Technoboseの日記: unixクローンのアンチウィルスソフト 3
日記 by
Technobose
Windows11マシンを組んで、Hyper-V上にUbuntuを入れてみた(メモリ8ギガ、プロセッサを4つ割り当て)。
処理能力が格段に上がったので、全くストレス無く使用できますな。
これなら実験用マシンを準備しないでも、いろいろ遊べそう。
で、標題の件の四方山話。
今世紀初頭にはFreeBSDとLinuxで使えるアンチウィルスソフトは各種あって、個人ユーザーならフリーというのも結構あった。
私は長らくソフォスとかf-protのフリー版をありがたく使っていたけど、十年くらい前にf-protのFreeBSDがなくなり、数年前にソフォスのFreeBSD版がなくなり、FreeBSD向けはclamavしかなくなった。
一方Linux向けは、各社いろいろあったのだけど、今回、探してみたら軒並み無くなってる。
ホビーユーザーを引き込んで、勤め先で採用してもらう戦略をとらなくても良いほど、商用Linuxが普及したのか、セキュリティソフトメーカーの経営が厳しくなってホビーユーザーを相手にしている余裕がないのか、そもそもLinuxとかFreeBSDのユーザーが減ってるのか。
Linux向け商品はあるけど、Windows版と比べて極めて高いし、業務で使うならともかく、個人がホビー用途で使うには手が出しにくい。
できれば、個人向けのセキュリティソフトでFreeBSD/Linuxも対応して、例えばNorton360を買えば同じライセンスでWindowsもLinuxにも入れられるような感じにしてほしいなあ。
ベンダーのやる気が感じられない (スコア:2)
職場ではServerprotect for Linux [trendmicro.com]を入れてますが、Webコンソールはapache 1.3のままだったりします(セキュリティ的に大丈夫なのかな?)。
Symantec Endpoint ProtectionもLinux版がありますが、先日リリースされた14.3RU4ではLinux版のRU4は遅れてリリース [broadcom.com]という状況です。
コンシューマー向けなんてもっての外ですね。WXG for Linux/BSD [srad.jp]も、結局商用版はリリースされませんでしたし。Wnn for Linux/BSDはまだAmazonで買えることになってますが [amazon.co.jp]、ホントかなぁ。
職場のサーバーをLinuxに移行するまでは、SophosのFreeBSD版を利用してました。付き合いのあるベンダー経由では1本単位で買えなかったので、私しか使わないのに5本買ったような覚えがあります。
Re:ベンダーのやる気が感じられない (スコア:1)
こんばんは。
ビジネス利用されている方の情報は、大変参考になります。
FreeBSD/Linuxとも、OS自体の完成度が高くなってきて使いやすくなったと思うのですが、unixクローン向けの商用ソフトウェアが下火になってきている感じがしますね。
私としては、Norton360のUnixクローン向けを出してほしいです。
Re:ベンダーのやる気が感じられない (スコア:1)
企業向けのSymantec Endpoint ProtectionはBroadcomが持ったままなので、会社が別になってしまった個人向けのNortonでLinux対応するのは厳しいでしょうね。別会社になったからこそ競合する市場に製品を投入する、というパターンもありますが、あくまで商売として旨みがあってこその話です。
このストーリー [security.srad.jp]で知ったんですが、ESETにもLinux版がある [canon-its.jp]ようです。個人向けのESET [canon-its.jp]はWindows/Mac/androidのプラットフォーム問わず5台まで、とかいうセットがあるので、これにLinux版も入れてくれればいいんですが、Linux版はサーバー向けということもあり、新規\20k/1年と個人向けの5台/3年よりもまだ高いという値付けになってます。