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東京都多摩市の図書館で使用されている装置は、写真を見るとカウンターの上に設置し、 本のテープに磁気を付けたり消したりするのですから、 一定の強さの交流磁界を人体の近くで発生させているわけですね。 朝日では0.6mT (6000mG)とありますが、 WHO の協力期間のICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)がボランティアの協力による実験なども考慮して出した 報告 [nii.ac.jp]の28P では、 公衆(電磁波の専門家や電磁界の下で作業する人間以外の、普通の人)の暴露に関する参考レベルは、 0.8~150KHzで6.25μTだから、朝日報道の「6倍」というのは、周波数にもよりますが、イマイチ良く判らないですね。測定自体も第三者ではなく納入業者が行っていますが・・・
ちなみに万引き防止システムは 心臓ペースメーカーの誤動作 [mainichi.co.jp]に関連して厚生省医薬安全局から 注意喚起 [mhlw.go.jp] が出されています。
余談ですが、プラセボ効果自体、迷信なようですね。 プラセボには効果がないのかという調査結果もあります。
プラセボに大きな臨床効果があるということの一般的根拠は,ほとんど見付けられなかった.他覚的あるいは 2 値変数の転帰に対しては,プラセボに有意な効果は認められなかったが,連続値の自覚的転帰を評価した試験および疼痛治療の試験では,プラセボにわずかな有益性があることが考えられた.
最終的には因果関係に関しては労働衛生調査分析センターの解析結果待ちですけどね。
年齢とか性差が偏ってるサンプルだと思います。北米の女子学生を対象に調べてたら 同じような結果になったりして。
パッとWebを調べた範囲では正確な測定結果は見つかりませんでしたが、ミリガウスの単位ですね。今回の朝日のが、ミリがつかないガウスですが。
>携帯の発信時の電波が危険なら、町中至る所に立っている地上局も強力な電波を出していますが
距離を考えてよ。遠い焚き火と体のすぐ近くの蝋燭の火と、とどっちが火傷するか、と。
この種の話を聞く度に不思議に思う。電車の床下には電磁波を出しまくるモーターなる物体が渦巻いていますがなにか。
TVの水平走査の15.7KHzが聞こえて頭痛がするってひとも居るわけだし。
その現象に気がつくのより随分昔に「紫外音」とかいう題名のSFドラマをNHKで見た覚えがあります。可聴領域の上の周波数の音声でメッセージを流して聴こえた人間だけ集めて云々、って話。その記憶があったので最初に原理を教えてもらったときには割と素直に納得した。
昨年10月19日に磁気を使った無断持ち出し防止システムを導入した。数日後、頭痛や疲労感などを訴える職員が相次いだ。
という事で、かなり短期間で症状が出てるようですが、電磁波による健康障害というのは、長期間に渡って電磁波に晒され続けた場合に起こる場合が多いので、その点でも多少疑問の余地はあるかと思います。 もちろん手をかざしたらピリピリするとか、近寄ると髪の毛が逆立つ程の強い電磁波であればこういう短期間で症状が出ても不思議ではないですが。 どちらかと
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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家
どこまで調査したのだろう (スコア:4, 興味深い)
体調が不良になる」という男性の事例を科学的見地な記載を欠い
たまま載せた前科があるのでアレだけど;
こういうのはやはり、ダブル・ブラインドテストにして
・電磁波が出ている時期
・電磁波が出てない時期
の有意な統計を取らないとダメでしょ。
単に体調不良の原因が「それ」だと思い込むが為に
症状を出してしまうという「逆プラシーボ効果」みたく
なっていないのか、と。
#むろん「電磁波に害は無い」と言いたいワケではない。
Re:どこまで調査したのだろう (スコア:4, 興味深い)
東京都多摩市の図書館で使用されている装置は、写真を見るとカウンターの上に設置し、 本のテープに磁気を付けたり消したりするのですから、 一定の強さの交流磁界を人体の近くで発生させているわけですね。 朝日では0.6mT (6000mG)とありますが、 WHO の協力期間のICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)がボランティアの協力による実験なども考慮して出した 報告 [nii.ac.jp]の28P では、 公衆(電磁波の専門家や電磁界の下で作業する人間以外の、普通の人)の暴露に関する参考レベルは、 0.8~150KHzで6.25μTだから、朝日報道の「6倍」というのは、周波数にもよりますが、イマイチ良く判らないですね。測定自体も第三者ではなく納入業者が行っていますが・・・
ちなみに万引き防止システムは 心臓ペースメーカーの誤動作 [mainichi.co.jp]に関連して厚生省医薬安全局から 注意喚起 [mhlw.go.jp] が出されています。
