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米国IT職、海外に流出続く 125

ストーリー by wakatono
人材のデスティネーションアドレスはいずこ 部門より

k2n 曰く、 "サンフランシスコクロニクル記事によると、調査会社のGartnerが先日、米国のIT職が海外に流出する傾向が止まらない、というレポートを発表した。Gartnerは、2004年までに、IT関連企業の場合、IT職の10%が、一般企業の場合5%が海外に移転するだろうと予測している。しかも、その職を追われた人が、同じ企業の中で再配置される可能性は40%以下だそうだ。

GartnerはIT職の海外移転コンサルティングもしているから、マッチポンプの部分を差し引いて考えなければいけないかもしれないが、確かに米国ではリモート開発は日常の光景になっている。僕もインドの開発部隊とリモート開発をしている。日本企業も中国、インドなどに開発拠点を持つ動きがあるようだが、皆さんの周りではどうだろうか?また、どのようなツールを使っているのだろう?時差、言葉の壁などは、どうやって乗り越えるのだろう。"

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  • by esperoboy (15707) on 2003年08月01日 14時05分 (#370326)
    では、インドの人達がアメリカの会社から「アメリカンカルチャー教育」なんぞいうものを受けてて、んで英語もインドのなまりを完璧に消し去って、クドゥループとかいう名前をカスタマーサポート用のアメリカンネーム(リチャードとかアイリーンとか)を与えられて、アメリカの時事会話とか「あたしのシカゴにいる叔父さんと同じ名前だわ!最近シカゴに帰ってないけどそっちはどう?」とかいうサポート中のおしゃべりとか教育されてるらしい~。
    • by Anonymous Coward on 2003年08月01日 14時19分 (#370336)
      インドではないですけど、沖縄にコールセンタ移設したときに、
      現地の人に標準語のカリキュラムを30時間つけてますです。
      (それでも方言でちゃいますけど)

      東京や大阪でやるより、40%程度トータルで安いですな。
      台風の季節は回線数減りますが、、、みんな出勤できないんで。
      親コメント
    • カスタマーサポート用のアメリカンネームを与えられて

      オフトピックですが、私が仕事でお付き合いのあった台湾のビジネスマンから貰った名刺には全部VivianとかJamesとかって名前が入ってます。漢字で書かれている面は別の名前が入っています。他の国ではどうなのかな?

      --
      vyama 「バグ取れワンワン」
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      • by Ryo.F (3896) on 2003年08月01日 23時20分 (#370603) 日記
        支那人は、人口に比べて姓が少ないことや、同じ姓を持つ一族の中の、同じ世代の人達は、同じ字を一字用いる習慣があることもあって、同姓同名が多いのです。ですから、本名の他にイングリッシュネームをつけて区別するのが習慣化しているのです。
        香港や大陸でもイングリッシュネームを持つ人が少なくないですね。香港だとジャッキー・チェン(成龍)とか、ブルース・リー(李小龍)は有名ですし、大陸出身のリー・リン・チェイ(李連杰)も今やジェット・リーと名乗ることが多いですね。
        ちなみに、ちょっと昔まではこのイングリッシュネーム、学校の授業で先生が勝手につけてたんだそうです。
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    • Wired News で同様のニュースがあります。
      -----
      [「米国人」を演じるインドのコールセンター従業員]
      http://www.hotwired.co.jp/news/news/business/story/20021025105.html
      [深夜勤務のストレスに苦しむ、インドのテクニカルサポート労働者]
      http://www.hotwired.co.jp/news/news/20030715107.html
      -----
      英語の話せるインドの方々は階層的にはの上の方らしいです。日本のウサギ小屋が非常に気に食わないらしく、何時も愚痴を言っていたのを思い出しました。
      #元気でやってるかな、、、
      --
      Mc.N
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  • by Anonymous Coward on 2003年08月01日 11時36分 (#370223)
    8~14時間くらい時差があると、日本の夕方に業務を海外に送ると、日本で寝てる間に相手国で処理が終わって、翌朝に日本にブツが帰ってくるというような、効率的な処理ができる可能性があったり。
    テレビ会議とかは、早朝や深夜になってシンドイこともありそうですが。
  • by Anonymous Coward on 2003年08月01日 12時27分 (#370263)
    インド、台湾、中国、韓国などにコーディングを
    任せるというスタイルは、これから、もっと広がるだろう。
    日本からの受注を受ける現地企業は日本語が通じるし、
    まぁ、最低でも英語は通じる。

    ハッキリ言って、「英語の文章イヤだ。」とか言い出す
    国内のへたれエンジニアよりも使える。

    しかもコストは安いと来たら、使うっきゃないでしょう?

