KDDI家族割の真実 23
まずは明細書を確認だ 部門より
Dot.Zeile 曰く,"家族で入ると安くなる、KDDIの家族割ですが、これの一つのウリは「無料通話分を家族で共有できる」ことでしょう。つまり、自分の携帯が無料通話分をオーバーしていても家族の無料通話分が余っていればそちらでカバーできるのです。この便利な無料通話共有の仕組み、しかし、実は大きな落し穴があったのです。たとえば1,700円の無料通話分があってパケット通信1,100円、音声通話1,000円と使用した場合、合計2,100円、この超過分400円は別の携帯の無料通話分でカバーすることはできないというのです。"
"確かにパンフレットには「パケット通信料は共有部分でカバーされません」とは書かれているのですが、それだけでは納得できない話です。これはKDDI側の説明によれば、まず「音声通話分」1,000円を無料通話分から引き、残った無料通話分とパケット通信料の差額を請求する、という仕組みになっているからなのだそうです。だから400円はカバーされずそのまま請求されてしまう。どうでしょう、理解できたでしょうか。私は納得するのにずいぶん時間がかかりました。
つまり音声通話だけで1,700円を超えていればその分はカバーされるのですが、その際パケット通信料はまるごと請求されるということになります。音声通話が単独で1,700円を超えていない限りは超過分はすべてパケット通信料と計算されてしまうのでカバーされない、という理屈になるわけです。これは…なんだか詐欺のような気がするなあ…まあ隠れた費用とか請求されませんから悪質ではないにしても、少なくとも宣伝やパンフレットで語られている内容とのギャップが激しすぎますよね。
KDDIの担当者は今後改善されるかもしれないが今回の請求分についてはどうしようもない、と言っています。そりゃあ400円くらいでこれ以上ガタガタいうのもバカバカしいですけど、もっとひどいことになっている人も多いはず。みんなで盛大にKDDIに文句を言えば今後は計算方法が変わることも期待できるでしょう。ということでユーザーの人はみんなで意志表示しましょう。
なお例によってここでいうKDDI(au)とは旧IDO地域の関東東海地方の制度を指しております。念のため。"
あなたの明細書は大丈夫か?思いがけない請求はされてないか?オレはドコモユーザだが、とりあえずプラン変更とか割引適用とかで安くなったのかは念入りにチェックすることにしよう。
Re:MobileVoIP化されれば… (スコア:4, 興味深い)
で,下位の音声用レイヤでは時間課金で設計されており,上位のデータ通信用プロトコルが動く時だけ,特別扱いして,データ従量課金するようになっています.
ですから,音声通話時に従量課金するのは,仕組みがないので,結構大変なようです.
では,なぜ音声用レイヤが時間課金になっているのかというと,携帯電話のプロトコルの設計当初に,ほとんど音声通話のことしか考慮していなかったからでしょう.また,時間課金である固定電話網との相互接続を行なう必要があるというのも理由の一つです.
音声が主/データが従というのは,長らく電話屋の頭に染み付いていた考え方で,脱却できたのは割と最近のようです.DoCoMo の FOMA は,Voice over ATM といった設計で,一応「データ通信上で音声」になっています.ただ,「データ通信」が IP ではなく ATM であるあたりが,しょせん電話屋だなあという感じですが.
VoIP 以前に,IPベースの携帯電話プロトコルを探す方が難しいというのが現状です.そういう中で個人的に注目しているのが,Qualcomm の HDR というプロトコルです.これはいわゆる2.5世代の規格なのですが,cdmaOne の拡張規格でありながら,音声をまったく考慮せず,IPでのデータ通信に最適化したプロトコルです.もちろんIP網に直結できます.
個人的には cdmaOne を採用している KDDI がこれを使って安価で高速なモバイルでのIP接続手段を提供してくれないかな,と密かに期待しています.