「迷信」という表現はちょっと(Re:どこまで調査した (スコア:2, 参考になる)
もちろん、くだんの論文の方が間違っているというわけではないです。あくまでプラセボを用いた治療が「どんな病気でもたちどころにに治せる秘法」なんかではない、むしろ効くケースの方が限定されるし、その効果も大きくはないのだから、治療目的に使うべきでない、というのが彼等の主張です。この背景には「プラセボ」をふりかざしさえすれば、意味のない治療でもまかり通りかねない風潮があるのかもしれません。これに対する警鐘だと。
また彼等の今回の報告がどの程度正しいと言えるのかについても、今後他のグループの追試を待つべきではないかと思います。NEJMは確かに一流どころですが、その一報だけでは決め手に欠けると思いますので。
プラセボ効果について Re: Re:どこまで調査したのだろ (スコア:2, 参考になる)
> [so-net.ne.jp] という調査結果もあります。英語の原文はこちら [nejm.org]
「迷信のようですね。」というのは言い過ぎです。
リンク先の日本語訳はかなり酷いので理解しずらいですが、
原文を読んで理解し得た限りを説明すると、
・まず、この統計は患者の治療記録から導かれた物だから、治療以外の事につ
いて適用可能かどうか不明。
・効果が「有った」か「無かった」かの二値で評価が記録された試験だけにつ
いて統計を取るとプラセボの有無で有為な差はなかった。
・効果を連続的な指標で記録した試験について統計を取ると、個々の試験記録
について見た場合、効果が見られる試験もあったが、それはサンプル数(つま
りその治療記録における患者数) が多い試験ほど効果が小さくなっている為、
統計誤差の可能性もある。
しかし、全ての記録を標準化して(つまり治療内容も場所も一般に異なる別の
記録の統計を合わせて)全体の統計を取ると、効果を主観的に調べる種類の記
録でのみプラセボによる有為な効果が見られた。
痛みを取る為の治療の記録については、症状が良くなる方向への効果が見られ
た。
・結論は:プラセボが「一般的に効果の大きい治療方法である」という証拠は
ほとんど得られなかった。効果を主観的に連続的な指標で調べる試験と、痛み
を取る治療については小さいが効果がある可能性がある。
臨床試験以外の目的で治療の為にプラセボを用いる正当な理由は見当らない。
(痛みの調査は連続的な指標で主観的に調べる種類に含まれると思いますが、
痛みの調査だけ個別に言及している理由は不明。)
プレセボ効果そのものの存在を否定しているわけではなく、治療に使えないと
言ってるだけですね。
このトピックの職員の自覚症状については、この論文の内容をどこまで当ては
めて良いのかわかりませんが(そもそも治療効果についてしか論じていないし)、
この論文の結論が正しいと仮定しても、職員の自覚症状がプラセボ効果では無
いという証明を引き出すのは無理でしょう。
Re:プラセボ効果について Re: Re:どこまで調査したの (スコア:3, すばらしい洞察)
最終的には因果関係に関しては労働衛生調査分析センターの解析結果待ちですけどね。
Re:プラセボ効果について Re: Re:どこまで調査したの (スコア:1)
Re:どこまで調査したのだろう (スコア:2, 参考になる)
薬などの臨床試験では、不確定要素を極力減らすために本物の薬を処方されるグループと、偽薬(ビタミン剤等)を処方されるグループの結果を照らし合わせ、プラセボ効果で結果が変わっていない事は検証されますので。
今回も正確な検証結果を出すためには、同じ手順を用いて電磁波が本当に出ているグループと、偽の機材で本当は電磁波を出していないグループ両方の結果を見る必要はあるかと。
ちなみに心臓ペースメーカーの件は、同じ周波数のリモート操作用の入力を叩いててリセットコードを入力してたってのは結構有名な話ですよね。
--- どちらなりとご自由に --- --
プラセボは遺伝子が関与している (スコア:1)
日本人とアメリカ人の遺伝子的な気質の違い [zaurusworld.ne.jp]
表を見ると日本人は不安になり易い体質である事がわかる。
不安なく信じれば自然治癒力が働き、臆病で疑り深く信じてないなら効かないかと
関連するのは確かだろう。
Re:プラセボは遺伝子が関与している (スコア:1, おもしろおかしい)
その記事をそのまま信じてしまうのに(多分、日本人であろう)あなたは不安を感じないのですか ;-)
#人種でレセプターのタイプに違いがあるというところまでは確かなのかもしれないけど
#その働きが実際の性格に反映されるという確かな証拠は出せるのか、ってのが記事への
#ツっコミどころかと。
性差? (スコア:1)
「日本人は・・」ということではなく、「日本の女子学生は・・」という 議論では?、百歩譲って遺伝子が性格に反映すると仮定しても。
年齢とか性差が偏ってるサンプルだと思います。北米の女子学生を対象に調べてたら 同じような結果になったりして。
Re:プラセボは遺伝子が関与している (スコア:0)
#アメリカ人の遺伝子というのもヘン.
