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15090 story

犬の大きさに関与する遺伝子が確認 25

ストーリー by kazekiri
毛並みはどうだろ 部門より

jonykatz 曰く

National Human Genome Research Instituteの研究者らが、 犬の体の大きさに関係する遺伝子の変型を確認したらしい。現在のイエイヌは15,000年以上前にハイイロオオカミから分岐したとされているが、 人間の手による品種改良も加わり、今日の犬は小型犬から大型犬まで非常な多様な体型の種類が存在し、哺乳類の中で最も多様性があると言える。 今回の研究では、143犬種3000頭以上の犬のDNA分析が行われ、それによって小型犬では一様に、IGF-1(インスリン様成長因子1)遺伝子において特殊なDNA塩基配列の変型が見られたらしい。

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  • 小型犬のネタだと (スコア:2, おもしろおかしい)

    by 127.0.0.1 (33105) on 2007年04月06日 16時58分 (#1138421) 日記
    小型犬のネタだと、チワワは犬に非ず [x51.org]を聞かせると
    信じこむ人がいまだに時々いるんですよね。
  • by Lurch (10536) on 2007年04月06日 17時34分 (#1138448)
    の個体と、小さな大型犬の個体で大きさに大差がなかったりしませんか?

    と、混ぜ返してみる
    --

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    惑星ケイロンまであと何マイル?
  • IGF系統が成長に関連しているっていう結論では、あまりに当然過ぎて面白くありません。
    大規模な塩基配列解析の結果という側面を考えても、昨今の解析能力を考慮すれば敢えて取り上げる価値があるのかよく解りませんし

    身体の大きさに異常のある変異体では細胞の数自体が減っていると言う報告もありますし、あちこちのシグナル経路を介して制御されていることが予想されます。
    成長を制御するシグナルが、思いも寄らないシグナル経路と絡んでたりすると面白いんですけどねぇ

    • 全くです.というかどうしてScienceに載るのかもよくわかりませんね.
      今回の研究では全ゲノムをくまなく調べたわけでさえなく,もうほとんどIGF1狙い撃ちみたいな形で実験を組んでおいて予想通りそうだったというような話ですが,せめてどのアミノ酸の置換がという特定や,in vivoで発現させたときの機能解析くらいしてほしかったです.
      今回のデータだと「犬の体の大きさを決める因子の一つがIGF1である」程度の当たり前の結論でしかなく(調べていない場所にもっと強い因子があるかもしれないので),せめて他の染色体領域と比べてIGF1の周辺が最も感受性が高いというくらいのデータは必要だと思いました.

      しかしちょっと面白いのは,1万5千年に及ぶ育種の結果,ほぼ単独の遺伝子に選択がかかっているというクリアな結果の割りに,これらの品種の犬はお互いに交配可能で種としての分岐が引き起こされてさえいないということです.
      ダーウィンに種の進化のアイデアをもたらした源泉の一つは鳩の育種ですが,育種をいくらやっても(種内の進化はあるにせよ)「種の進化」には到達しないのかもしれないという気もしてしまいます.
      もちろん私はID派に与する気はないのですが,単純な塩基置換と交配以外の因子を考えないといけないのかもしれません.
      --
      kaho
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年04月06日 17時14分 (#1138434)
    成犬で手乗り犬も可能に?
  • by Anonymous Coward on 2007年04月06日 17時52分 (#1138458)
    ハイイロオオカミ……
    ハイイロオオカミ……
    ハイイロオオカミ……

    ……ほふぅ。(何か記事とまったく関係ないもんを邪な気持ちで想像したらしい)

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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy

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