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Yoshige
なにが問題なの? (スコア:3, 興味深い)
あー、スコア0かもしれないが書こう。
何が問題なのかよくわからんが。どう読んでも何回読んでも書いてある通りに請求が行われているだけでしょう。KDDIのユーザではないし回し者でもないけれど、ここで問題にするようなことなのでしょうか。
世の中契約条項をきちんと読まずに文句だけ言う人が多すぎ。もちろん、複雑難解なものをコンシューマーに出す会社はナンセンスだが、問題になっている料金は投稿記事を読む限りでは何も問題なさげ。
Re:なにが問題なの? (スコア:3, 参考になる)
これは計算のからくりで、「先に通話料を無料通話分から引く」ことで、「無料通話分の残りはパケット通信料に適用される」わけです。すると超過分は「パケット通信料と見なされる」ために他の無料通話分ではカバーされない。
ところが同じ規定でもしも計算上「先にパケット通信料を引く」計算になってれば通話料から「無料通話分」を引いた残りはカバーされることになるわけです。
つまり無料通話料を取るも取らないも計算方法次第、「見なし方」次第。
そしてこの「見なし方」について詳細に記述したものはどこにもないのですよ。
だから、基本的にはこの「引き算の順番」のことを知らない人はくれぐれもご用心、という話です。
単純に納得できると感じてそのまま支払いする人には、それで何の問題もない話ですけどね。でも、世間一般に誤解を招きやすいのは事実なので。ユーザーに誤解されやすい規定はもっとわかりやすくなるように変わるなり、説明がパンフレット等でもっと大々的に行われるんべきなんじゃないの、と。それだけのことなんですけどね。
契約約款はちゃんと読みましょう (スコア:3, 参考になる)
という話ですよね。
au by KDDIに関していえば確かに各種割引による料金制度の複雑さはありますね。ガク割にしても、他社携帯電話・PHSへの通話は半額ではなく、かつコミコミOneの割引率も半額にされます。つまり、他社携帯・PHSにかけることが多い場合、無料通話分をさっくりと使い果たすことがあるわけですね。それでも充分安いんですが。いいなあ学生。
むしろ責めるべきなのは、約款に書いてない契約を強要してくる販売代理店ですよ。一例を挙げると、DDIポケット契約時の「年契」トラブルは良く聞かれます。実際は年契必須ではない通話プランで年契を強要される、といったものですね。こういったことを防ぐためにも、契約約款はちゃんと読むべきです。各社ともWebで参照できるようになってますし(でもauはPDFしか載ってない……HTMLにしてくれよぅ)。
ちなみに、携帯電話の料金に関して勉強したい方にはケータイウォーズをお勧めしておきます。
似たような物に… (スコア:2, 参考になる)
Re:似たような物に… (スコア:2)
Re:なにが問題なの? (スコア:2)
・通話料金は無料分をオーバーしていません
・よってカバーする所がありません
....話はすげー単純だと思うけど。
そもそもパケ料金が[通話料]として数えられるって事自体知らなかったぞ俺は。そうなのか、 J でもそゆプランあるのかな、調べよっと。
個人でやった場合はどうなの (スコア:2)
すいません基本的なこと聽いて。
でも、前提条件は明示した方がいいと思って。
Re:個人でやった場合はどうなの (スコア:2)
Re:からくり というレベルぢゃないような (スコア:2)
#とはいえ、やっぱりこれは使い勝手悪いなー。
Re:似たような物に… (スコア:1)
あれのWeb課金はパック料金に含むと思い込んでいたら、通話料とメールだけと判ってがっかりしました。
パケ死するほど使うわけではないのだから含んでほしいぞ>J
MobileVoIP化されれば… (スコア:1, 参考になる)
なるほど (スコア:1)
パケット代金を先に引くか通話料を引くかが問題で、 それについての言及がなされていない、という点が 問題になっていたんですね。「パケット代金については 共有されない」と書かれてあるようなので、わかる人^H^H^H^H察しのよい人 (^^;) にはわかるけど、一般には誤解を招きやすい、と。
先日までGooの特集でやっていた携帯料金比較のページは、企画終了でアクセスできなくなっていて、どれくらい誤解を招いているか確認できず、、、残念。
Re:MobileVoIP化されれば… (スコア:1)
音声はどのような基準でデータ量を計算したら
よいのでしょうかねぇ。
もし全てデータ量で課金されたら各電話会社のサービスが一目瞭然となって使う側の人には有難いと思います。
Re:似たような物に… (スコア:1)
JはWeb通信料も8月からパック料金に含むみたいだよ。
パック料金プラン、家族向け割引サービス等の料金・サービス内容の改定について
そもそも電話料金計算の体系が古すぎる? (スコア:1)
個人的に望ましいと考える料金(ただし音声通話に限る)の仕様;
1.課金DB管理費(月額固定)
2.接続確立費(通話毎)
3.回線占有費(通話毎・1秒単位)
…これらの合計で構成される料金なら納得いくのに。
特に、3に関して言えば、いまだに3分だ~1分だ~と課金単位時間が長すぎると思いませんか?
