
日本航空、海上保安庁機と衝突・炎上した516便の機体の一部を保存する方向で検討 29
ストーリー by nagazou
保存 部門より
保存 部門より
headless 曰く、
日本航空が羽田空港で海上保安庁機と衝突・炎上した 516 便のエアバス A350-900 の機体の一部を保存する方向で検討を始めているそうだ (読売新聞の記事、 テレ東BIZ のニュース動画)。
516 便は 2 日、羽田空港 C 滑走路に着陸直後に海上保安庁機と衝突・炎上した。516 便の乗客・乗員は全員脱出したが、海上保安庁機の乗員は重傷の機長を除く 5 人が死亡した。
516 便の A350-900 は激しく損傷しているが、エンジンや主翼の一部などが焼け残っている。日本航空では「今回の事故の貴重な現物」であるとして、何らかの形で残したいと述べ、エンジンメーカーや国土交通省など関係先とも保存に向けた相談を進めていくという。
日本航空では 1985 年のジャンボ機墜落事故の機体の一部や乗客の遺品などを社員研修施設「安全啓発センター」に展示し、一般にも公開して事故の教訓を伝えているとのことだ。
産廃処分代金も (スコア:0)
馬鹿にならないんだろうな
公費で処理してくれるならラッキー
Re: (スコア:0)
焼け溶けていっしょくたになってるだろうし、余計に高そう
Re: (スコア:0)
> 日本航空では 1985 年のジャンボ機墜落事故の機体の一部や乗客の遺品などを社員研修施設「安全啓発センター」に展示し、一般にも公開して事故の教訓を伝えているとのことだ。
これと同じ目的で保存したい、という趣旨なのでは
Re:産廃処分代金も (スコア:1)
事故の教訓という部分は同じでも
123便と違って今回のは「勲章」でもあるのってのが保存の動機にもなっているのかな?下種の勘繰りか
JALに責がなく、かつJALのおかげでJAL側には死者なし。
Re: (スコア:0)
VRとかで疑似体験出来るコンテンツを作れ
いっぱいデータ残ってるんだからさあ
物理的なのは原爆ドームとかを作るみたいで昭和の発想だろう
Re: (スコア:0)
墜落まで再現しているかどうかは知らんが
https://ec.jal.co.jp/shop/pages/0002jal_simulator.aspx [jal.co.jp]
Re: (スコア:0)
現物を残すことに意味があるんだよ
Re: (スコア:0)
昭和の発想って物事を否定するための言葉なの?
Re: (スコア:0)
「公費で」なんてどこにも書かれてないような
保存のための処理とかその後の維持管理費を考えると結局廃棄した方が安上がりだと思うし
Re: (スコア:0)
世の中にはマニアがいるので、買い取ってまで引き取りたがる御仁もいるようです。
http://www.daikeien.jp/ [daikeien.jp]
↑DAIKEIENの駐車場にはスクラップになった戦闘機が転がってます。
どういう経緯でここに来るものなのか…
Re: (スコア:0)
日航は保有し続けるつもりのようなので、欲しがる人がいることはこの話には関係ない気が。
それに現代では産廃の管理がかなり厳しくなってるので、昔の飛行機の例はあまり参考にならないかと。
Re: (スコア:0)
そこら辺もまとめて損害保険で保障されるんじゃないの? 契約によるだろうけど。
保険会社はラッキー
ところで (スコア:0)
516便の機体なんだが、燃料格納の羽が燃えず、機体前方が跡形もなく炭になってたのはなぜなんでしょうかね?
金属フレームに金属外壁、内部は難易素材で出来てるんでしょ?
それとも、アルミというのはマグネシュウムみたいにある程度の温度になると燃えるん?