    日本経済の空洞化が起きると言われても、
    別に日本に会社を置いておく必要もない。

    これから喰って行けなくなるSEやPGが増えていくだろう。
    逆に、本当に力ある会社や人材が残って、環境がよくなるかも。
    ちょっとパソコンかじっただけでエンジニアになれるという
    温い時代もそろそろ終わる。
    • by Anonymous Coward on 2003年08月01日 14時40分 (#370342)
      >しかもコストは安いと来たら、使うっきゃないでしょう?
      ちょっと待ってください。
      確かに日本のエンジニアは(相対的に)高いですが、それが理由で
      開発費用全体が高くなってるとは必ずしもいえないと思います。

      何が言いたいかというと、日本の技術者は(サービス残業以外で)
      コスト削減の努力を十分にしているのか?
      また高品質、高付加価値のために努力しているのか?
      中国人とかインド人とか言う前に俺たちはもっと努力できるんでないの?
      ということです。

      ロクな設計もせずやっつけで作った結果、その後保守の費用が馬鹿みたいに
      かかっちゃうことになって、お客さんから散々愚痴られてそのくせ
      「やっぱりこれからは中国人だな。」とかほざいてる上司に
      ブチキレたことがあります。

      >ちょっとパソコンかじっただけでエンジニアになれるという
      >温い時代もそろそろ終わる。
      これは歓迎です。
      所詮日本人は人数じゃ勝てないんですから。>インド、中国

      #頭数が勝負の決め手でないことを思い知らせてやる・・・。
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    • 壁は厚い (スコア:2, 参考になる)

      by SteppingWind (2654) on 2003年08月01日 23時46分 (#370612)

      いわゆる基本ソフトの類なら技術だけがあれば良いので問題はないのですが, 業務関係のSIを含めた開発とするとまだまだ壁は厚いです.

      何と言っても難しいのは, 業務を発注する際に仕様を明確にすることです. 基本的にごく一部の例外を除いては発注先に業務に関連した基礎知識は無い物として考えなければなりません. そのため, 仕様書の記述は実装レベルで明確にしておくことが求められます. さらに仕様変更に伴うレイテンシも大きいので, いわゆるRAD型の数ヶ月から1年以内でカットオーバするようなシステムでの適応は不可能です.

      実際のところ適応可能なケースとしては以下のような物に限られると思います.

      • 法律等により処理が明確に定義されている場合(病院のレセプトシステム等)
      • パッケージの標準的なカスタマイズのため, 指示項目があらかじめ明確化されている場合
      • 開発期間が数年以上におよぶウォーターフォール型の大規模開発の場合
      • 既存の大規模システムの改造の様に, 作業内容の具体化が簡単な場合

      さらに言えば, 大規模開発でも業務標準化なども考慮したまっとうなプロジェクトの場合にはやみくもに人間を投入するよりもジェネレータ等による省力化が行われることが多いので, プロジェクトの最初から海外を使うということになると, その時点ですでにデスマーチ決定と言って間違いない気も(まあ私の個人的な感覚なのであてにはなりませんが)します.

      ただケースが少ないと言っても, その少ないケースこそが人手不足の主因なのは間違いないです. ですからこれを海外に持っていかれると, 自分自身で仕様作成・ユーザ折衝ができないところは厳しくなるのは確かですね.

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      • by moci (11748) on 2003年08月02日 11時02分 (#370715) 日記
        いわゆる基本ソフトの類なら技術だけがあれば良いので問題はないのですが, 業務関係のSIを含めた開発とするとまだまだ壁は厚いです.

        いわゆる基本ソフトの類ですが、経験上、問題大アリです。むしろ後者で、かつ

        実際のところ適応可能なケースとしては以下のような物に限られると思います.

