Googleを非難するメディア企業に対し、Googleのチーフ・エコノミストが反撃 48
ストーリー by hylom
日本のメディアはどうする・どうなる? 部門より
日本のメディアはどうする・どうなる? 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
昨今の出版不況のなか、「企業がコストをかけて提供している記事を利用してGoogleなど検索エンジンが利益を得ている」などとGoogleが名指しで非難されることは多い。これらの非難に対し、GoogleのチーフエコノミストHal Varian氏が「新聞はインターネット化で多額の費用を節減できる」と分析、主張しているようだ(TechCrunchの記事)。
Varian氏は新聞社が現在苦戦しているのは広告不況とオンラインニュースへのシフトが原因で、また新聞は印刷・流通のコストが多くを占めている、これらを削減すべきだ、と主張している。また、「新聞はニュースではなく、それ以外の面で儲けている」とも述べているそうだ。
Google ≠ インターネット (スコア:3, すばらしい洞察)
自社に関してずいぶん肥大した意識をお持ちのようで。あるいは議論のすりかえか。
> 「新聞はニュースの主要アクセス手段をインターネットにすることで、多額の費用を節減できる」。
だからって新聞社が自前でWebサイトを介してニュースを提供するのと、第三者であるGoogleが人のふんどしで
商売しようとするのは別で、非難されるのは変わらんでしょう。
Re:Google ≠ インターネット (スコア:3, すばらしい洞察)
>人のふんどしで商売しようとするのは別で、非難されるのは変わらんでしょう。
ついでに人の起こした事件をネタにして商売してる新聞社も非難しとこうぜ。
Re: (スコア:0)
> 人の起こした事件をネタにして商売してる
あぁ、事件を起こした人って自分で商売しようとして事件を起こしてたんですね。そりゃ初耳だ。
Re: (スコア:0)
つ[珊瑚事件]
Re:Google ≠ インターネット (スコア:2)
> つ[珊瑚事件]
その1件だけで,20余年も全ての新聞社が金稼いでいるって言うのかな。
Re: (スコア:0)
肥大した予算を作成したあと、
肥大させた分を削って得意満面になってる政党ならありますけどね。
Re: (スコア:0)
肥大化させたのは別の政党だがなー
Google = インターネット (スコア:1, すばらしい洞察)
タイトルにだけ反論
それはアレゲの間だけ。今の日本の普通の人にとっては インターネット=IE=YAHOO!Japan だし、欧米では Google、それが現実。
Google さえいなければみんな自力で直接個々のニュースサイトに行くとでも思っているなら、Google 以前にアレゲ以外の普通の人たちがどう行動していたかを思い出してみるといい。
で内容について。
問題はネット化で費用を節減できるかどうかじゃなくて、収入を確保できるかどうかだからね。中身だけ Google で流されたらどこでお金を稼げと。逆にこの辺を解決できるなら、Google の船に喜んで乗るところも多いと思うよ。
Re:Google = インターネット (スコア:1)
検閲済み (笑) のディレクトリ型検索エンジンの雄である Yahoo! を利用してニュースサイト等に行くのが基本だった、とかいう時代の話ですか?
