cyber205の日記: 何もしてないのに訴訟とかできるもんなのねぇ
おひさしぶり。ここ1週間ほどオンラインにいませんでした。
家は大変なことになっていたのですが、別に命に関わるほどのことじゃありません。
というか、部屋の模様替えが大変だっただけですけどね。
野外フェス、ブートレグ対策として「事前訴訟」を起こす
何もしてなくても訴訟できるとか、さすが訴訟先進国だけはあるというかなんというか。
グレイトフルデッドの話が出てますが、彼らは海賊版の販売は禁止してたと思います。
というか「タダで録音許してやるから金を稼ごうとするな」ってスタンスだったかな。
宣伝になるから私的に録音したテープのやりとりは禁止しないって感じだったかと。
ある意味、西海岸の人々の生活スタイルはそういうもんなのかもしれません。
シリコンバレーの片田舎に住むエレクトロニクス技術者たちが、もっと洗練されて
開発の進んだ東海岸地域にいる技術者を出し抜くことができた理由は、
「情報の共有」にあると言われています。
というのも、彼らは一日の仕事を終えると、ライバル企業の技術者であっても同じ酒場に通い、
今なら社外秘になってもおかしくない情報をあけっぴろげに語り合っていたという。
そもそも「ショックレー研究所」をスピンアウトして始まった半導体産業だったりするわけだし、
そのスピンアウトで立ち上げた「フェアチャイルド社」からまた多くの企業がスピンアウトして出てきたので
ライバル企業にいても元は同じ会社の出身であることが多いという事情もあったのでしょう。
だから何かデバイスの製造で共通の問題を抱えた時、それぞれの技術者がそれぞれの会社で奮闘し、
解決したらそれを得意げに酒場で吹聴してヒーローになるのが常だったという話です。
もちろん、情報は共有され、不毛な研究の継続は終わり、もっと別の新しい課題に取り組める。
西海岸のホームブリュー、コンピュータ倶楽部という、Apple1が発表された歴史もある
伝説のパソコン自作野郎クラブでも、プログラムのコピーは普通に行われてました。
ゲイツのMicrosoftBASICもコピーされまくりで、これに怒ったゲイツ本人が乗り込んでいって
「ちゃんと買え!」と訴えた時に返した言葉が凄い。
「俺たちがみんなおまえのBASICを使ってるからデファクトスタンダードになれたんだ感謝しろ」と。
今では信じられないような話ですがね。
ゲイツは西と組んでその後日本企業をターゲットにデファクトスタンダードとなったMicrosoftのBASICを
パソコンメーカーへ売りまくって稼ぐことになったので、ある意味これは正しい主張だったわけですが。
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