Re:ところで (スコア:3, 興味深い)
A350は機体の外壁のほとんどがアルミではなくCFRPです。
燃え残った主翼も同じ素材です。
今回の場合、前後の非常扉が使われて空気の入口と出口が出来てしまい
そこに損傷した燃料タンクからの火災が入り込んだことで
客室内がカマドのように高温になってしまったのではないかなぁ、と思います。
CFRPもアルミと同等以上に燃えにくい素材ですが、一定以上の高温で酸素が十分なら燃えます。
この状態になると放水しても外側を冷やすだけで火元に届かないので、
火災の燃料となるものが燃え尽きるのを待つしか無くなります。
一方で主翼ですが、こちらは薄くて内部の空間が狭いので、
放水での冷却がうまくいって燃え残ったのではないかと思います。
Re: (スコア:0)
なるほど
こういうところはコンピューターのシミュレーションだけではなかなか想定できないので
実際に起きたことへの人間の想像力も活かして貴重な検証材料にして欲しいですね
Re: (スコア:0)
焦点:羽田事故での大火災、炭素繊維複合材の安全検証する初の機会に | ロイター [reuters.com]
> 運輸安全委員会や警視庁などは事故原因の究明を進めているが、航空業界が熱心に確かめようとしているのは炭素繊維強化複合材の耐久性だ。[...] エンブリーリドル航空大学の航空安全問題専門家、アンソニー・ブリックハウス氏は、今回の事故は火災だけでなく、衝突時の生存可能性という観点でも炭素繊維強化複合材にとって、初のケーススタディと言える、と述べた。
こんな話もあるようで。
Re:ところで (スコア:1)
// 燃えた原因は海保機の燃料という説あり。そもそも着陸機なんだから主翼の燃料はだいぶ少ないはず
Re:ところで (スコア:2)
燃え易い状態になってるんで例としてはアレかも知れませんが、粉塵爆発の原因が金属の粉ってのは、結構有るみたいですしね
Re:ところで (スコア:1)
航空法施行規則第153条だと、一番遠い代替空港までの燃料、30分以上空中待機する分の燃料が残っているはずなので、少なくはないのでは?
Re: (スコア:0)
大陸間を無給油で飛べる機体を国内線で使っているのですから、予備燃料込みでも離陸時燃料半分も入ってないでしょうね。
Re: (スコア:0)
火災の時気にしなきゃいけない残存燃料とは絶対量だろう。相対量に何の意味があるんだ?
これぞ「日本的製鉄法」ぢゃ (スコア:1)
テルミット反応は高校だったかな
Re: (スコア:0)
高校時代に教室に転がっていた資料によると、教育現場での失敗例として「テルミット反応実験を行ったら坩堝が割れて、椅子が炎上したことでテルミット反応の印象が深まったwww」と書いてあったよ。
※プールに盗まれたナトリウムが放り込まれて、水入替の話はなかったな(笑)
Re: (スコア:0)
羽の付け根の胴体下部に主燃料タンクがある、と聞いたような
だから胴体着陸する時は燃料ほぼ捨ててからトライするんでしょう
# 空中でエンジントラブルが起きた時の事を考えると、羽に大量の燃料が詰まってるよりは胴体に抱えておいた方がマシかな
Re: (スコア:0)
A350XWBはCFRPフレームに複合材外板でアルミ合金じゃないですね。
外翼が燃えなかったのはそこに燃料が残ってなかったから(上反角のためエンジンより内側と胴体の中央タンクに集まっていた)と考えられます。
短距離飛行で元々燃料搭載量も少なかったでしょうし(それでも千歳まで戻れるくらいは残ってたはずですが)
胴体が全焼したのは衝突で胴体タンクから前後の貨物室に燃料が漏れたのでしょうね。前に傾いてましたし。
Re: (スコア:0)
アルミニウムは優秀な燃料だぞ
https://fanfun.jaxa.jp/faq/detail/294.html [fanfun.jaxa.jp]
> 科学衛星打ち上げ用ロケットであるM-Vの場合、酸化剤に過塩素酸アンモニウム、燃料にアルミニウム、粘結剤にポリブタジエンが使われています。
Re: (スコア:0)
> アルミというのはマグネシュウムみたいにある程度の温度になると燃えるん?
固体燃料ロケットのコンポジット推進剤には合成ゴムやらアルミニウムやらが使われているらしいので、燃えるんでしょうねえ。
Re: (スコア:0)
アルミに限らず鉄なんかでも、酸化しやすい金属は有酸素・高温条件で燃えますよ。
ジェットランス(鉄パイプに酸素送り込んで鉄を燃やして(鉄の酸化で)高温を発生させて物を溶断する治具)なんかも
ありますし。
Re: (スコア:0)
クリスマスにアルミホイルを巻いたローストチキンをうっかりレンチンしたらとてもよく燃えました。