富士通が量子ドットのサイズおよび配列制御に成功 26
ストーリー by yourCat
キュービットが降ってくる 部門より
キュービットが降ってくる 部門より
ktoshiharu曰く、 "株式会社富士通研究所の発表によると、同研究所では量子コンピュータの基本素子となる量子ドットを任意の位置に任意の大きさで作成する技術を開発したとのこと。詳細に関しては、7月29日より英国エジンバラで行われる第26回半導体物理国際会議にて発表するという。
残念ながらタレコミ人はこの技術が量子コンピュータ開発にどの程度のインパクトを与えるか正確には把握できないが (専門外なので…)、発表記事中の「量子コンピュータ実現に大きく貢献する」とのコメントに期待に胸をふくらましている所である(^^;"
任意の大きさで作成できるのがミソか。「井」の字に並んだ量子を見ていているとIBMの原子絵を思い出すな。
Re: 富士通が量子ドットのサイズおよび配列制御に成功 (スコア:2, 参考になる)
IBMのはSTM、今回はAFMを使っていますから、使う道具とか加工して いるところの感じは似ていないわけでもないですね。ただSTMは表面 の原子を物理的に取ったり付けたりするのに対して、今回のケース では雰囲気中の水を電離させて化学的に(と言っちゃっていいのか しらん)表面加工するというアイディアが面白いですね。
Re: 富士通が量子ドットのサイズおよび配列制御に成 (スコア:0)
超純水を電離させて、半導体の表面加工を行うってのは前からありますが、これの精密加工版の様な気がするんですけど?
Re: 富士通が量子ドットのサイズおよび配列制御に成 (スコア:1)
言うまでもなく、それをAFMのチップ先端でやるのが面白いということです。加工のスケールが違うと、単純にあっちをこっち、とはいかない ので。
やっぱり外見に左右されるのかなぁ (スコア:2, 興味深い)
http://srad.jp/journal.pl?op=display&uid=4948&id=63445
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2002/pr20020712/pr20020712.html
Re:やっぱり外見に左右されるのかなぁ (スコア:1)
Re:やっぱり外見に左右されるのかなぁ (スコア:1)
私自身も付いてるコメントを見て、ようやく雰囲気が分かりましたし。
#ちなみに私は、理系落第ソフト屋です。
嘆くだけじゃなくて、アクションを起こしてみたらいかがでしょうか?
案1: もっと噛み砕いた情報をタレコミ時につける。
案2: Oliverさんに直訴して、take0mさんを編集者とした新セクションを作ってもらう。
Re:やっぱり外見に左右されるのかなぁ (スコア:0)
Re:やっぱり外見に左右されるのかなぁ (スコア:1)
簡単な例としては電子1個でスピンの上/下区分による1bit表現が可能になりうる(実際に可能かどうかは別にして原理的には可能ということですが)ことから, 究極的な情報密度を持ったメモリを作るなんてことも可能ですね.
こんな話はほんの20年ほど前まではSFの中の可能性だけだったのですが.
Re:やっぱり外見に左右されるのかなぁ (スコア:1)
・・・個々の技術は相反するものではないが。
スピントランジスタに特徴的な性質といえば不揮発性。 CPUに利用すれば内部情報(レジスタとか)を保持したまま電源を切れることになる。 これをMRAMと組み合わせれば瞬時にサスペンド・レジューム可能なコンピュータも実現可能に。 基本的に電源OFFで、必要な時に数ミリ秒だけ動かして省電力・・・なんてことも考えられている。
FYI: 日経サイエンス今月号で特集されている [nikkei.co.jp]
NetBSD/quantum (スコア:1)
量子コンピュータが実現したら、それ向けの BSD とか Linux とかが、開発されるのでしょうか。
それとも、アーキテクチャがまったく異なるので、BSD や Linux が移植されることは、ありそうにない?
