starbug-pinkの日記: ■と言うわけで栽培編■
サイトや本、漁りまくりましたさ。キャッシュ付きの検索駆使して。
大体どれを読んでもバリエーションにやや違いが有るだけで、基本ラインは同じだ。
◎大き目の豆系(豆モヤシなど)は瓶に入れガーゼなんかで封をし、振り洗い。
◎微細な種(ブロッコリーやアルファルファ)はガーゼやキッチンペーパーに振りかけて新鮮な水分を絶やさぬようにする。
あと水耕栽培・ハイドロカルチャー系だと、
◎粒粒の小石~砂を敷き詰めその中へ蒔く、という形を提案してる。土じゃないが基本は鉢植えと同じ。ただ石に水なので土に湧く虫やカビがつく心配が無いし、水を切らさずにおけば日に1~2回の水洗いという手間も省けるので、なかなか楽だ。失敗もほとんど無い感じ。とはいえほっとくのはダメ。水を切り、新鮮な水を注ぐという手はかけなければいけない。
取りあえず勧められている形は全部試してみた。
結論から言うと、微細種系は大体上手くいく。少なめ少なめに種を振り、丁寧に扱い、湿り気に気を配ればどんなやり方でも平均的に大丈夫。
《問題は、豆種系》
まず瓶に入れ振り洗い。
これは、緑豆(普通の50円前後の一般的モヤシになる。マッペというやつ)のように簡単に一斉に芽吹くものならOK。簡単。緑豆に限れば問題無し。
ただ必ず毎日水洗いと水切りしないといけない。そして超数倍に膨れ上がりうちゃむちゃにぎっしり絡み合うので、根や豆の殻を奇麗に取りたいという場合は向かない。また蕎麦やカイワレのように、芽吹くタイミングに結構時間差があるタイプ、茎が伸び豆が双葉に開くタイプには向かない。芽吹かぬまま腐ったり、育つ前に押しつぶされダメになる。
まっすぐ上に伸ばして引き抜き、殻も根も楽に取れるすらりとした姿。私はこれが性に合っているので、すくすく上に育つやり方を試行錯誤した。捜した。
☆ミニの植木鉢やプランター、ヨーグルトの空容器(底に穴を開けとく)、それらにハイドロの小石を軽く適当に敷き込み、蕎麦種やえんどう豆を軽く埋める。上にフタをし、適当に水をかけ、乾かぬように気をつけるだけでほっとく。水を切らさないように気配りは勿論必要。
すくすく伸び、伸びたものから引っこ抜くので楽だしいい具合だ。発芽という点から言うとこれが一番確かな感触だ。ただ、小石が当然根に絡むし、切れた毛根が石の間に残って腐り、最終的には痛みと衛生面から使えなくなる。ある程度収穫したら石を洗い根を取り乾かして、また再利用ということになる。その最後の手間が面倒な場合、石が不衛生に痛んできたら捨てるしかない。でないと腐りやカビでかなりよろしくない状態になってしまう。
汚れた石のケアの手間が面倒ではない、あるいは新しい石に惜しげ無く代えられるなら、この方式はかなりお勧めだ。
☆そして一番多く目にする濡らしたスポンジやペーパーに種を並べて置くやり方☆
これは主観では同じ条件のはずなのに、上手くいったり行かなかったり、かなり差が出てしまう。蕎麦に限っていえば上手くいかない率の方が高い気がする。
根も持ち上がり絡んだり乾いたり、すんなり伸びる前に結構ダメになる。蕎麦やエンドウ・レンズ豆など、芽吹く時間・育つ時間がややかかるものは難しいと私的には感じる。時間がかかる以上、床にカビも出やすい。
そして無い脳味噌を絞り検索しまくり、今現在辿り付いた最善の方法が以下だ。
大層参考になったページがここ。
http://www.teisanfarm.co.jp/cafe/green/2000winter/004.html
「カイワレダイコン」や「春菊」などのキッチン栽培を紹介してる。ベースはやはりハイドロとキッチンペーパー。オーソドクスなやり方だ。
んが、ここの重石をする、というやり方、これが目から鱗、画期的なテクだった!!!!!!!!
これを知る事で我家のキッチン菜園の収穫率は飛躍的に安定した。レンズ豆などその後も安定しきっていて、一ヶ月以上刈り取るそばから次次と芽を伸ばしている。
☆1センチの板の重し☆、とあるが、2~3枚重ねたキッチンペーパーでOK。濡らし重くなった【重しペーパー】を、ペッタリと豆種の上に貼り付けておくのだ!! 日光遮蔽のフタではなく、落し蓋、ぺたりと貼って覆ってしまう。
そして種の下、床、はというと、それは、ハイドロの小石でもなくペーパーの上でもなく「ザル」「スノコ」何も乗せてない。ただ種が落ちない隙間の上に直接並べる。
そして、日に1~2度、ペーパーの上からザブザブ水をかけ、切っておく。
(忘れて乾かしてしまい、また水をかける、というのを繰り返すと腐るので注意。新鮮な水気の安定がコツ)
これは何が楽かといって、水かけが大雑把でかまわないし、根が伸びてくると受け皿にたまっている水で水栽培状態になり、根腐れやカビ、絡みや浮きからの枯れ、のリスクが減る。料理の予定が変わってほっておいても、すくすく伸びるだけでダメにならない。緑豆もやしを20センチ背丈に伸ばしそよそよとタッパーでシンク下に入れたまま密林状に茂らせてみたが、全然痛みも腐りも起きなかった(これからは暑くなるのでダメかも。置き場所に気配りを)
レンズ豆など、豆は双葉にならず床に残って根を張り、芽が伸びてくるタイプは何度も何度も収穫できる。元から切り取っても、水かけ・水切りしているとまた芽が伸びてきて数回の収穫が出来る。一度芽吹くと二度目の収穫からは暗い場所も必要ない。その辺に置いておけばまた伸びてくる。絡んだ根だけで保水は十分。床に何か敷かれていて保水性ありすぎると豆が腐ってきてダメだ。
蕎麦や緑豆は、豆そのものが双葉になるので一度きりの収穫になります。
というわけで、私的には、{床が平ら}←これ重要、種が重ならないように並べられ、水切りの簡単なザル・網・スノコを使うのがお勧め。
直接豆系の種を置き、重石のペーパーを乗せ、水を日々かける。暗所に置き、適当なところで光に当てて緑化して出来あがり。窓辺に置いておけば伸びつづけるだけなので日々の収穫に便利だ。
最近じゃカーテンレールの上とかパソコンの横など、その辺のうす暗いとこに適当に置いている。それでも今のところ大丈夫だ。
二重構造のタッパーは効率的だし、お洒落な小皿や鉢もインテリアっぽくて良い。。
ちなみに玄米を7分目くらい入れ、毎日水かけ・水切りしつつフタをして冷蔵庫に入れておけば、二日くらいで発芽玄米になる。二重構造密閉タッパーが最大限活躍する。
こうゆう栽培モノにはやり方との相性があるので、なんパターンか試して、自分の手と一番相性の良い方法を見つけるのがいい。人のベストが自分のベストとは限らないのはこんな所でも同じようだ。
私はザル式とハイドロの砂利への埋め込みと、両方のやり方で栽培している。
お試しあれ!!!!!!