CalderaのLinuxモドキはLinuxカーネル非搭載 25
ストーリー by Oliver
LinuxたろうとするUNIX 部門より
LinuxたろうとするUNIX 部門より
本家より:"UnixReviewの記事によるとCalderaがOpenUNIX 8ヲリリースした。これにはほぼ完全なGNU/Linuxディストリビューションが含まれているが、カーネルだけはSCOから買収してきたSVR5の正当派UNIXだ。収録パッケージはOpenLinux 3.1と同じだが、こっちのほうがよりスケーラブルだが、そのままネイティブなGNU/Linuxアプリが開発できるとか。"
ユーザ空間がGNUでカーネルが違うんなら、素直にGNU/UNIXと名づけたらいいのに。最近では「UNIX」より「Linux」のほうが知名度が高いんだから、面白いったらありゃしない。こういった取り組みでは他にDebian内に「Debian GNU/Hurd」や「Debian GNU/*BSD」、「Debian GNU/Solaris」なんて動きがある。肝心のユーザ空間がまったく同一だったら、カーネルはタスクにあったモノや好みで選ぶべし。
そういうわけにも (スコア:4, 興味深い)
GNU/UNIX ってつまり GNU's Not UNIX/UNIXで、さすがにこんな自己矛盾な名前はつけられまいて。
# 存在も自己矛盾かも。
Re:なんでGNUは車輪の再発明に拘ってるんでしょう? (スコア:3, 興味深い)
自分で作る」ってのが出発点ですよね。ですからむしろ後
追いのプロジェクトなわけで、車輪の再発明と言われても
正にその通りな訳です。
私は80年代に買ったEmacsのマニュアルを職場で使って
ますが(今アスキーから出てる奴より牛がかわいい)、既に
「UNIX完全互換でもっと凄いOSを作るんだ」みたいな事を
言ってたはず。
じゃあ、その凄いOSはいつ出てくるんだろうと思ってい
たので、Linuxが流行り出した時には「これか!」と勘違い
してしまいました。
HURDが出てきたときにはすっかり今更感が漂うことにな
ってしまいましたが、おそらくプラットホームをPCに特化
するという観点が無かったのではないでしょうか?
その間隙を縫ってLinuxが爆発的に普及してしまった。
未だに作っていても、別に悪くないんじゃないですか?
PC等のコンピューター環境ではモノリシックカーネルが
実践的でパフォーマンスも出るということでケリが着きつ
つ有りますが、それだって今より10倍、100倍マシン
が速くなった時は無視出来るかもしれないし、電子レンジ
やら腕時計に組み込みたいという話になってくるとマイク
ロカーネルの方が向いているような気はしますし。
-- AKI・T
Re:なんでGNUは車輪の再発明に拘ってるんでしょう? (スコア:2)
全くの新規ではなくて、Machベースだったと思いますが。
Linuxベースでという話もあったらしいですけど、なんでMachになったかはよく知らないです。
Re:Advantages of the Hurd (スコア:2)
> it's extensible
Linuxってこの二つは実装のきれいさや、モジュール化がきちんとしてるからじゃなくて、マンパワーで押しきって移植したりしているように見えるんですが、ちがうんですかね?
> あと、「フリーウェアを作る」という趣旨から見れば、
> > 車輪の再発明と言われても正にその通り
> というのは、若干外れた指摘のような気がします。
FSFの人たちにはclosed softwareは、*無い*に等しい訳で、彼らに取って車輪を再発明している訳ではないと思いますよ。
May the 4th B w/z U
Re:なんでGNUは車輪の再発明に拘ってるんでしょう? (スコア:2)
昔のことで記憶が曖昧なんですが、Linuxが出てきたんで、Hurdは止めてLinuxにしようという話がFSF内であったらしんです。
でも結局MicroKernelで行くことになったらしいですが....やりかけの途中で放り出すのは嫌だというだけの理由かもしれないです。
Hurdが始まった頃はともかく、Linuxで行くかどうかも議論があった頃は、MicroKenelが必ずしも優れているわけではないというのが常識になりつつあったんですけどねぇ。
当時サンソフトの社長だったエド・ザンダー氏が「Solarisにマイクロカーネルを採用する予定はないのか?」という質問に対して「マイクロカーネルの利点と言われているものは、Solarisは全て持っている」と答えています。
Re:なんでGNUは車輪の再発明に拘ってるんでしょう? (スコア:2)
Hurdは (スコア:1)
別に便乗組じゃないと思うけど。
/.configure;oddmake;oddmake install
それなら (スコア:1)
UNIX/GNU's Not UNIX で UNIX と非 UNIX の融合と解釈できる。
Re:Hurdは (スコア:1)
予定ではもっと早くに正式リリースってことだったのですが、
なかなかバージョンが1.0にならないです。
どこまで完成度があがるか楽しみです。
なんでGNUは車輪の再発明に拘ってるんでしょう? (スコア:1)
Linuxじゃ不満なのでしょうか
#わ、オフトピックだ
Re:なんでGNUは車輪の再発明に拘ってるんでしょう? (スコア:1)
Re:なんでGNUは車輪の再発明に拘ってるんでしょう? (スコア:1)
「Linuxベースで」って、それじゃもう目的のOSになっちゃってますよ。
Re:なんでGNUは車輪の再発明に拘ってるんでしょう? (スコア:1)
っていうかFSFがMachにそんなに入れ込んでたとは知らなかったので驚きました。Linus氏が自伝で酷評してた物ですよねそれって。逆にGNUにしたら今時モノリシックなLinuxは受け入れないって事なんでしょうかね。
現場主義って言うか動けば良いや的主義だからLinuxは良いなんて何度か耳にしましたけど、GNU自体が今動いている物より理想的な物、形式的な物に拘ってるってなんか面白いですね。
Re:なんでGNUは車輪の再発明に拘ってるんでしょう? (スコア:1)
Debian GNU/Linuxなんか見ても、十分に「フリーなUNIX似のシステム」は
もう存在してると思うんですが、やっぱなんか政治的に(?)
