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医療

米国内で初のエボラ出血熱感染者が確認される 66

ストーリー by hylom
ついに米国へ 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

米国内で初めてエボラ出血熱感染者が見つかったそうだ(朝日新聞)。

CNNによると、患者はリベリア国籍の42歳男性。家族や友人を訪ねるために渡米したという。入国後四日目に症状が出始め、二日後に病院を受診したもののいったん帰宅、二日後の再受診で隔離施設に収容された。また、ロイターによると、この感染者に最大で100人が接触した可能性があるという。このうち4人が隔離されているそうだ。

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  • by Anonymous Coward on 2014年10月04日 8時03分 (#2687861)
    患者の発生したダラス市内に住んでいます。
    しかも患者が住んでいたアパート、収容されている病院ともに車で10分程度の所です。
    思った以上にみんな落ち着いています。

    質問等があれば答えられる範囲でお答えしますよ。

    流石にAC
    • by Anonymous Coward

      なんか患者の嘔吐物を高圧洗浄機で流したってのが話題になってますが…
      エボラって、体外でどれくらいの間感染力を保持するんでしょうね。

      私は東海岸在住ですが、DCでも疑いのある患者が出たそうです。
      拡散が防げることを祈ってます。

      • by Anonymous Coward on 2014年10月04日 8時52分 (#2687872)
        #2687861ですが、一応ダラス市のプレスリリースで、郡が業者を雇って「通常のバイオハザードの手順」で除染します。
        って発表していました。
        なのでてっきりCDCの職員指導の下、業者が完全防護服で除染してる事を想像していたので、あの映像を見てちょっとびっくりでした。
        まあ映像はアパートの外部だし、吐瀉物がそこにあったのかは定かではないですが(無くて念のため水で流しただけと信じたい)。
        ちょっと気になるのは、ダラス市もCDCも、事態を大きくしたくないからか、調査中の事柄を過小気味に発表して、あとから訂正する事が多かった事です。
        接触者だって、当初は家族以外のアメリカ市民との接触は無いという発表だったのに、どんどん増えて行って、隣の校区の生徒にまで及んでいました。
        調査の過程で増えるのは仕方ないけど、最初の発表の仕方はもう少し工夫が欲しかったと思いますね。
        DCでもNYでも感染疑いが出ていますが、本当早く収束してほしい物ですね。
        親コメント
        • by Anonymous Coward

          高圧洗浄で飛ばしたものが下水とかに行き、ネズミとかにくっついて、人間に戻ってくるリスクはあるんでしょうか?

          • by Anonymous Coward

            蒸気洗浄の方がマシだったのでは?高圧洗浄水に消毒薬入りだったのかも知れないが。

      • by Anonymous Coward

        感染力の話が出たので、NPRの貼っときますね。
        http://www.npr.org/blogs/health/2014/10/02/352983774/no-seriously-how-... [npr.org]

        HIVより感染力は低いみたいです。だから安心してなどとは言えな

        • by Anonymous Coward on 2014年10月04日 14時08分 (#2687991)
          #2687861です。
          1度目は家に帰された感染者ですが、2度目は救急車で同じ病院に運ばれています。
          この際に取り扱った救急隊員は経過観察中で、そのあとに搬送された患者も念のため経過観察中だそうです。
          救急車は搬送毎に一応消毒するそうなので、患者は大丈夫ではないかという事ですが。
          親コメント
        • by Anonymous Coward

          そうかな。HIVじゃ発病者を車に同乗させて運んだぐらいで感染したりしないぞ。
          患者を隔離したり防護服を着て接したりもしないしな。

          • by Anonymous Coward

            一人の患者から何人に感染するかの平均でしょ?
            HIVは直ぐ死なないから長期にわたって感染源になるけど、
            エボラは直ぐ死んじゃうから。
            # う~む、洒落になってない。

    • by Anonymous Coward

      この患者は自分がエボラに感染した可能性が高いと認識しつつ、渡米したんですかね。
      つまり、このままリベリアにいるより良い医療処置が受けられると思って。
      いまのところアメリカで手当てを受けた感染患者は全員助かっているから。

      • by Anonymous Coward
        #2687861です。
        リベリア出国時の検疫書類に虚偽の記載をしていたそうで、或る程度認識はあったのではないか、という報道をしている所もあります。

        この人が他の感染してアメリカに運ばれてきたアメリカ人と同じように手厚く治療されているかどうかは判りません。
        容態は悪いという事だけで治療の方針とか状況はほとんど報道されていませんね。
        まあ隔離は厳重にされているんでしょうけど、お金持ちでもなさそうだし(訪ねた家族が住んでいたアパートは低所得者が多い所)、ここからは想像ですが、恐らく医療保険も入っていないんじゃないかと。そうすると、公衆衛生上隔離はするけど、あとは経過観察かもしれません。
        • by Anonymous Coward

