SCOによる対IBM訴訟へのOSIポジションペーパー、日本語訳 22
ストーリー by Oliver
ヘタレな訴状 部門より
ヘタレな訴状 部門より
Mithrand曰く、" japan.linux.comの記事から:SCOの対IBM訴訟関連の記事でしばしば登場するOpen Source InitiativeによるOSI Position Paper on the SCO-vs.-IBM Complaintの日本語訳が公開された。SCOの訴状に対して、一つ一つ反論する形で書かれており、SCOの主張に対して明白な誤りか、誤解を招くような表現であることをのべている。ざっと見たところ、SCOの訴状がかなりいい加減であることが分かる。勝つ気がそもそもないのだろうか。"
この文章 (スコア:3, 参考になる)
歴史をまとめたものとしての、一資料として(+1;参考になる)と
いう感じで読めました。
もうSCOはどうでもいいよ…なんて思う人でも、読んでみるべき
資料じゃないでしょうか。
Re:この文章 (スコア:1)
そして印税収入を訴訟費用に…?
Re:この文章 (スコア:1)
同意。しかも熱意に満ちた名文ですね(一部まわりくどい表現があるにしても)。
これで、いままで朧気にしかわからなかったことが、かなり明確になりました。
「UNIXファミリ」「起源上のUNIX」「商標UNIX」という区分けは便利ですね。これはほかでも使われている区分けなんですかね?
また、なぜオリジナルのUNIXのコードがAT&T→Novell→SCOとドナドナされ続けるのかも疑問だったのですが、古くて価値もあいまいだからなんですね。
そしてSCO/Calderaの訴訟がいかにインチキであるかもわかった。
しかしこうなると、MSが何をライセンスされたのか気になる・・・。
#Mac OS Xは「起源上のUNIX」ではあるけど「商標UNIX」なんだろうか?
[tomoyu-n]
Re:この文章 (スコア:0)
10年ほど前なら「Life with UNIX」とか「The Unix Industry」とかいろいろUNIXの歴史に触れた本があったけど、最近はまとまったのが無かったので、これは歴史を紐解く良い参考文献の一つになりますね。
Re:この文章 (スコア:0)
Life with ... などをおもしろいと思った人なら楽しめると思いますよ。
Re:この文章 (スコア:2, 興味深い)
訳が全くダメダメです。楽しむ前に疲れます。
金返せ! ASCII ってのが、お金を払って購入して、
読んだ私の感想です。
原書は読んでないんでわからないけど。ASCIIのサイトの訳本が
紹介されているものですから。
Re:この文章 (スコア:1)
#ASCIIの訳といえばタネンバウムのMinix本がひどかったなあ..
Re:この文章 (スコア:1)
ほかの訳で出てますね。
オペレーティングシステム?設計と理論およびMINIXによる実装
タネンバウム、ウッドハル著
千輝順子翻訳、今泉貴史監修
プレンティスホール出版、ISBN: 4894710471
Re:この文章 (スコア:1)
個人的には訳は1/4世紀のほうがしっくりきます。
ただこの「UNIXの1/4世紀」というのを訳したのはQUIPU LLC(クイープ エルエルシー)という個人 or 集団です。
ぐぐってみるとAmazon.co.jpで26冊もヒットする [amazon.co.jp]んですが、大丈夫なんでしょうか?
「UNIXの1/4世紀」の訳を読む限りでは、QUIPU LLC(クイープ エルエルシー)は、
UNIX・コンピューターの歴史をわかってない、技術的知識がない、
訳した文章を自分で読んで確認したのか?と疑うほど文章・日本語がおかしかったです。
翻訳の質(おふとぴ) (スコア:1, 興味深い)
全体的にいえば、翻訳者の質なんてそんなもんです。
翻訳業界も優秀な人材が足りていません。
とはいえ、出版翻訳が出来るのはそれなりのスキルを持った人のはずなんだけど、
どうしちゃったんでしょうね。
編集側にも責任があると思います。
出版翻訳であれば、編集者もそれなりにチェックしなきゃいけないし、
訳がダメであれば識者による監訳をつけるべきだと思うんですけどね。
特に名著などは気を使ってほしいところです。
とはいえ、出版翻訳は、お金にはならないは、クオリティは要求されるはで、
状況的につらいものがあるのも事実ですが。
Re:この文章 (スコア:1)
Re:この文章 (スコア:0)
>金返せ! ASCII ってのが、お金を払って購入して、
本の構成もナニですな。
でも、BookOff で買ったから許す。
Re:この文章 (スコア:0)
SCOがIBMが関与するまではLinuxは自転車のようなものだったとありますが、それまではUNIX系に詳
本で読んだ記憶では (スコア:1, 参考になる)
しょうか?そしてそこからタンネンバウム教授との間で有名な論争が起きた、と。
"Linux is obsolete." ってやつですね。
当時、Minix に仮想記憶を載せたいといった拡張の要望はあったけど教授が許可
しなかったのでフルスクラッチで書く必要があったようですけど?
サポートについては、IBM が売っている Linux を IBM がメンテナンスすることは
あっても他社製品までメンテナンスすることは無いでしょう(特別にお金を積めば
別でしょうけど、普通そういうことはしない)。IBM という名前が効いたということなら
否定できませんが、それは技術の盗用などとは関係ない話です。
Re:この文章 (スコア:1)
マーケットから見て、*自転車に見えた*ものがIBMのおかげで自動車に見えるようになったというのであれば、見えた人の感想であるゆえに否定や論駁をしても意味をなしませんが(つまり、「そうなのね」というほかないのですが)、この文書によるとマーケットの反応というより技術が主な争点ですからね。
そして、それはSCOの主張するところのなにがしかの権利の侵害や、SCOの事業機会や展開への悪影響は認められないという指摘につながるのだと思いますよ。
Re:この文章 (スコア:0)
minix改造は何かの間違いでは?
linuxの起源についてはlinusの自伝(?)「それが僕には楽しかったから」を読むと詳しく書いてあります。
Re:この文章 (スコア:0)
re: (スコア:1, 参考になる)
http://www.law.co.jp/okamura/OpenSource_Web_Version/chapter03/chapter03.html
本田
Bell Labs版のソースコードと言えば... (スコア:1)
その後も、OmronがLuna、SEIがU-stationなど、
EWSハードウェア用に自社版のUnix(TM)を開発してましたねぇ...
1985年前後って、派生版が百花繚乱だったような覚えがあります。
で、ちょっと探してみたらこんなページ [spring8.or.jp]が。
なつかしい名前がいっぱい。
=^..^=
Enjoy Computing, Skiing, as much as Horse Racing.
Re:Bell Labs版のソースコードと言えば... (スコア:1)
Unix History [levenez.com]
大きな画像がありますので注意してください。
Re:Bell Labs版のソースコードと言えば... (スコア:0)
Re:Bell Labs版のソースコードと言えば... (スコア:0)
Lions' Commentary on UNIX [ascii.co.jp]ですな。原著はLions' Commentary on UNIX 6th Edition, with Source Code [peer-to-peer.com]。著者は故John Lions 先生なのでアポストロフィの位置に注意ですのだ。