4次元デジタル宇宙プロジェクト、Mitakaをバージョンアップし新しい惑星定義などに対応 8
ストーリー by yosuke
実時間モードはBGVにいいのかも 部門より
実時間モードはBGVにいいのかも 部門より
国立天文台の4次元デジタル宇宙プロジェクトで公開されている天文シミュレータソフト「Mitaka」のバージョン1.0 β6が公開されています。主な更新点は以下の通り。
- 冥王星、エリス、セレスを「矮惑星」として分類し、軌道線とラベルの色を変えた
- イトカワやセドナなどのいくつかの小惑星と海王星以遠天体の軌道線とラベルが表示できるようなった
- 3Dチャートに「海王星以遠天体」を追加(これまでの「冥王星とセドナ」は削除)
- 局部銀河群の銀河をいくつか追加し、ラベルを表示できるようにした
- SDSS DR5 の銀河とクエーサーを追加
- 「実時間モード」を追加
- データ構造の書き換え(太陽系内)や割り込み処理の見直しによる高速化
過去の/.Jのストーリー: 国立天文台、天文シミュレーションCGとビューワを公開
タレコミ中にも示されている前報のバージョン1.0 βからリリースを重ね、Mitakaは今回のリリースでバージョン1.0 β6となる。その間の主な変更点を挙げてみる。
- 2005/02/16: バージョン1.0 β2
- 主にマウスによる操作性の改善
- 2005/20/22: バージョン1.0 β3
- 英語表示に対応
- 2005/10/13: バージョン1.0 β4
- 銀河系の描画をレイ・トレース法に変更
- 地球の大気のレイリー散乱の多数回散乱効果、海面の反射の効果、夜の側での町灯りの取り入れ
- 2006/07/20: バージョン1.0 β5
- 地球・月と木星の四大衛星の影の表示
なお、過去記事の天の川銀河の3次元全体像を国立天文台などが初作成にある成果が反映されているかどうかは、(私の環境がMac OS Xであることから)非常に申し訳ないが未確認。誰かフォローをして頂けるとありがたい。
銀河円盤 (スコア:3, 参考になる)
パッと見たところ、銀河円盤は平坦に見えます。つまり、銀河の外縁部がめくれているらしいというこの研究の成果 [nao.ac.jp]は、まだ実装されていない、ということかな。
初めて使いましたが (スコア:1)
小惑星帯があんなに広いとは思わなかった。
マウスのスクロールで数光年 (スコア:1)
地球から離れば離れるほどマウスのスクロール量に対する移動距離が増えて景気良く離れていけます。
太陽系~銀河系が短くて銀河系が小さく感じられるほど。。。
更新点 (スコア:1)
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Re:更新点 (スコア:1, 参考になる)
いや、今回の実装だと問題ないんじゃないでしょうか?
いじってみましたが、
慣性がつくのは、マウスをリリースする瞬間にもマウスを動かし続けてる、
つまりモノを「投げる」感じの動きをしてるとき「だけ」のようです。
マウスをとめてからリリースしたら慣性効果は無くピタリとその場所に止まります。
こういうやりかたなら、操作性というか、
その元手となる「人間の直感」には
反しないのではないかと思います。
うまいUIだなと思います。
個人的に気になったのは、
視界を真上(90度)より上(??)に上げれなくて、
そこでゴツンとつっかえたように止まる、という点ですね。
そっくり返って見る感じが出来ない。
矮惑星 (スコア:1)
Re:矮惑星 (スコア:0)
軌道 (スコア:0)