Re:どこまで調査したのだろう (スコア:2, 興味深い)
Re:どこまで調査したのだろう (スコア:3, 参考になる)
電磁波の基礎知識 [nifty.ne.jp]とかはどう?
電磁波の生体影響 [jomon.ne.jp]だったら知りたいことが全部書いてあるかもね。
そうだったのか~ (スコア:3, おもしろおかしい)
Re:どこまで調査したのだろう (スコア:2, 参考になる)
Re:どこまで調査したのだろう (スコア:2, 興味深い)
Re:どこまで調査したのだろう (スコア:0)
波ならどれでも同じだと思ってますか?
Re:どこまで調査したのだろう (スコア:0)
そういう風にコメントつけるなら#20098 [srad.jp]だろ。
#200283 [srad.jp]は話の流れに乗ってるだけ。
Re:どこまで調査したのだろう (スコア:1)
見てみるとこれも朝日新聞……。
(消えていたのでgoogleのキャッシュ [google.co.jp])
電磁波過敏症の人ってこういうので影響受けるんですかね?
携帯電話とペースメーカーについては前に日経ITProで調査記事 [nikkeibp.co.jp]が出てましたね。
誤動作する機種もあるが、22cmはなれていれば大丈夫という話でしたか。
そういえば、電磁波カットをする繊維ってありますよね。ああいうので本をくるんでゲートを抜けたら、ひっかからないんですか?(やる気はないけど)
[zenei.jp]
Re:どこまで調査したのだろう (スコア:1)
パッとWebを調べた範囲では正確な測定結果は見つかりませんでしたが、ミリガウスの単位ですね。今回の朝日のが、ミリがつかないガウスですが。
>携帯の発信時の電波が危険なら、町中至る所に立っている地上局も強力な電波を出していますが
距離を考えてよ。遠い焚き火と体のすぐ近くの蝋燭の火と、とどっちが火傷するか、と。
Re:どこまで調査したのだろう (スコア:1, おもしろおかしい)
世の中にはその電磁波を浴びると心落ち着く(または萌える)人も存在します。
日記を読んでいると/.Jにも3、4人はそんな人 [google.co.jp]がいるようです。
Re:どこまで調査したのだろう (スコア:1)