どうせ機械で計算するんだから秒単位・1円単位で問題なさそうなものなのに。
…ひょっとして手動交換時代の考え方が未だにこびりついてるの?
Re:そもそも電話料金計算の体系が古すぎる? (スコア:1)
現状の携帯電話・PHSに関していえば、一部プラン(ドコモPDCのゆうゆうコール、au by KDDIのコミコミOneオフタイムなど)を除いて、単位秒(15とか30とか40とか)での課金が主流ですよ。1秒単位はさすがにありませんが、厘の単位で積算していくというのもあんまり現実的ではない気がしますね……。
1円単位というのは、わりといいかもしれないです。昔国際電信電話(KDD)がやってた1円電話みたいに。あれ、NTT足回り回線への接続費用で赤が出て大変だったそうですけど。足回り回線への接続には、1通話単位でNTTから各通信事業者に請求がいく、だったかな?
Re:そもそも電話料金計算の体系が古すぎる? (スコア:1)
要するに私が望んでいるのは「○○円(銭?)/秒」の料金体系なのでして。
厘単位まで行くとコスト的に不利な気もするので銭単位までが妥当かな。
件の旧KDDの逆ざや問題では、結局1通話当たりの固定費を取ることで一応の解決を見たんでしたっけ?
…となると、それって既に(接続確立費+回線占有費)モデルなのか?
Re:そもそも電話料金計算の体系が古すぎる? (スコア:1)
むしろ、0.01秒単位で話すようになるから1秒また1秒と繰り返すようになるんだ、一緒だよ(笑)
#「ニューロマンサー」読んでアタマおかしくなってるんでこーゆーことをついつい考えてしまう。
gy0
Re:からくり というレベルぢゃないような (スコア:1)
auのサイトにちゃんと
ezwebのパケット通信料が、コミコミOneの無料通話の対象になりました。
(通話料が無料通話を超過しない場合、パケット通信料を無料通話に適用いたします。)
と書いてある。
これを見てれば「通話料から先に引かれる」ことは分かるのでは?
Re:そもそも電話料金計算の体系が古すぎる? (スコア:0)
もっとも、それだと電話機の通話時間表示を見ながら「じゃ、あと2分半」「・・・・・過ぎちゃったね」を繰り返して朝まで電話する、なんてことがなくなるんだろうなぁ。
Re: なにが問題なの? (スコア:0)
ISDN テレホーダイを契約した後の初めての請求書に、テレホーダイ料金分が INS 通信と INS 通話の2つに分割されてたのを見て愕然とした経験があるので、僕はそんくらいのことではびびりませんが、そういう馬鹿げた請求書を見たことなかったら、ふつーは戸惑うだろうと思います。
それにたった15秒の CM が商品の売れ行きを左右するこのご時世、商品をちゃんと解ってから購入なんていう人も少数派でしょう。
血迷った極論を言えば、15秒以下で正しく理解できない商品は、誤解のもとになりえるんじゃないでしょか。
Re:契約約款はちゃんと読みましょう (スコア:0)
おりょりょ?
新宿住友ビルにある直営店でも年間契約を強要されたよ。
きっと販売代理店も上から強制されてるんでないかなぁ・・・(憶測)。