        として挙げられているようなものにこそ、向いているのだと思います。つまりは、そういうものにだけ、向いているとでも申しましょうか。

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  • by Kinoko (160) on 2003年08月01日 14時11分 (#370330)
    へぼい人と仕事するよりはすごい人と仕事したほうが楽しい。

    で、すごい人が外国人だったりする事も、安くやってくれることもあるわけです。(高い事もあるヨ!)
    なんかの手違いでへぼい外国人だった場合つらいとは思いますが、
    留学生と同じで、日本と関係を持つ外国人という時点でフィルタがかかってるし、今のところ大丈夫。

    日本の仕事と日本語だけのスタッフで仕事をしているというのは一面ではうらやましいですが、でも自分が外に出るチャンスも減るじゃないですか。
    仕事の進め方にしても日本的悪習がまかりとおるよりは外国人の存在を盾に使ってでも合理化したほうがいいですし。(日本の良習は伝えればよい)

    あと、「英語が読めない~(からこの仕事ヤダ)」とかいう人はへぼい人認定ですがなにか。
    読めないなら「読めないです(から和訳手配して欲しいor自前で調達するからちょっとまって)」といえばよいわけで。

    逆もまた真だな。
    「英語読めるんだ~(すごーい)」とか
    「英語が読めるんです~(だからボク仕事できるんだYO!<じゃあ翻訳業やってろ)」とか言う人も願い下げ。
    --
    _________________________________________ Kinoko, Deep Interactive>>Communication.
  • by shadowfire (6584) on 2003年08月01日 11時06分 (#370197) ホームページ
    今までそれほど流出してないことが驚きかもしれないという気もします。

    原料(?)や製品の輸出入運搬コストは一般工業製品よりも
    格段に安いんだし(ネットで送るかせいぜいCDに焼いて郵送すればいいし)。
    問題は、
    • 移転先の国の人材をマネジメントできる人がいるかどうか
    • 社外秘リソースが流出した時の法的処理は?
    じゃないですかねえ。

    --
    --------------------
    /* SHADOWFIRE */
    • by Anonymous Coward
      >社外秘リソースが流出した時の法的処理は?

      つうか、流出しないようなノウハウを知りたいな。何かの製造業で「工程の全てを知ってるのは数人だけで、現場の人は自分の担当工程しか知らないようにして、機密を守ってる」とい
    • by Anonymous Coward
      > 人材をマネジメント
      > 社外秘リソースが流出した時の法的処理

      これって、日本人が相手でも、きっちりやれてる会社はそう多くないのでは。
  • by watanabe_aki (10227) on 2003年08月01日 16時02分 (#370395)
    インド、ロシア、中国系のITバブル目当ての会社が、米国企業と同時期に潰れたんだと思います。あと、経営が苦しくなると首が飛ぶのは外国人だろうし・・・。

    9月11日のテロ以後の、外国人の雇用も厳しくなっているのも事実。それがIT不況と重なっての事態ですよ、きっと。

  • by Anonymous Coward on 2003年08月01日 10時37分 (#370175)
    どちらも公用語が英語だから言葉の壁はないよ
    • by k2n (9818) on 2003年08月01日 14時39分 (#370341) 日記
      ところが、実際のところ、インドにいるインド人と英語で話すのには苦労します。アクセントがきついんですよね。アメリカ人の同僚も何度も聞き返してますから。やっぱり、アメリカに来ているインド人とは大分違う、というのが正直なところです。
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    • by SteppingWind (2654) on 2003年08月01日 16時41分 (#370414)

      例えばあまりにも有名な例ですが "default" ってどういう意味? などと聞いてみる.

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      • 言葉の壁というと、

        「例えばhogeがこの関数に渡された場合……」
        「ほ、ほげ?」

        とか

        「あれやっといて」
        「あ、あれ? あれってなんすか……って言うだけ言って消えるなよ!」

        とかですか。
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      • 辞書を見ると「債務不履行」と載ってます [yahoo.co.jp]ね。

        そこから、
        「債務を履行してないこと」
           ↓
        「なにもしてない状態のこと」
        と覚えております。

        # もっとも上記リンクには(2)としてそのままの意味も載ってますが

        って、アレ?こういう認識してる人だけじゃないよって話?
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        • DEFAULT (スコア:1, 興味深い)

          by Anonymous Coward on 2003年08月01日 18時36分 (#370490)
          昔、「DEFAULT」という名前の雑誌(パンフレット?)を発行して、その後本当にデフォルト状態に陥った某PCショップを思い出した。

          まあ、そのお店は今では完全に復活してますし、「DEFAULT」の発行も止めたみたいですが。
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        • by SteppingWind (2654) on 2003年08月01日 18時40分 (#370491)

          その通りです. 普通は(特に法務・金融的には)「債務不履行」なんですが, コンピュータ界隈だと局所的に「省略値」と脳内変換されることが多いんで, 話が通じなくなることも有るって話で.

          実際にはこんな簡単な話しばかりではなく, 業界語とか企業語が飛び交う業務システムの世界だと, 日本語同士でも全く意味が通じていないということは多々あります. 最近知った例では, 銀行システムで「処理ゴメイです」なんてのが有りました.

