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masakunの日記: 静岡県川勝知事による伊藤園いじめ 2

日記 by masakun

今月24日に三島市で開かれた「第6回食育推進全国大会-ふじのくに食育フェア2011-」で配布した紙パックの野菜ジュースに賞味期限切れのものがあった問題で、静岡県知事は富士山静岡空港にある伊藤園の広告を撤去するように要請したそうだ(読売新聞)。

事の発端となった野菜ジュースは静岡県のスタンプラリーの参加賞として用意された景品で、県から依頼を受けた地元のスーパーが伊藤園沼津支店から無償提供されたものという。販売する商品であれば通常9ヶ月になっている賞味期限のチェックはするけど、景品なのでノーチェックだったというのが真相らしい。
そこで納入したキミサワ・イオンと伊藤園を県庁に呼んで謝罪させたという。

知事記者会見_2011年6月27日

# しかしさー、商品にはひとつひとつ賞味期限が入っているのだもの、手渡しするときに気づかなかったのは主催者として致命的でしょう。
# もらった市民はすぐに気づいたというのにね・・・こんな杜撰な主催者が食育で大会を開くなんて滑稽。

しかし川勝知事は「伊藤園に猛省を促」したい模様(主催者は反省しないのかよ)。そこで槍玉にあがったのが、な・ぜ・か、富士山静岡空港ターミナルビル1階の国内線到着通路に開港当時から掲げられている伊藤園の「おーいお茶」の看板。そこで空港ターミナルビルを運営する「富士山静岡空港株式会社」にこの広告看板を撤去するように要請。読売の記事によれば、

看板撤去の理由について、川勝知事は「空港は県の玄関口として最も公的な空間で、県のPRの場所になっている」とし、「廃棄処分にあたるものを景品にし、静岡県の顔を汚した」「お茶のペットボトルの中に、安全とは言えないものが入っているという疑惑を招いた」などと伊藤園を痛烈に批判。さらに、「伊藤園の茶には県産が3割ほどしか入っておらず、県を代表するものとは言えない。空港の看板は本県を代表するかのごとく受け止められかねない」と続けた。イベントは国や県などの共催だが、「伊藤園の責任が一番重い」と言い切った。

うーん何言っているのかワカンナイんですけど(笑)。景品になったのは充実野菜の紙パックであって、「お茶のペットボトル」ではないから。それに納入したキミサワはお咎めなしなんて道義的におかしくないか。

さらに空港に金を払って置いている看板にケチをつけるなんざお門違いもはなはだしい。

で、川勝知事の要請に対し、空港会社の社長は「広告料をいただき、契約に基づいて掲示している。他の広告主に与える影響が大きい。撤去はしない」(今日の毎日新聞紙面)と応えたそうで。ま当然の判断ですね。川勝知事は昨年4月にも「煎茶の文化だからボトルは困る」と伊藤園の広告に苦言を呈しており、単に気に入らない広告をなんとしても排除するために伊藤園にケチをつけたというのが真相のようです(ぉぃ)

なお私への御意見・御質問【ようこそ知事室へ】ページでご意見をお待ちしているそうです。

この議論は、masakun (31656)によって テキ禁止として作成されたが、今となっては 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Ryo.F (3896) on 2011年06月28日 9時52分 (#1977807) 日記

    消費期限ではなく賞味期限切れなんだよね?
    むしろ、そういうものを飲むことの方が食育ってもんかも(笑)。
    あ、痛んでないかを確認してからね。

  • by yasuchiyo (11756) on 2011年06月28日 18時02分 (#1978076) 日記

    静岡空港みたいなところに、でかい広告出してくださる(=それなりの広告料を払ってくださる)企業に対して、そんな態度取ってていいと思ってるのかなぁ。

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