PHSは大丈夫らしい…
ヘッドセットを使って頭から離すと大丈夫のようなので、脳味噌の至近距離で携帯電話からの電磁波を食らうと駄目なようで。
まぁ端から見てると滑稽以外のナニモノでもないわけですが。
# rm -rf ./.
携帯電話の電波 (スコア:1)
どういうものかといいますと、
「携帯電話を10台ぐらい並べて一斉に発信して、その前に立ってみる」
というものでした。
私は見てるだけで被験者にはならなかったのですが、
実際に携帯電話の前に立ってみた人たちはほぼ全員が
「なんかキタ」という類のコメントをしておりました。
聞いた感じだと、脳になんか直接くるような感覚らしいです。
まぁ、それだけなんですけども。
Re:携帯電話の電波 (スコア:0)
案外歯の問題だったりして (スコア:0)
口腔中の異常電位とか金属イオンとかで発生する症状とよく似ていそう。
#証明しきれないのでAC
Re:どこまで調査したのだろう (スコア:1)
と同時に、出ているのは電磁波だけかどうかも調べないと いけないのでは? コイルの固定がゆるんでいて、超音波も出てたとか。 超低周波が出てたってのは今回はなさそうだけど。 TVの水平走査の15.7KHzが聞こえて頭痛がするってひとも 居るわけだし。
Re:どこまで調査したのだろう (スコア:0)
#激しくオフトピな上に頭痛はしないのでAC
Re:どこまで調査したのだろう (スコア:1)
「あ、(TVが)ついているな」
という感覚(感触?)が得られますね。
自宅に帰ったとき、居間の両親が見ているTVの音声がOFFになっていても、廊下からTV見ているのがわかりますからねぇ。
# こーいう体質は、やはり毒電波に犯されやすいのだろうか。(-_-)
----tm-hal-----
我々はM$だ
お前達の知識と技術を吸収し、お前達の企業を買収する
抵抗は無意味だ
Re:どこまで調査したのだろう (スコア:0)
私もこれ読んで初めて納得した。
けど、親コメントで「TVの水平走査の15.7KHzが聞こえて頭痛がするってひとも居るわけだし」と書かれて
Re:どこまで調査したのだろう (スコア:1)
というか、普通の人には聞こえない周波数に設計したと信じて ました。
たまに聞こえることもありますが、それは15.7KHzが聞こえてる ンじゃなくて、なにかの共振等で ÷2 周波数が出てたの ではないかと疑っています。 ちなみに年取ると高音は聞こえなくなってゆくそうで。 私の場合、 TVから「キーン」という音がしたという経験も20代までかなぁ。
TVのキーンという音 (スコア:1)
いえいえ、単に走査線数(525本)xフレームレート(約30f/s)なだけです。
#15.75kHzが可聴周波数の上限なら、CDのサンプリング周波数は
#32kHzでも良かったわけで...(^_^)
Re:TVのキーンという音(オフトピ) (スコア:1)
今度確かめてみよっと。
さすがに33[kHz]は聞こえまい。
#今は1500本のテレビ [mycom.co.jp]もあるみたいだけど。
#このリンクはほんの一例。
Re:どこまで調査したのだろう (スコア:1)
一時期電器屋さんでアルバイトしてたんですが、朝一で出勤して掃除してて、後ろでテレビのスイッチが入ると振り向くので聴こえない人には随分不気味がられていました。店長が説明してくれたので変な人扱いされずにすんだ。
「赤外音楽」(was: どこまで調査したのだろう) (スコア:1)
それは,「赤外音楽」 [fukkan.com](佐野洋)ですな。
- Lupinoid -
Re:「赤外音楽」(was: どこまで調査したのだろう) (スコア:1)
Re:どこまで調査したのだろう (スコア:0)
Re:どこまで調査したのだろう (スコア:0)
という事で、かなり短期間で症状が出てるようですが、電磁波による健康障害というのは、長期間に渡って電磁波に晒され続けた場合に起こる場合が多いので、その点でも多少疑問の余地はあるかと思います。
もちろん手をかざしたらピリピリするとか、近寄ると髪の毛が逆立つ程の強い電磁波であればこういう短期間で症状が出ても不思議ではないですが。
どちらかと
Re:どこまで調査したのだろう (スコア:3, 参考になる)
>もちろん手をかざしたらピリピリするとか、近寄ると髪の毛が逆立つ
>程の強い電磁波であればこういう短期間で症状が出ても不思議ではないですが。
やり方次第じゃ50Hz、ピーク電流200Aくらいで、なりますよ>頭痛と吐き気
院生が経験したんだけど、超伝導機器に片道6,7mのケーブルをつないで通電したら、
ケーブルから1mくらい離れたパソコンのディスプレイは画面は乱れまくり、
通電した瞬間から耳鳴りはするは、頭痛はひどいはで、20分もすると吐き気がすごくて
実験できない、ってなことがあったらしい。
#ちょうどそのとき、私は別の仕事で実験に立ち会えなかった。
#どうも、ケーブルの剛性(直径1cmを3本より)とさばいたときについたくせで
#幅1mくらいのループになっていたのが原因らしい。
#あとで、教授に報告したら、「そんなもん、行きと帰りのケーブルで撚りながら
#接続しなきゃだめだろ」と説教くらいました(事前にアドバイスできなかった私が)(恥
##いやー、前に半波に整流したやつだと、ピーク150Aくらいまで流したときは
##(今にしてみれば雑な配線でも)問題なかったもんで、「配線は撚れ」の常識が
##そんなとこにも及ぶとは全然気づかなかったです(爆
##(ていうか、そういう大電流こそ効いてくることくらい気づいとけ<自分)
#ちなみに、そのときにかかってた電圧は10Vくらい