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          • default の本来の意味は「現れるべきときに,現れるべきものが現れなかった場合に起こる事態」です.

            だから,借金の返済期限に耳をそろえて返せなければ「債務不履行」になるし, スポーツの試合に欠席すれば「不戦敗」(相手方にしてみれば「不戦勝」) になるし, コンピューターにこまごました指示を出さなければ「標準値」が取られることになる,と.(往々にして,コンピューターの標準値は非常識な設定になっていたりするが,それは別の問題.)

            「何が」現れなかったのかが曖昧なまま話をしていれば, 話が通じないのは当たり前でしょう.中途半端に専門用語を使うから混乱する.

            親コメント
      • > 例えばあまりにも有名な例ですが "default" ってどういう意味? などと聞いてみる.

        昔、パソコンの使い方を教えるバイトをしたときに、某大学からきたアメリカ人の教授が「"WWW"って何の略?」って聞いてきたので「わーるどわいどうぇぶ」と答えたら、納得した後に「コンピューター用語は変なのが多いよ」って言ってたなぁ。

        #最近、打ち合わせのときに「デフォルトって何?」ってマネージャーの人に聞かれたのを思い出した。
        #英語ができない技術者云々の話があがっているが、
        #個人的には技術者だけでなく技術者のをまとめる立場の人のスキルアップも望む。
        #うちの会社だけかな?(笑)
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    • by amaterasu (4340) on 2003年08月02日 3時29分 (#370669)
      インドで使われてる英語はイギリス英語に近いので、アメリカ英語とは微妙な違いがあります。きついアクセントで、聞いたことのない表現を使われたりすると、何を言ってるのか全然わからなくなったりします。

      #会社で、「リフトはどこですか」と訊かれて何のことかと思ったら、
      #エレベータを探していたらしい

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      • by kagechan (7132) on 2003年08月06日 14時27分 (#373197)
        私も似たようなことはありましたよ。
        「2階の会議室でミーティングやるよ」
        って伝えようと思ってsecond floorと言ったら3階に行かれてしまったことが…。
        (彼らはイギリス英語ですので。1階はground levelになるんですよね)

        電話会議でも何言ってるのか分からなくて焦ったこととか…。
        (その時はnative speakerであるはずのアメリカ人のエンジニアまでがSorry, could you speak English?とか聞いてた。もはや英語としては聴こえていなかったと…)

        まぁ、そういう苦労も時にはあるということです。
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    • 皆さんのまわりの話だろ。

      # このように日本語を使う人間同士にさえ
      # 言葉の壁は存在します
      • 「日本企業」が日本国内だけにあるとは限らず、「皆さん」も日本国内に限定されるわけではないという事実に気づくくらいの視野は持とうよ
        • by ZooMD (16314) on 2003年08月01日 14時18分 (#370334) 日記
          「言語の壁」よりも「認識の壁」「常識の壁」が障壁になることが多いんですよね。
          そこを乗り越えるのも、IT職の技術力のうちでもあるんですけど。
          --
          *-----------------------*
          -- ウソ八百検索エンジン --
          親コメント
  • つまり (スコア:0, オフトピック)

    by Anonymous Coward on 2003年08月01日 10時49分 (#370186)
    でかせぎですか。
  • by Anonymous Coward on 2003年08月01日 12時15分 (#370255)
    ITの波が末端の弱小零細企業に及ぶまでの間であれば、待遇の悪化さえ受け入れればスキルの低い技術者であっても行き場はあったわけです。
    しかし、末端の弱小零細企業まで(というか各個人レベルまで)IT化が進んだ結果、いよいよ低スキルなエンジニアの行き場は国内には無くなったわけです。
    ここまでの道のりは長かったような短かったような。

    翻って日本を見ると、英語文書を読めない技術者が技術者として喰いつないでいけてたりするわけですが、そういう現状を見るにつけ聞くに付け、技術者はもとより、社会全体も世界から10年単位で遅れているのではないかと・・・・・
    • by Anonymous Coward
      「IT化が進む」って、普通、エンジニア以外の職種で、
      コンピュータを(あまり)使っていなかった仕事で
      コンピュータやネットワークを使うようになることでは
      ないんでしょうか?

      エンジニアの仕事は元々「IT化」もなにも、最初からITそのものでは。
      この場合「IT化」とはどのようなことを指しているのでしょうか。
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最初のバージョンは常に打ち捨てられる。

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