oruseの日記： 今朝の「おはよう日本」 3
NHKに「おはよう日本」というバラエティー番組があるが、今朝のことである。太陽光パネルの話題を扱っていた。実際に導入したご家庭の実例が紹介されており、月の電気料金が1万円ほどお安くなったという内容で、現在の発電量が、4kWちょっとといった感じの動画のあと、「今日は頑張って発電してますね」みたいな発言があり、「導入して成功、わーうれしい」みたいな意図の内容となっていた。
このご家庭では、蓄電装置も導入されており、このご家庭の電気使用量を数日賄えるみたいな紹介もあった。
で、太陽電池パネルの導入費用の紹介があり、100万円以下で、数年でペイするみたいな紹介となっていた。まぁ、朝のあわただしい中、番組を斜め見しており曖昧な記録に頼っているので、以上の記述は若干の正確さに欠くとは言っておく。
それでもである。これではまるで、月の電気料が一万円分お安くなる太陽電池システムを、100万円以下で導入できて、数年でペイできてしまうような印象を与えるのではないか。
最後に、専門家みたいな人が、「蓄電池を導入してご家庭単位で地産地消するのがよいですね」みたいな発言もあったので、100万円以下の投資だけでは、上記が実現できないのは、分かっていたはずである。
いくらバラエティー番組で、環境問題の意識を推進するという全体の意図に合致した興味本位な配慮の足りない企画だとしても、ミスリードも大概にしていただきたい。
NHKは社会的な信用があるのだ。特に高齢層に対して。
こんな放送が流れると、これを利用した悪質な業者が横行しないとも限らない。
太陽光パネルは、質を問わずに並行輸入すれば、「スペック上」それなりの発電量をうたうパネルを、かなり安価に入手できる。このNHKの放送を見せて、4kWの発電量を「スペック上」うたう太陽光パネルの導入・設置を「今ならぽっきり50万円で」なんて業者が現れそうで心配になった。
NHKとして推進する政策や作成意図があり、それに合致するように、番組編成を行うから、多少無理筋でもやっちゃえー、やっちゃう以上視聴率が欲しいから、興味本位の部分を強調しちゃえーの悪循環になっているのではないか。
予算があまり取れないバラエティー番組にしても内容が粗雑すぎると言わざる得ない。
観てました (スコア:2)
そんな早く回収できるのか？っと疑問に思いながら観てました。ペイできるのはソーラパネルだけの話なんですかね。しれっとメンテは家主の責任とも言ってましたし、隠れた条件は多いと思います。
今日は厚切りジェイソンを出して投資投資言ってました。NHKとして、投資に目を向けてもらうにはあのようなのが良いと判断したんでしょうかね。チャンネル変えました。
もうない (スコア:2)
もうない。
NHKのニュースはときどきぶっこんでくるからねぇ (スコア:1)
最近の電気料金の高騰を考えると、以前よりは多少償却期間は短縮してるとは思うけどまだまだペイしない線から出てない。
太陽光発電自体は資源の乏しいこの国には悪くない選択肢だと思う。だけど、それを恣意的に進めるために一般の利用者からお金を奪って設置した人に回すとか、
長期間のメンテが必要だから、ずっと安定して保守できる業界を育成しないといけないのに、適切に競争をコントロールすることもなく一過性の補助金をばらまくとか、
国が余計なことをするから産業も育たないし、変なアンチがわらわら湧いてくる。結局、売り抜けた中華パネル屋が儲けただけ。
東京都もいい加減失敗から学べよ。