akiraaniの日記: 学校体育の柔道剣道の話 9
日記 by
akiraani
最近、なんかのニュースで学校の体育でやる柔道が危険なので剣道にシフトしているというのを見て思ったこと。
確か、柔道のほうがけがをする危険が大きいから問題だみたいな話だったと思うが、まあ確かにその通りだろうと思う。
そもそも学校教育の体育に武道があるのは文化的な意義もあるようなのだけど、自分が高校の体育の授業でそのあたりの伝統を学んだかというと正直かなりあやしい。単に忘れてるだけなのかもしれないけど、他のスポーツをやった時の記憶も照らし合わせると競技のルールとしての説明すら怪しかったように思う。
しかしまあ、スポーツとして武道を収めておくことには肉体的にも大きな意義があるので、この方針自体は別に問題はないと思う。
で、それを踏まえたうえで柔道と剣道はどっちが良いかという話だが、きちんと教えてもらえるというのであれば、柔道だと思う。
柔道のほうがよいと思う理由は、柔道には受け身という技術があるからだ。受け身というのは誰かを攻撃するための技術ではなく、投げられたときに怪我をしないための技術である。
これは柔道の試合をするとき以外にも大変役に立つ技術で、単純に転んだ時、高いところから投げ出された時などの日常的な危険から身を守ってくれる。これほど誰にでも役立つ技術は剣道にはない。故に、剣道よりも柔道のほうがよいと思う。
逆にいえば、受け身の習得が不十分なまま競技としての柔道を行うと、怪我をするリスクは飛躍的に大きくなる。おそらく、柔道の授業で怪我が多いのもこのためだろう。
きっと、体育の授業で行う柔道は受け身を十分に練習しないまま技の実習に入ってしまっているんだろうなぁ。
受け身が役に立つ場面 (スコア:0)
>これは柔道の試合をするとき以外にも大変役に立つ技術で、
>単純に転んだ時、高いところから投げ出された時などの日常的な危険から身を守ってくれる。
真っ先に思いつくのはバイク、自転車、スキー、スノボー、スケート。
単純に階段で足を滑らせた時や、氷った路面で転倒した時でさえも、受け身は役に立ちます。
つか、何回か役に立ちました。
現実には一生に一度でも役に立てば、十分に元は取れてると思う。
スノボで後頭部を打ったのが原因で亡くなった人の話なんか聞くと特にねー。
Re: (スコア:0)
>真っ先に思いつくのはバイク、自転車、スキー、スノボー、スケート。
俺には全く無関係だな。
本当に恐れるなら、やらないのが一番です。
Re:受け身が役に立つ場面 (スコア:1)
まぁでも、下のコメ主さんの先生のように身に付くまでじっくり教えてもらわないと、とっさの反応で受け身できないでしょうけどねw
Re:受け身が役に立つ場面 (スコア:1)
えっと、荒唐無稽な例を挙げたかったんだと思いますが、ちょっとマジレス。
柔道じゃなくて少林寺拳法ですが、私は小学生のころ、
> 自動車にはねられたけど受け身で助かったとか
これの経験があります。
道路への飛び出しで車にはねられたんですが
最初に吹っ飛ばされて背中で着地(ここでランドセルがクッションに)、
その後、勢いに逆らわずに後受身 [coocan.jp](要は頭をぶつけないように後転)。
端から見ると「車にはね飛ばされて数メートル転がる」という派手なことになってたらしいのですが、
救急車に運ばれたものの結局肩の軽い打撲だけで済みました。
#ちょうど場所が高校の正門前で時間帯は下校時間という、
#結構なギャラリーがいる状況での出来事だったので
#女子高生に囲まれるという貴重な体験ができました…
まあ、こんなのは特殊な例で、
受身を覚えておけば車にはねられても大丈夫なんて言うつもりはありませんが…
あとは、受身だけでなくランドセルがクッションになったのも大きかったっすね。
背中から落ちた時につぶれて、厚みが半分ぐらいになってしまいました。中のカンペンケースもペチャンコだったし…
おかげでその後卒業するまで、
児童A「せんせー明日は手提げで来てもいいですかー?」
児童B「taka2くんのことがあるので安全のためランドセルの方がいいと思いますー」
なんていう掛け合いが定番になってしまった…
#柔道の受け身は、手で地面を叩くというのが納得できてなかったり…
#アスファルトを叩いたら背中以上に手にダメージが来そうだ…
Re:受け身が役に立つ場面 (スコア:1)
こういう(身近な危険に鈍感な)人が, 歩いているときにけっつまづいて顔面ダイブするんだろうと想像するに難くない.
最近の子供は転んだときに, 咄嗟に手を出す, 体を捻るという動作が出来ないため, 頭部・顔面のケガが増加(30年で児童数が40%減っているのに対し, ケガの発生件数が1.7倍)しているんだとか.
Re: (スコア:0)
受け身のお役立ち度で言えば、柔道よりも合気道だったなあ。
まあ、授業でやったものと部活でやったものの練習量の違いといえばそれまでかもしれないけど。
中学合気道で高校以降ラグビーやってるけど、いまだに活用してます。
指導教員をしっかり育てるしか無いよね (スコア:0)
柔道の授業中に死亡事故、なんて話を聞くと、
自分達が学生時代に指導してくれた体育の先生が真面目な人で良かったなぁと思います。
中学と高校で、確か柔道・剣道・創作ダンスの3種の中からの選択制だったと記憶していますが、
柔道の最初の授業で受け身を全員がきちんとできるようになるまで延々指導し、
更に、その後も授業の各時間の最初には柔軟運動の後に受け身の練習、
その間もしっかりと生徒を見てちゃんと出来てるかチェックしてましたからね。
受け身が命を守るための技術だと言う理解も、
柔道そのものの危険性に対する理解も高かったんだろうなぁ、と。
真っ先に受け身を習うものとばかり (スコア:0)
15年以上前ですが、中学・高校時代に体育で柔道やってましたが、
どちらもまず最初は受け身をみっちり修得するところからでした。
後の方でも、時間の最初はまず受け身練習からでしたし。
(中学は1年の間の特定期間だけでしたが、高校は2週に1回必ず柔道が入ってた)
今も同じだと思っていたのですが、ここ最近の騒ぎを見る限り、違うのだろうか。。。などど。
それとも、教わった先生に恵まれたのかも(汗)
高校時代は体育のコマが多かった(まだ家庭科が女子のみで、男子は家庭科時間の分体育が多かった)ので、
時間減による影響というのもあるかもしれないですが。
Re:真っ先に受け身を習うものとばかり (スコア:1)
高校一・二年の頃体育週三回のうち一回が柔道でした。男子だけ柔道。女子はその時間は家庭科。柔道をしっかり担当している教諭が受け持っていました。柔道着が分厚いので手洗いしてしっかり干すのが手間だったし、組んだり技かけたりはちっとも上達しませんでしたが、真っ先に受け身を毎回その目的を説かれながら教わったのは納得できることだったなあと、やらなくなって何十年経った今でも思っています。実生活で活かしたことはまだないですけどね。
中学からの武道必修化で教える側が間に合っていないというのは他人事としてはコップの中の論争で済む話だけどどうもそれだけでは済まないらしいのが困りますね。