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18906 journal

gedoの日記: SOS JARL! 蘇れアマチュア無線

日記 by gedo
ネット徘徊中に見つけた一人のアマチュア無線家としての思い(トップ) こちら(トップ) JARL 公益法人制度改革に伴う対応案についてを見ると、まあ私が無線から離れた頃も相当腐ってたJARLけど、もう自浄能力とかそういうレベルを越えて瀕死状態なのか...

たしかに、もはややっていることはアマチュア無線の団体と言うより、通信機メーカーお偉いさんOMたちの守旧派老人クラブで、どんどん一般社会との接点を断ちガラパゴス化しつつ、社団法人格を守ることに汲々としているのだとか。欧米のアマチュア無線家が、色々新しい技術を取り入れて、色々作って、進歩的な実験をしているのとは大違いだ。これでは若者はロボットは良いのですが、ネットとかコンテンツを志向するばかり。

欧米とか世界から尊敬される技術を生む国では、在野の科学技術研究の場や技術系人材の門を叩くキッカケの場として、アマチュア無線を初めエレクトロニクスホビーを社会全体でそれなりに敬意を払って扱っていますけど、日本はそうなっていない。特に電波行政を司る総務省に至っては、PLCとの関係もあり「たかが趣味」と邪魔者扱いだが、日本のアマチュア無線界がそうされてもしかたがないレベルの事しかやってこなかったのだから仕方がないでしょう。

で、現在JARLに突きつけられているのが小泉改革による組織形態をどうするかだそうで。(現状の社団法人は5年後までにすべて廃止)
  1. 新制度下での公益法人
  2. NPO
  3. 任意団体
  4. 株式会社(民営化)

まず、3は組織規模からして考えられないでしょう。現時点でJARLは「老人クラブ」を守るため1にしたいようですが、これ公益事業(会員、アマチュア無線以外)を50%以上にしなければならず、会費以外に収入を持たない以上、アマチュア無線家の団体というものとは根本から矛盾する破滅の道を歩むことになりそうだ。
2はアマチュア無線家の団体としては座りが良さそうですし、より自由にアマチュア無線団体として活動できそうですが、現在のJARLの資産とかを継承できないのが最大の難点らしいので、この辺を何とかできれば一番良さそうです。NPOでも活動内容次第では、担当省庁から一目置かれる所もあるし。きちんと改革できるかが問われそう。
4は、おそらくアマチュア無線家を対象にしたサービスをビジネスとして行う組織となり、収益を上げて存続するためには、JARDやTSS、CQ出版社と合併した上、個々のアマチュア無線家と契約して、それなりのバンド使用料を徴収することになりそうですが、一方で商売の種となるバンド防衛や商売の場を汚す形となる不法無線局対策を真面目にやるとか、「顧客」となったアマチュア無線家の方を向いた改革ができる可能性もある。また「ビジネス」を絡めるため、総務省も「たかが趣味」を言いにくくなるかもしれません。ただ、その効果を発揮するには競争もある程度は必要ですから、そうなると日本のアマチュア無線の代表組織が複数存在するという厄介な状況になるかもしれません。

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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy

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