Linuxじゃ足りない所があるんでしょうか。あるいは
名前の通り、GNU/HURDによって全然UNIX的でない新たな
世界が開ける??
(HURDの話を聞きかじったことはあるんですが)僕はまだ、
この辺が(そして技術的な面も^^;)良く分かってません。
Re:なんでGNUは車輪の再発明に拘ってるんでしょう? (スコア:1)
同義反復みたいですが、その拘りが Manifesto にも記されていたかと。
gcc 他が多くの環境で利用できるのは、実際に使える tool を提供することによる
GNU OS の基盤をつくるための手段であって、目的ではないと解してますが。
逆に (スコア:1)
BSD/LinuxとかLinuxWareとかになるのか。
Solaris/Linuxはごろが悪いから、Sun/Linuxかな。
そういや、BSD/Linuxは某雑誌記事にシャレで出てましたね(笑)。
Caldera OpenLinux の評価をしようや (スコア:1)
つーことで、バシラーキボン(w
-- みずき
Advantages of the Hurd (スコア:1)
ようになったとき、あるいはHURDが完成した時、その
> 凄いOS
のどこら辺がどのくらい凄くなるのかが分からないんです。
ふとオフィシャルサイトをあんまり読んでいないのに気づいて
行ってみました。すると、そこには長所として…
とあります。
この内の3~5番目なんか特にLinuxに対する長所かも。
(オブジェクト指向な構造で再設計の必要性が少ない、
マルチスレッドでSMPもばっちり、拡張が容易…)
でもユーザーがどんな利益を受けるかがいまいちピンときません。
SMPな環境の人が得しやすいくらい?
あと、「フリーウェアを作る」という趣旨から見れば、
> 車輪の再発明と言われても正にその通り
というのは、若干外れた指摘のような気がします。
例えば、GNUはXやLexの再発明はしていませんよね。
(ていうか僕の返信スピードじゃ /. での議論には追いつけないかも…)
Re:そういうわけにも (スコア:1)
個人的には、量子論的なモノの見方で好きかも。GNU/UNIX。
# とは言え、「必ずどっちかになる」って訳でもないのか。混合物。ハイブリッド。
モドキにもいろいろと・・・ (スコア:1)
カーネルを選ぶなら、Linuxあたりだと心配な向きもあるかもしれませんから、既存のUnixWareやOpenServerの用途もあるのではなかろうか。
他力本願。
Re:Advantages of the Hurd (スコア:1)
僕の考えとmasuiさんの考えは、ほぼ同じだと思います。スミマセン。
>> it's scalable
>> it's extensible
> Linuxってこの二つは実装のきれいさや、モジュール化がきちんとしてるからじゃなくて、
> マンパワーで押しきって移植したりしているように見えるんですが
ぼくもそう思います。なので、「Advantages of the Hurd」とサブジェクトを変え、
>> …特にLinuxに対する長所かも。
としたわけです。
> FSFの人たちにはclosed softwareは、*無い*に等しい訳で、
> 彼らに取って車輪を再発明している訳ではないと思いますよ。
それも僕が正に言いたかったことで、(T_T)
親コメントの方の、AKITさんが書かれた
>>> FSFは元々クローズドなソフトウェアに対して「そんなら
>>> 自分で作る」ってのが出発点ですよね。ですからむしろ後
>>> 追いのプロジェクトなわけで、車輪の再発明と言われても
>>> 正にその通りな訳です。
に対して、
「『フリーな』ソフトウェアは存在していなかったのだから、
それを作り出したGNUは『車輪の再発明』には当たらないのでは」
という意味で、
> …若干外れた指摘のような気がします。
と書きました。
さらに、「GNUは今までフリーウェアの『車輪の再発明』は避けてきた」という意味で、
> 例えば、GNUはXやLexの再発明はしていませんよね。
と書きました。(FlexはBSD出身ですよね?)
曖昧な日本語ですみません m(__)m
(あとHURDのオフィシャルサイトへのリンクも間違ってました。
http://www.gnu.org/software/hurd/ が正しいですね)
Re:逆に (スコア:1)
BSDのものを他の環境に持って行くのって、簡単そうで大変なんだ。結構な作業だよ。
で、挫折^^;
Re:なんでGNUは車輪の再発明に拘ってるんでしょう? (スコア:0)
Hurd が始まったのが、Linux が出る前の話だからです。
Linux ベースの Hurd ってのは、まあありえないでしょうな。Hurd はあえて microkernel を選んだのだから。
まあ、FSF の野望は、半分くらいは Linux で達成されちゃってるので、いまさら Hurd にこだわる必要もない気はするけど。
Re:逆に (スコア:0)
FreeBSD の Linux ABI 実装は、かなりいい線行ってるので、バイナリ互換すら可能。
NetBSD は、FreeBSD と比べるとちょっと足りないけど、x86 以外もサポートしてるし、実装は Linux よりきれいね :D
問題提起なので,あまりいじめないでくださいね。 (スコア:0)