃料の500cc程度のエンジンで飛べることに驚いた
Re: (スコア:0)
なんならパラグライダー(パラモーター)は60~250ccくらい
このくらいが下限だろうか
空気の抵抗はちいさい (スコア:0)
排気量1200cc、100馬力ちょいのエンジンだと
クルマだと時速200キロ出すのはつらいけど
軽飛行機だと軽く時速250キロ出せたりする
路面の抵抗よりも空気抵抗のほうが小さいからなんだよね
Re: (スコア:0)
その気になれば原付のエンジンに換装しても飛べそう
Re: (スコア:0)
100馬力のエンジンでもそれを意識して設計して、長ーい直線道路があれば200Km/hになるでしょう。バイクは簡単に200Km/hになるよ。前面投影面積の差かと。
Re: (スコア:0)
車が飛行機より速度でないのはCD値が飛行機の3倍近くあるからで、空気抵抗のせいだぞ。
Re: (スコア:0)
二輪のほうが空気抵抗は大きい。
二輪は四輪の2倍程度のCD値だそうだ。ほかのコメントによれば二輪なら100馬力で200km/hは簡単だそうだが。
転がり抵抗は四輪のほうが大きそうだけど、どのくらいの速度で全抵抗が逆転するんだろうね。
Re: (スコア:0)
CD値は空気抵抗比じゃなかったっけ
これに前面投影面積を掛けると空気抵抗になるので、
バイクの方が空気抵抗は小さいはず
Re: (スコア:0)
二輪Cdは大きいかもしれないが、前面投影面積が小さければ抵抗は少ない。
Cd(無次元の係数)と抵抗(次元は力)をごっちゃにしないこと。
大小比較に使うなら、前面投影面積あたりの出力が妥当じゃないかな?
Re: (スコア:0)
昔アグスタの小型ヘリがRZV500のエンジン使っていて「なんでMVアグスタじゃないんだ?」とか思ったことが。
次世代小型航空機 (スコア:0)
両社の提携は21年6月
https://bizzine.jp/article/detail/6286 [bizzine.jp]
「両社は今後、次世代小型航空機の事業化の可能性を探るとともに、市場の反応などを参考に方向性を検討していくとしている。」
だそうで。
新明和工業さんというと、高い性能を誇る飛行艇US-2がありますね。海外輸出も期待されていますが乗り出し123億という値付けで
なかなか買い手がつかないとか
https://trafficnews.jp/post/94261/2 [trafficnews.jp]
ヤマハ発動機は研究開発部門で小型飛行機について取り組んでいたようですね。
https://www.nextmobility.jp/car_parts/yamaha-motors-fsr-development-de... [nextmobility.jp]
というわけで、機体設計の新明和とエンジンのヤマハ発というコラボ。
今後どう進むのかちょっと面白そうではあります。
Re: (スコア:0)
というわけで、機体設計の新明和とエンジンのヤマハ発というコラボ。
ただプロペラ航空機(固定翼機・回転翼機)でも、当初はピストン機(基本有鉛ハイオク)でも、出力が上がればガスタービン化する事が多いからなぁ。
ドローン作っちゃう? (スコア:0)
営利企業として不可解な提携に見えるので妄想。ヤマハは興味のままに動く面白い企業ですが、新明和はそうではない。
エアレースやレジャー程度しか用途のない有人小型機にこれから参入するのは、マスの狭さから現実的ではないと思える。
この2社が提携し今後参入が予想される航空分野としては、軍用無人機(一応は産業用無人機も)が最も可能性が高いのではないか。
最初から軍用に向けた提携と発表してしまうと、日本では異常な反発を示す集団が複数いる事と、実際に提携が商売として形になるか見通しが不明である事から、今回のような軽い共同開発案件をまず開始したと考えられる。
1.新明和は防衛産業を主体とする企業で、固定翼の航空機を製造できる
2.ヤマハは小型エンジン技術に秀でており、さらに無人航空機では老舗といえ、過去にノースロップグラマンと協業の実績がある
3.ロシアの侵略戦争で、小型廉価な無人機(ドローン)の活用が大きな注目を浴びた
4.ロシアの侵略戦争によって発生した世界の軍事的危機に合わせ先進国の多くが軍事費を大幅増額しており、日本も例外ではない
防衛相が試験的に提供している軍民両用可能な研究費(安全保障技術研究推進制度)が防衛費の増額によってさらに拡充される可能性を鑑みれば、相応しい技術をもった企業が予算を獲得するため準備を進めるのは当然とも言える。
提携の主体が新明和側にあるようにとれる点も、妄想を加速させる。
Re: (スコア:0)
>エアレースやレジャー程度しか用途のない有人小型機
バイクやレジャーボートはそれなりの市場があるし、YAMAHAの得意分野でもある。いけると踏んでいるのではないか。
Re: (スコア:0)
新明和にとって防衛関係はそれほど主力事業ではないよ。
「ある程度の数を受注して、その分を作ったら終わり」(たまに途中でキャンセルされることもある)といった仕事を柱にはできない。
Re: (スコア:0)
最初から軍用に向けた提携と発表してしまうと、日本では異常な反発を示す集団が複数いる事と、
まーたそうやって脳内でのサヨクの脅威を強調するんだから
今どきいねえよそんなオサヨク様は
ほしい (スコア:0)
ロマンや、国内だけでもいいからこう言うので旅してみたいわー