birmoc 曰く、 薄膜製造装置などを手がけるアルバックが、薄膜リチウムイオンバッテリーの一貫量産技術を開発した(プレスリリース)。アルバックの枚葉式スパッタ装置(正極の製造)、真空蒸着装置(負極の製造)、枚葉式蒸着重合装置(封止層の製造)を組み合わせることで、薄膜リチウムイオンバッテリーの一貫製造が世界で初めて可能になったそうだ。固体電解質を封入した薄膜バッテリーは、過去に液漏れ・発火などの事故を起こしている従来型のリチウムイオンバッテリーよりも安全とされており、その薄さと柔軟性によりさまざまな適用分野が考えられるという。
セミコンでは (スコア:4, 興味深い)
セミコンというと本来は半導体業界の祭典なのですが、アルバックのブースでは半導体は隅に追いやられ、
薄膜リチウム電池と太陽電池がメインの展示となっているのが印象的でした。
一般的に技術発表前にIR(投資家向け広報)で発表する場合は株価対策 (スコア:4, 興味深い)
業績悪化
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装置転用発表
低分子有機EL製造用の成膜・封止一体型量産装置→(転用)→薄幕太陽電池→需要つかめず
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来期業績予想修正発表 増減率-211.1%の純赤字
9月の株価4000円前後
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現在の株価900円台
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投資判断を「アウトパフォーム」から「アンダーパフォーム」に格下げ
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今回の発表
低分子有機EL製造用の成膜・封止一体型量産装置→(転用)→薄膜リチウム二次電池製造装置
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アルバック の2日の終値は100円ストップ高の1028円と高値で引けた。2日付日本経済新聞で、同社が薄膜リチウム2次電池の一貫量産技術を開発したと報じており、材料視されていた。太陽電池の製造ラインなどで使う技術を活用するなどとしているが、会社側では担当者不在を理由に「コメントできない」(経営企画室)とした。
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株価的予想
??三菱マテリアルが救うか??
Re:一般的に技術発表前にIR(投資家向け広報)で発表する場合は株価対策 (スコア:1)
真空がらみで我らが北杜市のミラプロも相当がんばっていたはずだが・・・
Re:一般的に技術発表前にIR(投資家向け広報)で発表する場合は株価対策 (スコア:1, 興味深い)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
救えるほどの体力が残っているのか・・・?
液晶の背面に電池? (スコア:1)
薄膜生成のテクニックが自由自在に応用できるようになれば、液晶背面に電池を積層したり、
プリント基板上に電池を生成したり、ICダイ上に電池を作成したり、太陽電池の平面に電池
が積層できたりできるんだろうか。
Re:液晶の背面に電池? (スコア:5, 興味深い)
当時から、太陽電池や液晶、ICやメモリチップ上に成膜するというプランがあって、実際に太陽電池一体型二次電池とか、RF-ICカード一体型二次電池なんてのをやってたなあ。
半導体製造プロセスの中で、電池までまとめて作ってしまえるのが売りでした。
固体電解質は安全性の向上に寄与しますし、ケースがいらないのもメリットです。
ただし、容量は非常に小さくμAhオーダー。エネルギー密度はそんなに悪くなかったような気がしましたが、いかんせんかなり薄いですから。当時は、こんなに容量も小さくて、使い道があるんかな~と半信半疑でしたw 歩留まりもよくなかったですし。
今回のアルバックの成果に、私のやってた研究が直接関係しているかどうかは分かりませんが、モノになったんだな~と感慨深いものがあります。
#一応ACで
Re:液晶の背面に電池? (スコア:3, 興味深い)
1getしたくて慌てた結果のミスをお許しください。
Re:液晶の背面に電池? (スコア:1)
ウェアラブル方面への展開にも期待したいです。
なんにせよ、電池の小型大容量安全化が進めばモバイルガジェットがより充実すること間違いなし。
#うちのAd[es]さんたら3・4時間しか電池がもたなくなってきた。
Re:液晶の背面に電池? (スコア:1)
それに伴って、重量バランスが取れなくなる恐れがあって、軽量化に貢献しない可能性も。
重量バランスが取れるぐらいであったとしても、ヒンジの設計が今まで以上にシビアになると思うと、設計担当者にとっては悩ましいのかな。
でも、そういうバッテリーになると、バッテリーの寿命が来た際の交換とかの費用が今まで以上にかかりそうな予感。
各メーカーが共同で薄型シート形状の汎用品を規格化してくれればいいのだろうけど。
/* Kachou Utumi
I'm Not Rich... */
Re:液晶の背面に電池? (スコア:2, 参考になる)
# バッテリが劣化すると背面がパンパンに膨れたというけどホントなのかな。
まあ、今回のはもっと軽量薄型なので、もう少し取り回しは楽なんじゃないでしょうか。