モルガンスタンレーの予想、テスラが電力会社を潰すことになる
モルガンスタンレーが、今年3度に渡ってテスラ・モーターズに関するレポートを公開しているが、いずれにおいても住宅用太陽光発電が普及しやすい状況にあること、そして同時にバッテリー技術の向上も相まっていることから、電力会社の送電網に頼らない太陽光発電によるオフグリッドへの切り替えがすすみ、その結果、電力会社を潰すことになるだろうと予測している(Motherboard、本家/.)。
テスラは7月末に、パナソニックと共同で米国内に大規模なリチウムイオン電池工場「ギガファクトリー」を建設することで合意したことを発表している。電池コストを削減してテスラ社EVを更に普及させることが狙いであるが、住宅用ソーラーパネルの販売も計画にあるようだ。テスラの電気自動車ビジネスがこれまでも、より効率的な蓄電技術の開発を促してきたこともあり、今回ギガファクトリーが建設されることによって、様々な場面で使用されている蓄電池全般におけるコストが劇的に下がる効果が期待されるという。テスラ社のCEOであるElon Musk氏は、住宅向け屋根設置型ソーラーパネルのリース会社「Solar City」の会長も兼任している。
モルガンスタンレーは7月末にリリースしたレポードで「電力貯蔵が太陽光発電と合体した時、(それまで電力会社の送電網に頼っていた)顧客がオフグリッド発電に切り替えることになり、米国及び欧州における電力公共設備を崩壊させることになるかもしれない」と述べている。
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