外科医の手術を記録するブラックボックス 12
ストーリー by wakatono
是非、デバッグの様子を記録するブラックボックスも 部門より
是非、デバッグの様子を記録するブラックボックスも 部門より
k3c 曰く,"NewScientist.comの記事によれば、ロンドンの大学教授が、病院の手術室内の状況を記録するブラックボックスを開発中である。このブラックボックスは機器のデータだけでなく外科医の手の動きや会話の内容、手術室への人の出入りまでも記録するという。手術後に合併症が起きた場合の原因究明や早期警戒システムの類への応用によって患者の命を救えるというのが開発者の主張。しかし一方、外科医の立場からは、手術中に余分の緊張を強いることは良くないとの意見もある。外科医は手術中の緊張をほぐすための独自の冗談を言い合っており、これを録音されるのはちょっと…などと。ともあれ、開発者は特許を出願済みで、イギリス政府の資金援助も当てにしており、政府も興味を示している模様。
製品化されればもちろん患者の命を救うのに役立つだろうが、一方で医療事故の究明にも使われるケースも出てくるだろう。そうなれば医師と患者の信頼関係が根底から変わる可能性も…。このシステム、あなたは使いたいですか?"
全く同じことがソフトウェア開発の現場にも当てはまる気が。「外科医」「医師」→「ソフトベンダ」、「患者」→「ユーザ」、「医療事故」→「システムダウン」とかいう具合に言い換えたら…
お願いです (スコア:3, すばらしい洞察)
トラブルシューティング時に有効かも (スコア:1)
いわゆるコンピュータ関連だとすると、ハード関連のトラブルシューティング時の操作を記録するのには有用と思います。
ソフト開発時を記録しても、「それを見返すくらいだったらまず成果物のドキュメントを確認して」とか正攻法の見直し方をされるだけでしょう。
日常的なオペレーションを監視するのにも使えるか・・・
Re:お願いです (スコア:1)
まぁ、それなりに都合よく使うのかな。
Re:トラブルシューティング時に有効かも (スコア:1)
事故の時の原因究明用途しかしりませんが。
フライトレコーダーが事故のたびに回収され
解析されてたように記憶してます。
今回の手術用はそれよりはるかに精度が良いようですが。
手術中の事故の原因究明にいいはずです。
監視されてる感が医者には嫌かもしれませんが
医者に落度が無かった、という証明もできるはず。
手術中のミスを防ぐという使われ方と事後の究明、
どちらに重点がおかれるのかは分かりませんが。
医療関係は閉鎖的すぎとか、医者に不信感を持つことも
多いとの報道もありますし、定着すればお互い
いいと思います。
Re:トラブルシューティング時に有効かも (スコア:1)
で、サーバー管理者の行動記録だとした場合はどれくらい大変な仕事なのかも判るハズなので勤務評定とかにも使えて来るのじゃなかろうか?
そういう意味じゃ上に判ってもらえない苦労している人は導入してほしくなったりして。
#でも医療機関じゃ裁判沙汰の時にしか活用されないのかも
Re:お願いです (スコア:1)
マヂに、両方を記録しないと話にならんと思うので。
片方だけじゃ不公平。
ところで、記録って誰が記録するんでしょうか?
以前の東芝(だっけ)事件みたいなのを思うと、
誰が記録するにせよその開示性が重要なような気が。
Re:冗談 (スコア:1)
自分の腹の中にあんな臓物が有るということが既に
(悪い)冗談に近いものが有るような気がする(^^;
自分じゃないんですが家族が腹を手術したとき、
自分の切られてる場所がちょうど(鏡のようになってる鉄板に反射して)見えるようになってたそうで、
「ほら。自分の臓器なんだから自分で見ときゃいいじゃん」
的なことをお医者様に言われたらしい(^^;;;;
Re:トラブルシューティング時に有効かも (スコア:1)
昔僕が手を骨折し手術した時のこと。
手術は切開せずに骨折部をピンで固定するというもの。
局部麻酔で意識ははっきり。医者が見ているリアルタイムのX線?のモニターも良く見えてました。骨にゴリゴリ穴開けて、ピンを差し込む様子がよく見えます。
しばらくして、医者が"あれ?おかしいな。うまくいかん。"なんて言い出しました。聞いているほうは不安になります。
そしてしばらくしてモニターを見ると、さっき刺さっていたピンはなくなり、全く別の方向からピンが刺さっていました。
結果的には完治したので医療ミスではないのでしょうが、、しかし医者も人間なのでこれくらいのミスは多々あるとも思えます。むかし工作が苦手だった人が外科医になる事もあるでしょうし(外科手術なんて工作でょ)。
かくして人間ブラックボックス。人と人の信頼関係か、人と技術の信頼関係か、、、、。
オートメーション化 (スコア:1)
その過程をブラックボックスで記録して自律型 AI などに学習させたら、ミスをしない外科医ロボットとか出来てくるんでしょうかね。
まぁしばらく先の話かもしれませんが。
機械に内臓をいじられるのはどうかしらん。
冗談 (スコア:0)
を一般人がきいたら冗談に聞こえない。
とかそんな感じですかね。
「ジョン、この丸いの何かな?」
「あぁ、それガンだな」
「あぁーあ、こんなところにできたんじゃこの患者そう長くないな」
「オイオイ、ビル、医者がそんな事言っちゃだめじゃないか」
「ジョークだよ、ジョン」
「ハハハ」
ある意味、聞いてみたい気もする。
しかし (スコア:0)
「このファイルめんどくさいから、リンクしてこのユーザでも見えるようにしとこうね」
「あー、いいのかな。セキュリティ上問題になるんじゃない?」
「だいじょぶ、だいじょぶ」
とか言う会話も記録されてたりして。。。。
で、結局はそこがセキュリティホールになって入られたりすると。。。。
和気藹々とした手術風景 (スコア:0)
医者「兄さん、情報学科なんだって?」(虫垂を切除しながら)
わし「ええ、まぁ」
医者「Macintoshって、今買いかねぇ?」
わし「病院のLANがMacで構築されてるみたいだし、リプレースの予定がないならいいんじゃないすか?」
医者「なるほどねぇ。ソフトが少ないのはどうにかならんもんかねぇ」(縫合しながら)
わし「ソフトの粗製濫造よりはマシだと思いますが」
そんなこんなで、手術は1時間足らずで無事に終わりましたとさ。