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FLCN2の日記: 人工知能学会@新潟 2
日記 by
FLCN2
人が多すぎて部屋に入ることすらままならなかった。テーマパークに4日通った疲労感はこんな感じなのだろうか。
何かすごい発表タイトルがあったので紹介。聞いていないし論文も読んでいない。
- 崩壊する地域医療の中では「高齢者の気持ち」を理解する人工知能が必要である 地域医療は必ず崩壊する 高齢者の気持ちに寄り添う人工知能がこの問題を解決する
- AIの発達で資本主義が崩壊し、解放主義社会へと移行する ベーシックインカムの欠点を完全克服したのが解放主義社会
内容の良し悪しは置いといて、質の悪いAIで作ったようなタイトルだと思った。
そこはかとなくわかる気がする (スコア:1)
>高齢者の気持ちに寄り添う人工知能がこの問題を解決する
病院に頻回受診する人の大部分って、主観的には具合が悪いだろうし、医学的にも悪いところがあるんだろうけど、病院で行われる治療行為というより、医師や看護師とかに話を聞いてもらえることのほうが目的だよね。
だから、話を聞いてもらえるなら、銀行でも役所でもJTBの窓口でも良い。
そういう「話を聞いて欲しい、寂しい人」って、頻回受診とかヘビークレーマーになったりして、公共的な機関にとって、迷惑だったりする(銀行も役所も客を追い出すわけにはいかないし、医師には往診義務があるし、話を聞かなければならない立場だよね)。
そういう「人の話を聞く」役回りをAIにさせて、病院の必要度の低い受診者によるDOS攻撃をかわそうという発表ではないかと推測してみる。
学会ではよくあること (スコア:0)
発表する側は金銭的にも労力的にもコストが低いからね。
よく分からないのは、特許でも似たようなのがあるんだよね。特許なんて、基本的にフィードバックがないし、何に満足感を得ているのだろう。