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580694 journal

rireの日記: 夕陽に粉雪

日記 by rire

哀しかった。
泣いた。

次女が遊びに来た。
高校に合格したそうだ。
お祝いにパソコンを買ってもらうそうだ。
でも、あまりうれしそうでもない。

……我が家に住む気は無いようだ。

考えてみれば、わたしの夫は、彼女にとってみれば、キモイおっさんだし、今の夫との子供は自分の母親を独り占めする憎らしい妹なのかもしれない。
わたしが彼女だったら思うかもしれない。
“ここにわたしの居場所はない”

そんなことよりなにより、今日という日に、一時間かけて歩いてきた彼女をまた一時間かけてひとりで、歩いて帰らせてしまったことが、辛かった。
車はある、運転免許もある。
だけども、ここ最近わたしは運転できない。
なんだかわからないが、運転がもう、嫌で嫌でたまらない。
そんな自分も嫌だ。
どうしてじぶんのむすめが夕方ひとりで帰るって言ってるのに、送って行ってやれないんだ。

いやいや、わたしは神様じゃない。
できないことがあってもしかたないじゃないか……。

だけども、自分の子供にだけはちゃんとしてやりたいと、自分の子供にだけは?

離婚して、子供を置いて逃げ出したくせに。

わたしはどうすればよかったんだろう。

あのときも、そして、今も。

わからないまま、布団に潜り込んで泣いた。

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