あるAnonymous Coward 曰く、バチカン図書館所蔵の100万冊以上の書物のうち、2世紀以降に手書きで作られた「マニュスクリプト」と呼ばれる貴重文献約8万冊(約4000万ページ)をNTTデータがデータ化するそうだ(NHKニュース、BBC News)。「マニュスクリプト」はその時代の法律、科学、神学等を研究するために重要なだけでなく、一部では装飾が施されるなど美術的価値も高い。バチカン図書館が日本の技術を評価して今回のデータ化につながったようだ。
なぜNTTデータ? (スコア:2)
この手のデジタルデータ化は日本企業以外も手がけているところ多数だと思いますが、わざわざ日本のNTTデータになったのはなぜなのでしょうね。今後の海外での文化財デジタルデータ化のビジネスを見越して、費用はNTTデータもちでも請け負うことに意義あり、とかそういった理由なんでしょうか。
それにしても、デジタル化後はオンラインで公開されると言っても、ラテン語とかギリシャ語だと一般人には読めないでしょうなあ。
Re:なぜNTTデータ? (スコア:1)
>バチカン図書館が日本の技術を評価して
って書いてあるから、単に貴重な資料を丁寧かつ高品質にデジタル化できる技術があるってことなのでは?
地方自治体向けのサービス化もしているみたいだし、実績もあるのかと思います。
逆に、なんで
>費用はNTTデータもちでも請け負うことに意義あり、とかそういった理由なんでしょうか。
なんて発想がでてくるのでしょう?
「日本企業以外」のほうが優れているという思い込みでもあるのですか?
バチカンからの要望だったみたいね (スコア:1)
バチカン図書館における歴史的手書き文献のデジタルアーカイブ事業に参画 | NTTデータ [nttdata.com]
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re:バチカンからの要望だったみたいね (スコア:2)
いえ、そりゃあもちろん要望はバチカンからでしょうけど、記事にあるリンク先(BBC)には、初期案件(3000冊のデジタルデータ化)の費用はNTTデータが負担する、とあるんですよ。
NTTデータのプレスリリースでもなんだか微妙な表現ですし。
Re: (スコア:0)
デジタルデータ化の費用を負担する代わりにデジタル化データの使用権(商用含)をNTTデータが取得する、っていう契約なのでは?
Re:なぜNTTデータ? (スコア:1)
技術があるのは当然だけど、さらにキリスト教的にニュートラルである所も重視したのかも。
キリスト教って同じ中でもカトリックとかプロテスタントとか、いろいろあるじゃないですか。
Re: (スコア:0)
多様な文字種を扱う実績で言えば、日本の企業はその経験から一日の長があるのではないでしょうか。
母国語の範囲だけでも、漢字・ひらがな・カタカナ、縦書き・横書きなどバリエーションが多く、外国語を混ぜ書きすることも珍しくないですし。
多種多様な文字種を扱う点においては多少なりともアドバンテージはあるのではないか、という気がします。
Re: (スコア:0)
ここでいう電子化が何を意味してるかで違ってくる。
ただスキャナでデジタル写真化するだけなら、何が書かれてようが関係ない。効率と非破壊、品質くらいの差でしょう。
書かれてる文字を起こす、というのはまた別問題で、NTTデータはそこまでできるんだろうか?
