素数判定アルゴリズムを開発 22
ストーリー by yourCat
堰が切れるか? 部門より
堰が切れるか? 部門より
moonbear曰く、"Indian Institute of Technology KanpurのManindra Agrawal教授らのグループが多項式時間で素数判定ができるアルゴリズムを開発したそうです。論文もあります (Peer review等がされているのかどうか定かではないのですが)。これは素数判定であって素因数分解ではないので、実際に今使っている暗号のアルゴリズムがすぐにだめになるわけではないのですが。"
このネタはいくつかタレコミがあったが、暗号への影響を懸念したものが多かった。実際の所どうなんだろうか。
決定的に、ってことが重要 (スコア:2, 参考になる)
暗号に関しては、公開鍵暗号の鍵を作るのが楽になる? 素因数分解がこれまでより易しくなるとはおもえないけど (あまり深く検討せずに書いてます).
Re:決定的に、ってことが重要 (スコア:1)
映画「CUBE」を思い出す (スコア:1)
映画「CUBE」 [cubethemovie.com]を思い出しました。
登場人物の1人のカザンという男が、頭脳のみでバリバリ素数の計算をやっていく姿が爽快でした。
CUBEの細かいシステムはここ [asahi-net.or.jp]が参考になります。
#今や因数分解すらあやしいほど数学オンチの私。
エラトステネスの篩 (スコア:0)
(defun prime-p (n)
(let ((v (make-array (1+ n) :initial-element t)))
(setf (aref v 0) nil)
(setf (aref v 1) nil)
(dotimes (i (1+ n))
(when (aref v i)
(do ((j (+ i i) (+ i j)))
((> i n))
(setf (aref v j) nil))))
(aref v n)))
;; C で書いたけど変な文字があるって云われるじゃん。
Re:エラトステネスの篩 (スコア:3, 参考になる)
Re:エラトステネスの篩 (スコア:0)
# 掛け算は FFTで速くできる、とかきいたが。
Re:エラトステネスの篩 (スコア:3, 参考になる)
商と余りを求める除算の計算量はよく知りません。素朴には O(d^2) 時間でやっているように思いますが。
鵜呑みにしてみる?
Re:エラトステネスの篩 (スコア:2, 参考になる)
ちなみに各近似ステップでの有効桁数は倍々で伸びるので、必要充分な演算精度にして演算量をもっと減らすことは出来る筈です。
でなきゃあそこまで莫大な円周率の計算なんてできません。
Re:エラトステネスの篩 (スコア:1)
鵜呑みにしてみる?
Re:エラトステネスの篩 (スコア:0)
Re:エラトステネスの篩 (スコア:2, 参考になる)
non-restoring division も初耳なので、 SRT 除算まで理解するのは大変そうです。
鵜呑みにしてみる?
Re:エラトステネスの篩 (スコア:0)
Re:エラトステネスの篩 (スコア:2, 参考になる)
入力サイズの指数オーダだって書いてあるけど。
んで、こっちのアルゴリズムの計算量は(漸近的には) O( log(n)^12 ) だって。
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
Re:エラトステネスの篩 (スコア:0)
素因数分解もPに入っている (スコア:0)
量子コンピュータでできちゃうし、本物のNPハードよりは少し簡単だという感じがあるのだろうか。
専門家の方、そのあたりの雰囲気はどうなんですか?
素因数分解はPに入っていない(と思う) (スコア:4, 参考になる)
素因数分解はPではないと思われています。
でも、NP-complete(決定問題の場合ね)でもないと思われています。
じゃあ結局どこに入るのだといいますと、その中間のクラス。
P≠NP が成立するならば、その中間クラスが存在することがすぐに
言えますので、素因数分解はその難度からちょうどそのあたりにあるのでは、という感じです(少なくとも私の周りでの雰囲気です)。
Re:素因数分解はPに入っていない(と思う) (スコア:0)
Re:素因数分解はPに入っていない(と思う) (スコア:1)
鵜呑みにしてみる?
Re:素因数分解はPに入っていない(と思う) (スコア:0)
Re:素因数分解はPに入っていない(と思う) (スコア:1)
1ヶ月前に証明を読んだのに、もう忘れている……やばい……。
鵜呑みにしてみる?
Re:素因数分解はPに入っていない(と思う) (スコア:0)
Re:素因数分解はPに入っていない(と思う) (スコア:1)
ご指摘の通りです。
言いたかったのは「P≠NP∩coNP」が成立するとして、
それの中間クラスに素因数分解が入るのでは、と予想している
という話でした。
これとPとNPの中間クラスの話は別物です。
ちょっと考えればすぐにわかるのに何でこんな勘違いしたのだろう…
上の僕のコメント信じた人、ごめんなさい。