確かに当時は「Yahoo! のディレクトリに登録されること」はサイトの価値を考慮する上で一つのステータスと判断できましたが。
少なくとも、基本的には内容を確認した上で掲載される Yahoo! のディレクトリに関しては、検索結果に対する安全性という面を考慮しても、今でも一定の評価を与えていいと思います。
Re:Google ≒ インターネット (スコア:0)
Googleがなかったら今のインターネットは無いと思う
Re: (スコア:0)
そりゃそうでしょう。どんなサイトだって、なかったら今のインターネットは無い。
観測可能である以上、何らかの影響は与えるからね。
日本で蝶が羽ばたけば、ブラジルでは嵐になるかもしれない。
Re: (スコア:0)
家なき子 (スコア:0)
これらを第1世代とすれば、Google は第2世代の端緒であり覇者なわけで。
ただなんかフランス王制時代みたいになってきてるので、
ここらで新興勢力の登場を期待したいところではありますが、
Cuil あたりは鳴り物入りでデビューしましたけど、のっけから微妙でしたしな。
日本の雄、goo もちょいと前はユニークなプロモーションをやってましたが、
近頃は Google にお株を奪われたような感じですし。人材流出してんのかなぁ。
Livedoor はすっコケたしなー。
Re: (スコア:0)
今がどうこうじゃなくって、Googleが無きゃ無いで別の検索サイトが今のGoogleのような立場になるだけで
>> Googleがなかったら今のインターネットは無いと思う
は無いだろう、と
Re:家なき子 (スコア:1)
>>> Googleがなかったら今のインターネットは無いと思う
>は無いだろう、と
今のインターネットは無かったでしょう。
ただ、違うインターネットがあるだけかと。
それが今のインターネットと比べてよいものか悪いものかは観測不能ですが。
広告収入が大半を占めるために紙の新聞を減らせないのはどこも同じ? (スコア:3, 参考になる)
新聞販売店を通じた宅配が新聞購読の標準になってる日本固有の問題なのかもしれませんが、「押し紙」 [diamond.jp]と言う問題があります。
これは、簡単に言えば販売部数を水増しして広告料金を吊り上げる為に、新聞販売店に実売を大きく上回る部数の新聞を押し付けて、その分の処分コストや購入コスト、その他の損失についても新聞販売店が負担する(購入費用については新聞社が負担する場合も少なくないですが)。
商取引関係上、大体の地域で新聞販売店が新聞社の直下に位置していて・しかも新聞販売店があくまでも自営業者であるので、押し紙を拒めば「商材」である新聞などの卸を止められてしまうという力関係があるために、この「押し紙」は広くまかり通っていて、販売店の大半が泣き寝入り。
五大紙や県域レベルの主要紙はほぼ確実にやっていますが、この不景気でそういう「泣き寝入り」も出来なくなった業者が中心になって卸す部数を実売部数に近い所に減らすように申し入れて、部数を減らさなかったり、新聞社が応じずに制裁を加えたりして、もちろんこれらは公取法違反でもあるので販売店と新聞社の間で裁判に発展する事が多くなっています。
幾つか挙げると:
http://www.kokusyo.jp/blog/195 [kokusyo.jp] 読売新聞押し紙訴訟は販売店が一審敗訴/毎日新聞押し紙訴訟は販売店勝訴の見込み
http://space.geocities.jp/sanyousaiban/ [geocities.jp] 山陽新聞押し紙訴訟
http://www.news.janjan.jp/media/0903/0903300549/1.php [janjan.jp] 「読売新聞」の発行部数一千万部のうち三割の三百万部が「押し紙」である。と報道したジャーナリストに読売新聞が恫喝訴訟したが一審はジャーナリストが勝訴
当然、世界の大半では宅配制度がなくて売店や書店、コンビニなどの店舗へ直接卸して購入されてる場合が殆どですから売上は数段シビアに出てくるし「押し紙」的な事があるにしても非常に限定されているでしょうが、新聞の稼ぎの大半が広告収入であるという事には変わりがないわけで…
電子化で前と変わらないインカムを上げる為にはものすごく沢山の部数を売るか、新聞の単価を上げるかしかない…多くの新聞社が著作権を理由に電子化に二の足を踏んでるのは高価な広告を取れない状態で電子版に移行すると営業収入が激減してしまうという背景もあると思います。
そして、日本に於ける記者クラブ問題(一部のメディアが官庁や企業の情報を独占してしまう)やクロスオーナシップ問題(新聞とテレビとラジオを同じ企業グループが経営することで情報や言論の多様性が殺されてしまう)のように報道機関が抱える独占性からくる制度疲労によって紙の新聞の社会的な役割が急激に小さくなってしまって右往左往してる間に、新聞が売れなくなって広告は別メディアに流出してしまう。
# そして世界に於ける日本の地位も急激に低下 [j-cast.com]…
そういうデッドロックで新聞は(そして日本の場合はテレビも)喘いでいる。
