Amazon、今度はコンテナ船事業に進出? 29
ストーリー by hylom
Amazon.comの商品を安い送料で買えるようになるとよいのですが 部門より
Amazon.comの商品を安い送料で買えるようになるとよいのですが 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
Amazon Chinaが米国で海洋貨物運送業者としての登録を行ったそうだ。これにより、Amazon Chinaは米中間で独自にコンテナ船などを使った物資運搬を行えるようになるという(GIZMODO Japan)。
Amazonは独自に運送を行うことで、中国での生産物をより安く米国内に届けられるようになるという。
在米の仲介業者が激減するという話も。 (スコア:2)
http://forbesjapan.com/articles/detail/10950/ALL [forbesjapan.com]
「これにより、中国の製造業者たちがアメリカ国内にあるアマゾンの倉庫に製品を輸送して保管することが可能になる。中国企業がアメリカの顧客に直接販売することが可能になると、何千もの仲介業者が排除されることになるかもしれない。」
ただコンテナ船での輸送にはまだ数年かかるかもしれないし、コンテナ輸送だけでなく Amazon が自社の航空機をリースしたりする可能性もあるらしい。
# 密林の貨物列車なんかやらないかな。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re: (スコア:0)
AmazonがAlibaba品質になるということかな?
Re: (スコア:0)
いっそ空母を
海運業は規模の商売 無理だろ。 (スコア:2, すばらしい洞察)
海運業は典型的な規模がものを言う商売で、どれだけの荷物を集められるかに、スピードやコストが厳密に関わっている。
途上国の安い海運業者を使うと、その海運業者は船が満載になるまで出発しないので待ち時間が長く非常に時間がかかる。場合によっては寄港地が多い事もある。
扱い量が増えると、容易に船を満載にできるだけの荷物を集めることができるので、回転率を上げることもできる。また大型の船を満たせるようになれば、効率も上がる。
さらに、運送業とはまさに時間は金なりの世界であって、ある程度まではコスト削減とは配送速度が上がる事を意味する。
そして、海運業界は船を建造するとき、寄港地の港に何時間停泊するかと言う細かい所まで厳密に計算して採算プランを立てるような世界。さらに大昔から専門の学問があり長年研究されている世界であり、また厳密に物理法則と大自然に支配される世界でもあるから、そう簡単に革新的な技術が開発できる可能性は低いので、これは変わらないだろう。
と言うわけで、取扱の規模がほとんどを決める。だからAmazonが巨大なコンテナ船を毎週いっぱいにできるだけの扱い量を集められると言う見通しと共に参入を表明しているのなら、注目に値すると思うが、そうでなけりゃ何らかの法律の穴を見つけたので、それを利用するために免許を取得した、程度のしょっぱい話だと思うのだがどうか。
Re:海運業は規模の商売 無理だろ。 (スコア:1)
日本レベルでもニトリとか自前の貨物船持ってる企業もあるし、Amazonくらいになれば十分やっていけるんじゃないですか。
ぢつは (スコア:0)
本社が同じワシントン州にあるコストコと組む話が進んでいたりして。
#コストコができるはるか前にコストコの本社がある町にホームステイしたことがある&そこの子がコンテナ関係に就職したのでAC
Re: (スコア:0)
アマゾンという大企業だからこそという所もあるかもしれない。
ノウハウ自体は自前の倉庫管理・配送システムと、あとはどこか手頃な海運業者を提携・買収すれば間に合いそうではある
Re: (スコア:0)
通関処理とか保税倉庫での各種業務を自前で取り込むことが出来ればそれだけでも大きなメリットがあるはずですよ
Re: (スコア:0)
「法人事業所じゃないよ。倉庫だよ。」で法人税を免れようとした前例もあるしなあ。
法の盲点でも詭弁でも何でも最大限に活用すると思うけどなあ。
通関業務の取り込みどころか通関手続きの回避(=関税の回避&各種貿易規制の回避)を主張して「密輸じゃないよ。適用法がないんだよ。」ぐらい言いそうじゃない?
