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1775 story

未来を描いた小松崎茂氏 死去 9

ストーリー by Oliver
絵はきっと見たことある 部門より

usay曰く、"戦後日本の名イラストレーター、小松崎茂氏が7日、死去した。小松崎氏は、古くは怪獣映画のポスターや少年雑誌のイラスト(「未来はこうなる!」みたいなタイトルでエアカーとか原子力飛行機とか出てくるやつ)、30-40歳代にはプラモデルのパッケージ(田宮の戦車とかサンダーバードとか)、最近だと、ゲーム雑誌の表紙やパッケージでおなじみ。男の子だったら、一度はその絵で夢を見たはず(Web上へのリンクを張るまでもないだろう)。小松崎氏は、亡くなる直前まで活動を続けていた。そのモチベーションには頭が下がる思いである。今現在の21世紀は、小松崎氏が思うような未来にはなっていないが、今度は我々が小松崎氏が想い続けていた未来を実現する番であろう。氏が天国で素晴しい「未来」をおくっていることを願いつつ、ご冥福をお祈りしたい。"

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  • by crouton (9) on 2001年12月10日 4時12分 (#45115)
    田宮模型の仕事 [amazon.co.jp] に、苦境のさ中にあった著者(田宮俊作氏)が 小松崎氏の家を訪ねてタイガー戦車の箱絵を依頼する場面があります。 「ここで俺が応えなければ」と侠気を見せてくれる小松崎氏がアツいです。
    --
    "Quidquid latine dictum sit, altum videtur."
    • タイガー戦車ではなくて、パンサー戦車です。念のため。
      そんなことがどうでもよいと思えるくらい、小松崎氏のエピソードには胸を熱くさせられます。
      見ず知らずの男が出した1通の手紙に応え、人肌ぬぐ。まさに男です。
  • 組み上がった (スコア:2, おもしろおかしい)

    by SAY (54) on 2001年12月10日 16時48分 (#45216) 日記
    プラモデルと氏の描いた絵の迫力とのギャップに空しさを感じた日々は一生忘れない懐かしい思い出として記憶の中で鮮明に残っています。
  • by argon (3541) on 2001年12月11日 0時32分 (#45345) 日記
  • by argon (3541) on 2001年12月12日 1時51分 (#45713) 日記
  • by newmodelx (4227) on 2001年12月10日 6時20分 (#45121) ホームページ 日記
    天国で先生は、天国と地獄の間を結ぶチューブ型ハイウェイとか、血の池地獄探検用原子力潜水艦とかを描いてくれているのでしょう。

    まずは合掌。
  • by ChunJiuqien (4286) on 2001年12月11日 0時51分 (#45348)
    いっぺんSF大会にお呼びしたかった・・・
  •  小松崎さんは、
    「私の幼稚園、小学校の頃、小学ン年生用
     学習モドキ月刊誌の未来特集や、
     サンダーバード等のプラモ箱絵の
     ヒーロー」
    でした。

     この辺の、
    「ハードモノ系の絵」
    に、絶対に、
    「深層心理的影響を与えた、
     最大の人物」
    だと言い切れるでしょう。

     特撮系、マンガ系は言うに及ばず、
    建築系、デザイン系で、
    「その影響を、チラチラと見る事が
     出来ます」
    から。

     私も、授業中、内職して、
    「数十冊のノートいっぱいに、
     氏のような宇宙船や宇宙要塞、
     戦艦、戦車、戦闘機等を、
     飽きずに描いて」
    ましたネ。
     
     心の師匠です、はい。

     最後の仕事として、
    「米国のバビロン5に参画して欲しかった」
    と思っていました。

     近年、体調不良だという事は、
    テレビから知っておりましたが、
    とうとうの訃報に、
    「20世紀は、終わりけり」
    の感慨、ひとしおです。

     ご冥福をお祈りします。
    --
    "castigat ridendo mores" "Saxum volutum non obducitur musco"
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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie

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