かといって、多くの情報を網羅的に知らせるメディアというものの代替物があるかといえば、明白にない。未だ多くの情報はマスコミを経由しないと入手できない。マスコミを通らない情報は偏っている。
そういう中でGoogleがやってる事が果たして本当に「いいこと」なのか、私にも結論が出ないです。
Re:広告収入が大半を占めるために紙の新聞を減らせないのはどこも同じ? (スコア:1)
長文の出だし (水増しどうこうの件) を見て思い出したのですが。
販売部数水増し (成績水増し) のために、末端販売店の人間が販売区の家庭を訪問して「すいません、お金出すんで 3 か月間だけ取ってもらえませんか」とか営業しているのを見たことが……というか、来ました。この手のは社名とか書くとやばいんですかね? 赤旗じゃない赤いところですが。
面白そうなので、試しに「いいですよ」と言ってみたところ、「後で営業 (いわゆる拡張員?) が来るので、契約をお願いします」と 3 か月分の金額を置いて行ったわけですが……「やっぱやーめた」って言ったらどうするつもりだったんでしょうね。「そんな約束知らない。これは私の金だ」と言い張れば、頼まれた側はそれだけで 1 万円くらいの臨時収入になるんですけど。
# とりあえず、緩衝剤や生ごみを捨てる時の包み紙になってもらいました。
Re: (スコア:0, おもしろおかしい)
Re: (スコア:0)
全然オフトピじゃないと思うけど。
Re: (スコア:0)
全くオフトピじゃない長文がオフトピにされていて、
意味不明な難癖がおもしろおかしいにされているこの状況
なにがなんだか意味不明すぎる……
Re:広告収入が大半を占めるために紙の新聞を減らせないのはどこも同じ? (スコア:1)
このストーリーに出ているGoogleもメディア大手も押し紙とは無関係でしょう。
#これもオフトピだがオフトピ好きなのでID
LIVE-GON(リベゴン)
Re: (スコア:0)
新聞の収益モデルは日米で異なりますから、そこに触れずに日本の新聞の問題点だけを語ってもオフトピなだけです。
robots.txtじゃだめなの? (スコア:3, すばらしい洞察)
クローラで記事を収集しているのだろうから、robots.txtで制御すればいいんじゃないでしょうか。
そうすれば各新聞社サイトの記事ページのページビューがどれだけ下がるか検証できるでしょう。
もしかして「検索エンジンには上位に出してほしいけど、ニュースポータルには出してほしくない。」とかそういう話でしょうか?
だとしたら、ニュース専用ディレクトリ方式検索エンジンとニュースポータルの本質的な違いを定義する必要がありますね。
出版業界のコスト構造 (スコア:1, 参考になる)
印刷・流通のコストを削ってもそんな安くならんよねーと。新聞は特殊なのかもしれんが。
書店の取り分がかなり大きいみたいだが、ここ削ると色々問題出てくるんだろなあ。
でも実物と同額に設定されてる日本の電子書籍は、なかなか納得できん。
Re:出版業界のコスト構造 (スコア:1)
そんなに同額のものって多いのでしょうか。
携帯向けくらいしか使いませんが、同額になるようなものの方が見たことがないので。
# 著者に行く印税を考えると、あまり安くなっても著者の利益にならないよねって思ってしまう。
Re: (スコア:0)
そうですか? 同じ情報量なら、他の性能では一長一短(検索性はいいけど一覧性が悪いとか、資源を消費するけど違法コピーは難しい)なので、ナイスな価格設定だと思うんですけど。
個人的には体積や重さでアドバンテージがあるんで、同額でもかなりお買い得感があるんですが。
Re:出版業界のコスト構造 (スコア:1)
DRMが無ければ実物と同じ値段であることに対しては別にいいとは思うんですが……
DRMがあると言うことは、購入元都合による実質期限付と言う事なので、
それに対して同価格を支払うことには抵抗がありますね。
お見事 (スコア:1)
せめてリンク先は読もうよ(Re:お見事 (スコア:4, 参考になる)
誰が何に対してどう反論してるかtechcrunchの記事ぐらい読もうぜ
ストーリー自体がかなり偏って立てられてるから仕方ないんだろうけど。
・新聞はいかに稼いでいるかという分析である
・収益は、三行広告とブランディング広告がメイン
・金を生んでるのは、株価、自動車、園芸、旅行なんかの情報で、ニュースではない。
・オンラインページビューの内、ニュースは3%程度
最終的には名指しで書いてあるけど
『だから収益的に競合するのはYahoo Finance, Edmunds(自動車販売), Amazon, Orbitz(旅行), Zillow(不動産)だ!』というのがGoogleが今回したい主張なんだろ。
だからこれは「Googleのせいで売り上げが落ちている!」に対する反論だろどう読んでも。
今回触れられていない話題(記事を利用して収益を得ている)の反論になっていないって主張は、相当にトンチンカンだと思うんだが。
