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NTT

Lefの日記: オープンソースグループ・ジャパン 4

日記 by Lef

むむ。
いまみたらOpen Source Group Japan membersというページができている。
問い合わせの影響が少しでもあったならうれしい。

が。
ほとんどDebian関係者なのね…。
なんというか、FSIJと本当にちがうのかという不安が生じるよなあ…。
BSDコミュニティの空気とかいろいろちがったりしないかと思うんだけど、本当にDebianやGNUに偏らずに活動できるのかなあ。
まあ僕はどこにも属してないからわからんけど。

というか、こういう団体は偏りを避けるように、また偏ってないことを外部に示すために、メンバーを選ぶもんじゃないのかなあ。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 「偏らないこと」は第一の目的ではないのです。
    偏るのがまずいと思う人は積極的に参加して、偏りを減らすべく活動するというのが望ましい姿では。
    --
    まつもと ゆきひろ /;|)
    • うわあ。こんなところをまつもとさんにみていただいているとは光栄です。
      (めちゃくちゃびっくりしました…)
      再び読んでいただけるかはわかりませんが、お返事を。

      簡潔に書いてしまえば以下のようなことだと思います。
      (僕が傍観者であるのは、明らかに自らの行動力のなさが要因ですが…)

      ・(実態が見えないので)偏るのがまずいかどうかわからない
      ・消極的にでも参加するのを望まれていないようにみえる

      できればするのかといわれると困りますが、いまのところオープンソースグループ・ジャパンは参加資格などが一切公開されておらず、参加することは不可能のようです。
      また、周囲にDebian関係の人がいればまだしも、ボードメンバーの方々も公開されていなかったときには、一般の人にはほとんど謎の組織としか思えなかったと思います。
      全体として、外部の人間から見える範囲で判断すると、働きかけや参加などは望んでいない組織にみえます。
      要はオープンソースグループ・ジャパンはオープンにみえないんです。

      偏らないことが第一の目的でないのは理解しているつもりです。
      ただ、たとえば国内にいろんなオープンソースプロダクトのユーザーズグループがある状況で、組織のアピールとして偏りのない人選というのは重要ではないのでしょうか。
      (それらのグループの関係者に参加を呼びかけるというのは至極普通のやりかたのように感じるのですが)

      結局、数少ない判断の材料として「偏ることには意識を払わない組織なんだ」ということがわかったわけです。
      仮にも普及活動、啓蒙活動を目的に掲げる団体が、外部からどうみられるかを意識しないというのは、問題なのではないかと思います。
      同じことを、例のみんなの考えた「オープンソース」 [srad.jp]の時にも感じましたが、どうしてそういう方向にいくのか僕には理解できません…。たぶん僕の考えが甘っちょろいのだと思います。

      結局のところ、僕にとってオープンソースグループ・ジャパンは、閉ざされていて、無理やり入れてもらおうと戦う意味があるかはわからない組織なんです。

      #日記本文と文体違うし…(笑)
      親コメント
      • オープンソースグループ・ジャパンってのは少数による単なる任意団体ですから、外部から「こうあるべき」だというのは(自由ですが)有効かどうかは疑問です。
        また、啓蒙はどのような情報を提供しているかどうかではかられるべきで、メンバーが広く参加を呼びかけているかどうかは関係ないように思います。むしろいろいろな人が参加することで、方向性が定まらない危険もありますし。
        個人的な印象からは個別のユーザーグループにはオープンソース全般の啓蒙などに興味がある人はあまり多くないように思います。
        --
        まつもと ゆきひろ /;|)
        親コメント
        • こんな誰もみてないような日記でまつもとさんにおつきあいいただくのはすごく心苦しいのですが、お返事です。
          つきあう価値がないと思ったら本当に遠慮なく読み捨ててください。(長いし)
          本当は、いろいろな人に参照される場所でやったほうが生産的だとは思うのですが…。

          参加云々に関しては、まつもとさんに「積極的に参加して~」とコメントをいただいたので書きましたが、それそのものが直接啓蒙につながることだとは思っていません。
          過去の日記「オープンソースグループ・ジャパン [srad.jp]」(2003年06月21日)に書いたように、OSIもそんなだと思いますし、僕みたいなのに参加されたら決まるものも決まらない、というのも理解できます。
          ただ、オープンでなく偏りがあるという組織でいいのだろうか?とは思います。

          どうやら啓蒙に関しては、まつもとさんとは意見が異なるようです。
          (と書きつつ、まつもとさんの活動には頭がさがる思いだったりするのですが…)
          単に情報を提供するというのは、僕は啓蒙ではないと思っています。
          人々に理解してもらうことが目的であって、情報を提供するにしても適切なやり方をする必要があると思うのです。

          共感を得られない組織からの啓蒙と、共感を感じる組織からの啓蒙で、興味のない人がどちらに耳を貸しやすいかというのは、かなり明白なことではないでしょうか。
          裏返せば、そういう啓蒙対象の視点や印象を考慮していない組織は、啓蒙活動を真面目にやる気がないのではないか、と僕にはみえるのです。
          偏りをなくすべきなのでは?という疑問は、そういうところから出たものです。

          個別のユーザーグループに興味をもってもらうのは、定石だという以外にも効果が大きいと思うので書きました。
          影響力を持つ人に参加してもらい理解を深めてもらうことで、そのユーザーグループ内での啓蒙が広まることを期待できると思ったので。
          というか、そうやって分散させていかないと啓蒙活動というのは広まらないのでは。

          僕がオープンソースグループ・ジャパンに(勝手に)期待したのは、以前まつもとさんの日記をお借りして行われていたようなライセンスに関する話や、あのときに出たライセンスの日本語訳へのリンクをまとめてもらう話などの、オープンソースにまつわる情報や議論の舞台になってくれることでした。
          たとえば、オープンソースに合致するライセンスの法的な問題に関しても、興味をもって追いかけていれば雑誌やセミナーなど、いくつか情報はあるようです。
          ただ、それらはまとめられていませんし、探そうとしてもなかなか見つかりません。
          それらがopensource.jpにまとまっていれば、多くの人が助かるのではないかと思ったのです。

          とはいえ、オープンソースグループ・ジャパンにそういうことは期待すべきではないというのは理解したつもりです。
          僕のこういった疑問は余計なお世話で、オープンソースについて話をしたり情報が集まったりする場所は未だにない、という辺りはとても残念なのですが…。
          でも、まつもとさんに読んでいただいたというのは、僕にはとても大きなことです。ありがとうございます。
          親コメント
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家

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