OCRでも、現代の主要言語ならまだしも、手書き(筆記体)や古い言語だと不可能に近いと思う。
Re:なぜNTTデータ? (スコア:1)
今回は、書籍の画像化技術というより、画像化されたアーカイヴデータの管理システムの方でしょうね。
選択された理由ってのは。
プレスにも国内実績含めその事に触れてますし、そもそもシステム屋なんでしょうし。
そもそも日本のOCR技術って、筆記体の多い海外でどの程度のレベルなのか興味はありますけど。
Re: (スコア:0)
何でこんな陰謀説みたいな考えしか出ないんだろうな
Re: (スコア:0)
なぜって言うからてっきり、NTTデータ派遣社員から情報流出だの、サービス停止から復旧できず終了だのの大喜利が始まってるかと思ったら陰謀話でがっかりだ
Re: (スコア:0)
暗いと不平を言うよりも,すすんであかりをつけましょう。
怖いもの見たさ (スコア:2)
Re:怖いもの見たさ (スコア:3)
そちらについてはこういう話があって、順次公開中です。
Google、死海文書をオープン化 [slashdot.jp]
デジタル化の技術もかなり高度なものです。プロジェクトは2016年までだったかな。
http://www.deadseascrolls.org.il/ [deadseascrolls.org.il]
Re:怖いもの見たさ (スコア:1)
1995年のTVアニメで裏死海文書(うらしかいもんじょ)と言及されたブツなら期待に沿うような資料が新たに作られでもしない限り望み薄です。
まともな意味での死海文書でしたらバチカンの指図とは無関係に既に全40巻が公刊されていますし、お手軽にアクセスするにはグーグル社 [wikipedia.org]の今後の活躍に期待すればよいと思う。
おめでとうリコー (スコア:1)
だといいな。
この用途で売れているから、645Dの後継機もお安く買えるわけで。
インデックス (スコア:0)
> バチカン図書館所蔵の100万冊以上の書物のうち、2世紀以降に
> 手書きで作られた「マニュスクリプト」と呼ばれる貴重文献約8万冊
10万3,000冊の魔道書の電子化もぜひお願いしたい。
ヒロインのはずが超電磁砲に美味しいところを持ってかれて最近影が薄いのが悲しい。
Re:インデックス (スコア:1)
>最近影が薄いのが悲しい。
■■(......)
Re: (スコア:0)
当初から一押し…。漫画見たら突然出て来てそのままホの字だし何なの;
イッペン死ンデミないといけないんだろうか。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
つまるところ全く触れられないその他大勢の地位ですな。いいんじゃないの。
Re: (スコア:0)
人とのつながりが皆無の広がりのない使えないキャラ設定しちゃいましたからねえ。
せめて14歳喫煙者のおっさんと、スタイルのいいねえちゃんを覚えていてくれたらねえ…
上条さん以外でインなんとかさんが会話してる相手で覚えてるのって短髪くらいですからね。
Re: (スコア:0)
マニュスクリプト (スコア:0)
印刷術が普及する前の時代の話なので、その頃としては「マニュスクリプト」(写本・手稿)が何か特別なものというわけではない
(綺麗な装飾には美術品的な価値があるが)
中世の修道院付属図書館を舞台にした映画「薔薇の名前」で見られたように、当時の図書館の重要な機能の一つは写本すること
Re: (スコア:0)
マニュスクリプトである事が重要なのではなく、マニュスクリプトである程古い文献であることが重要ってことよね。
まぁ、それくらいは読み取れるとは思うけども。
Re: (スコア:0)
ちょっと違う話ですが、BBCの記事を見るとManuscriptでなくmanuscriptなので、
まさかとは思いますがNHKの人が固有名詞と勘違いしたんじゃないかという気が・・・
Googleじゃないんだな (スコア:0)
公開するなら無料で流出させても問題ないだろうに
日本企業が絡むとロクなことにならない (スコア:0)
どうせデータ化したはいいが誰にも閲覧できないんだろ
Re: (スコア:0)
デジタル化したデーターの権利は当然バチカンが持っているのだろうから、誰に閲覧を許可するかはバチカンの胸先三寸、データ化したはいいが誰にも閲覧できないと云う事は、デジタル化したNTTデータ側からの漏出がないと云う事で、企業倫理的に正しいのでは?
Re: (スコア:0)
この件にカルチャー第一な団体が絡まないことを、神に祈りましょう。
Re: (スコア:0)
かといってデカルチャーな団体が絡むのも・・・
バチカン図書館と聞いて (スコア:0)
ダン・ブラウンのロバート・ラングトンシリーズ、天使と悪魔を思い出した。
ちなみに、バチカン図書館はここ [vatican.va]