# 「ソコはスルーなのかよ!」って指摘なら真っ当だと思うけど。
# 普通に今回の分析を見る限りでは「ニュース止めても良いけど、せっかくだから一緒にやろうぜ」に見える。
# さんざ既出だけど、サーチエンジンが嫌いならrobots.txtを書いてSEOを止めれば良いし、
# ニュースの子引き孫引きが嫌なら、Yahoo!に触れないのはどうなのよ、っていう(まだYahooニュースの方が規模が大きい)
# http://jp.techcrunch.com/archives/20090407that-whining-sound-you-hear-... [techcrunch.com]
Re: (スコア:0)
> 誰が何に対してどう反論してるかtechcrunchの記事ぐらい読もうぜ
おっしゃるとおりなんだけど、
> 『だから収益的に競合するのはYahoo Finance, Edmunds(自動車販売), Amazon, Orbitz(旅行), Zillow(不動産)だ!』
というのは、たとえばメーカーが「サポートなんかに金を使わなきゃ、そのぶん利益が増える!」と言うのと同レベルに思えるよ。
(無意味なサポートもあるから一概に馬鹿げた主張ではないのだが)
だから、こんなネトウヨレベルの反論ではなく
> エコノミストなら定量的に評価しなさいよ
ということになる。
Re: (スコア:0)
通りがかりのACだけど、
のところが意味わかんない。
kousokubusの言っていること方が筋が通っているように思える。
Re: (スコア:0)
ニュース面を読むついでに家庭面を読んだり(目にはいったり)する経験はありませんか?つまりシナジーwwです。
エコノミストならこういった目に見えない部分も定量的に評価しようぜという話です。
製品サポートも顧客満足度という形で利益を高めることになりますが、こちらは定量的な評価はいろいろなされていると思います。
> kousokubusの言っていること方が筋が通っているように思える。
彼> だからこれは「Googleのせいで売り上げが落ちている!」に対する反論だろどう読んでも。
俺> その通りなので、グーグルはもっと定量的に反論するべき
です。
それ以外の面? (スコア:1)
あと窓ガラスを拭くのにも便利ですね。
#あ、TV欄のことか?でも地デジになったら見なくなりそうだなぁ
gooもったいなかったよね (スコア:1)
って言われ出す前は良かったと思うんだけどな~
.docとか.xlsで検索してソニー関連のデータが
とかもう前世紀の話なんだってのが(;´Д`)
エコノミストなら定量的に評価しなさいよ (スコア:0)
チーフエコノミスト (スコア:0)
Googleにそんな役の人が居るのにまず驚いた。
この人普段はGoogleの中でどんな仕事してるの?
Re:チーフエコノミスト (スコア:1)
チーフ・エコノミストをチーフ°エコノミストと空目した。
the.ACount
Re: (スコア:0)
Googleにもこんなアホがいるということを世間知らしめる活動。
Re: (スコア:0)
どんな有能な人材の集団でも、組織が大きくなるとアホになるというありがちな例がGoogleにも当てはまっていて安心します。
Re: (スコア:0)
あぁ、役職なのか。固有名詞(ロシア系)かと思ってた。
率先してやればよろしいのでは (スコア:0)
新聞社の記事を引っ張り込むんでなしに
自社で通信社から記事を買い、もしくは
自社で記者を養い、自社で記事を編集し、
その上でなら何も文句はなかろう。
それをやらないってことは、結局
記事横取りの方が儲かるからなんだろうなー、と
思われてしまう現段階で、なんちゃらエコノミストが
ナニ言おうが説得力に欠ける。それだけのお話ですな。
Re:率先してやればよろしいのでは (スコア:1)
> 自社で通信社から記事を買い、もしくは
> 自社で記者を養い、自社で記事を編集し、
ってことをやっても、Googleの資産からすると
たいしたコストじゃないと思う。
今までは優秀な技術者をかき集めてたけど、
もはや電力すら自前でやろうとしているんだし、
たかが新聞の記事程度どうにでもなりそうな気がする。
Re:率先してやればよろしいのでは (スコア:2)
十分ありえますね。
でも記者クラブ問題で
日本だけガラパゴス化しそうですね。
Re:率先してやればよろしいのでは (スコア:1)
Re: (スコア:0)
えーと、
...だから?
Re: (スコア:0)
Googleの資産からすると大した事は無かろうが、それでGoogleが利益を上げられるかって言うと無理だと思うが。
当然Googleはその記事を無償で公開するんだよね?
Re: (スコア:0)
ライブドアがやろうとしてましたよね。
今見たら他の新聞社からの配信記事が多いようですが、採算の問題かは分かりません。
Googleのチーフエコノミスト? (スコア:0)
コイツは信頼できる人間なのか?
そうだ、Googleで検索してみよう!