Re:NetBSD/quantum (スコア:1)
あ、でもRSA暗号とか解けちゃうから、パスワードの認証とかは 別に考えないといけないかも。
-- 哀れな日本人専用(sorry Japanese only) --
Re:NetBSD/quantum (スコア:0)
Re:NetBSD/quantum (スコア:0)
Re:NetBSD/quantum (スコア:0)
ノイマン型になるんですかね?
「コンピュータ」と言ってもステップ数は大きく出来ないだろうし
現在のコンピュータとは全く別物と考えたほうがいいんじゃないでしょうか?
Re:NetBSD/quantum (スコア:0)
並列とノイマンは関係ないですな。
量子コンピュータはある量子系に物理的な操作をして
最終的にでてきた系が答えになるという
いいかげんな理解で逝くと、
量子系->処理するデータ
Re:NetBSD/quantum (スコア:0)
ノイマン型じゃないでしょ。
量子コンピュータのデータは量子ビットの重ね合わせ状態で、
プログラムはその量子系に対するDFTとかの操作なんだから、
「データもプログラムもビット列で表されるという点で同じ」という
ノイマン型の大原則に反しているわけだから。
そもそも、量子コンピュータって確率的なもんなんで
一般的な計
DNAコンピューターは? (スコア:2, 興味深い)
Re:DNAコンピューターは? (スコア:1)
# やればできるだろうけど
-- 哀れな日本人専用(sorry Japanese only) --
Re:DNAコンピューターは? (スコア:1)
2002 年 5 月号と 2001 年 11 月号にソレ系の話題が載ってた。
DNA で変なものを作るナノテクノロジをやっている Ned Seeman [nyu.edu] のサイトで DNA タイルの自己組織化 なんていうのもやっている。
これは計算万能チューリングマシンとみなせるそうである。
DNA の自己組織化がドライビングフォース。
陶山先生 [u-tokyo.ac.jp] のインタビューも載ってたが、イマイチ理解しきれない。
問題ごとに異なる DNA を作るやり方では任意の複数のプログラムを走らせることは難しいので、ある決まったインストラクションセットをあらかじめ用意しておいて、実際の計算はこれを組み合わせて行なう(ある意味で「普通の」プロセッサと同じ)ということらしい。
素人なので間違ってたらスマンです。
Re:DNAコンピューターは? (スコア:1)
-- 哀れな日本人専用(sorry Japanese only) --
Shor のアルゴリズム (スコア:2, 参考になる)
arXiv:quant-ph/9508027 [arxiv.org] で Shor 自身による解説が読める。英語だけどオススメ。
NMR 量子コンピュータで Shor のアルゴリズムのデモに成功した IBM の ペーパー Nature, 414, 883 (2001) [cdres.com] なんてのもある。
NMR だとエンタングルメントがないので量子コンピュータと認めない人もいる。観測されるのがアンサンブル平均だし。
Re:NetBSD/quantum (スコア:1)
# 確率的な計算って一般的ではないのかなぁ……
-- 哀れな日本人専用(sorry Japanese only) --
Re:NetBSD/quantum (スコア:0)
つーか,元コメントのACがNPのNがなんなのかをわかっていないだけなのでは?
それはともかく,普通にプログラム可能な機械ができたらPとかNPとか気にしなくてよくなるので,現在とは全く違う展開になるでしょうね,理論も応用も(ひょっとして理論らしい計算量理論がなくなっちゃうかも).
Re:NetBSD/quantum (スコア:1)
あと、非決定性のプログラミングは、 普通のプログラミング言語に guess 命令(もっとも 都合の良いものを勝手に思いつく)というのを付け加えてやれば いいんですが、量子コンピュータのユニタリ行列による可逆的な 状態遷移をうまく表せるような命令をプログラミング言語に 付け加えられるかという問題もあると思います。
-- 哀れな日本人専用(sorry Japanese only) --
Re:NetBSD/quantum (スコア:0)
とりあえず、コレ [ipa.go.jp]でも読んで出直してきてください。
Re:NetBSD/quantum (スコア:0)