意外 (スコア:0)
陸路や空路はかなりAmazon化(なにそれ...)させてたのに
海路は今まで手出してなかったんですね
Re:意外 (スコア:1)
海運は歴史があるっつーか、ちょっと特殊というかー
ただ物流を突き詰めればそれが付加価値になると
上流から下流まで突き進むAmazonのパワーは
一時期のIntelっぽいよね。なんかがむしゃら感が。
Re: (スコア:0)
タイムラグが有るから需要予測と在庫の問題が出るんで、Amazonの今までのやり方とは逆な気がする。
Re:意外 (スコア:1)
海路はタイムラグがあるからこそ、Amazonは自社でやりたいんじゃないかな。
コンテナ定期航路ってのは、乗合バスのバス停と同じでこんなふうに [kline.co.jp]各地の港に停泊して集めて回っている。
港が直線航路上にあるならまだしも、神戸や東京のように湾内をグーッと入らなきゃならないところに港が多いから(東京湾内は船速制限もあるし)、これらを回るだけで結構なタイムロスになってしまうんだ。
たとえばリンク先の航路では香港からタコマまで15日間かかっているけど、最短距離にして11,000kmだから、25ノットの大型コンテナ船で単純計算で10日で着く。
大口の貨物を一手にもつAmazonだからこそできることだけど、自前で好きな容量・船速の船を建造して自社の都合に合わせて走らせ、
差別化を図るってのは十分考えられることだと思う。
仰る通り、タイムラグを少しでも少なくできれば、需要予測と在庫の問題はかなり片付くし、
不確定性のある船を自分の手の内にできれば、その上流や下流の物流も計画が立てやすくなるからね。
Re:意外 (スコア:1)
現状のAmazon内の流通には海路は使っていないよね?
だとしたらどんな方法であっても時間的にプラスになり、その分の在庫を確保する必要が出るよ。
Amazonの倉庫は基本、配送の為のバッファであって在庫保管の為の倉庫では無い訳で、その構成でコストを下げている。
実際の在庫リスクはメーカーなりが抱えている訳でして、それ故に配送コストも下げられた。
そこで流通在庫までのリスクを自社で抱えるとなると、コスト的にはマイナスって可能性もある。
ま、定番商品だけでも航空便を止めて船便とすれば送料は減らせるだろうから、その辺りの塩梅次第なんだろうけど。
Re:意外 (スコア:1)
Amazonの倉庫がリーンな在庫しか保持せず、
リードタイムが2週間もかかる中国から各メーカーや仲介業者が個別に輸送して在庫を持っているというのは
Amazonの負担が確かに少ないとしても全体から見るとかなり非効率。
それならAmazonが中国から買い付けて太い物流で消費地の中継所まで運んでしまった方が効率がいい。Amazonの在庫負担が増えるが仕入れ価格が大幅に下がる。また、在庫量に合わせて動的に価格を変動させられるので、仲介業者が在庫を持つより在庫量水準も下げられる。
船腹さえ埋められれば、Amazonがここに手を入れない理由がない。
Forbesの記事の「何千もの仲介業者が排除される」というのはこのことを言っているんだと思うんだけど。
Re:意外 (スコア:1)
Amazonだからこそ、自社が蓄積した販売実績から精度の高い需要予想を立てて、その予想に基づいて船便での直接仕入れをして中間に挟まる業者分のコストを切りたいんじゃないのかと思う。
船ならではのキャパを使って、売れ残った物をたたき売るんじゃなくて他国のAmazonに回して商品価値を落とすこと無く売り切るって事もできるのかも。
Amazonだけが在庫リスクを増やすわけじゃなく、軒を貸す(倉庫と販売システムを提供する)システムもあるから、仕入れ先の国の人達がAmazonを使って直接販売を始めるというのも期待できるかな。
そのうち (スコア:0)
運送業に本格的に乗り出して、宅配便や引っ越し業まではじめるかもな。
ドローンでの配達ってのは、自前インフラでの運送ということだし。
Re:そのうち (スコア:2)
そのうちで言えば旅客もやらないのかな。
貨物と人同時には扱えないんだろうけど、港や路線おさえられるのならなんとかなりそう。
密林爆買ツアー
とか
Re: (スコア:0)
宅配便はもうやってんじゃないの?
なんか最近都内だと、普通の宅配便屋さんじゃない人が来る。
プライム会員でもないのに、当日届いたりするんだけど
通常配送とは別に1つだけ先行して来たりするので空き箱が増えて困る。
Re: (スコア:0)
普通の宅配便屋さんも、末端の配達は零細の運送会社だったりしますよ。
Re: (スコア:0)
Amazonからの発送通知メール確認したらSBS即配サポートってやつですね。
何時何分に来るかまで通知されます。当日来るのはいつもここ。
ヨルムンガンド計画 (スコア:0)
はじまったな…
Re:ヨルムンガンド計画 (スコア:2)
#独立通販国家アマゾン?
Re: (スコア:0)
カンバン方式の海&流通バージョン?
低コストで輸送 (スコア:0)
中国での生産物
亡命者とかスパイとか
ついでに貨物新幹線の実現に (スコア:0, 興味深い)
国内に圧力掛けてくれないかな
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)