          回答いただきありがとうございました。

          この人が他の感染してアメリカに運ばれてきたアメリカ人と同じように手厚く治療されているかどうかは判りません。

          アメリカ人でもないし、西アフリカで危険を覚悟の上で医療活動をしているような英雄的な医療関係者でもなし、治療費払えるかどうかも怪しいし、
          ただのお騒がせさんに、数に限りがある貴重な実験段階の治療薬や治癒者の血清など回せないというところですかね。

          ここでこの患者に最新医療をつぎ込んであっさり治してしまったら、「自分が感染したかも」と怯える感染疑惑者が、どっとアメリカへ
          押し寄せる事態を招くことになるかもしれん、ということで、ひょっとしてこの患者の運命はもう決められているのかも・・・・・・いやいや、まさかねぇ。

          • by Anonymous Coward

            >数に限りがある貴重な実験段階の治療薬や

            TGN1412事件のことを知っても、まだそんなことが言えるかな?
            http://srad.jp/comments.pl?sid=637861&cid=2653914 [srad.jp]

            実験段階なんだから、それは完成品じゃないってことなんだよ。

            >治癒者の血清
            そっちは効果が明らかでない上に、他の病気に感染するリスクもあるしで、まあ眉唾物らしいが。

            • by Anonymous Coward on 2014年10月04日 22時26分 (#2688242)

              TGN1412事件のことを知っても、まだそんなことが言えるかな?

              言えるよ。ネットで聞きかじった話でシッタカしているようだが、
              今現在、WHOから実験段階でも投与を認められた3種の薬、ZMapp, TKM-ebola, Favipiravirは、いずれも既に人に対して投与された実績があって
              全く人体への影響が未知な薬と言うわけではない。初めて人体に使用され、大惨禍になったTGN1412のケースとは違う。
              死亡率が非常に高く、現時点で確かな治療法が無いのだから、実験段階にあるこれらの薬を投与することは倫理的に正しいとWHOが認めている。

              >治癒者の血清
              そっちは効果が明らかでない上に、他の病気に感染するリスクもあるしで、まあ眉唾物らしいが。

              効果に関しては、WHOがいまのところ最も見込みがある治療法として推奨している。ただし人体から採るので量産は全く出来ない、非常に貴重な治療薬だ。

              これに対して、西アフリカなどの医療設備が充分に整っていないところでは採取血液が他の病原体に感染していないか調べることが出来ず、
              そういった治療法は安全に行うことは難しいと言われている。

              しかし、アメリカの医療機関では、採取した血液が病原体に感染していないか調べる設備が充分にあるし、
              血液製剤に対して使われているような血液から病原体を取り除いたり殺したりする処理もできる。
              血液製剤を通して病気に感染するリスクはゼロにはならないが最小に出来る。
              致死率70%に及ぶかも [bbc.com]と言われている今回のエボラ禍では、充分、賭けるに値するリスクだ。
              だから現にアメリカに運ばれて全快した先の患者に対しても、そういう治療が行われている。

              親コメント
          • by Anonymous Coward

            う~ん、危篤状態になっちゃいましたね。
            経験を積むためにも見殺しにするような事は無いとは思いますが…

    • by Anonymous Coward

      プレス関係の取材依頼とか来ましたか?

      • ウィークデイだったらNHK昼の憩いの通信員扱いでラジオ出演、週末だったらNHK夕刻の地球ラジオで電話で現地のローカル行事や奇習を語り聞かせる人として出演依頼がありそう。

        親コメント
      • by Anonymous Coward
        今の所特にないですね。
        日本にいる友人はおもしろがって色々聞いてきていますが。。。

        私の知っている限り付近には10世帯くらい日本人がいます。
        なので私以外の所にもしかしたら依頼が行っているのかも。
  • by jizou (5538) on 2014年10月04日 9時42分 (#2687887) 日記

    症状が出たのが4日後だということだけれど、住んでいる場所や自分の体調を考えて、
    渡米後に人に会うのを控えるとかできなかったのかなぁ。
    病院に行ったあとに、行動を控えるだけでもだいぶ被害をおさえられたはず。

    ともかく、被害が広がらないことを願っています。

    • by Anonymous Coward

      「リベリア国籍の42歳男性」なので、そもそも被害を抑えなければいけないという考え自体がない可能性もゼロではない。

      いやまあ、アメリカに旅行に来れるぐらいエリートなんだったら、さすがにその辺の(西洋的な)常識はあるでしょうが、西アフリカではエボラ対策チームが病気をばらまいているとして殺害されたり [cnn.co.jp]しておりますので・・・。

      • by h-harry (24932) on 2014年10月04日 11時15分 (#2687913) 日記

        ダラスにいる彼女と結婚するためにアメリカに行ったみたい
        Ebola victim came to U.S. on tourist visa to marry and 'start new life in America' [dailymail.co.uk]

        Thomas Eric Duncan was to wed Louise Troh in a ceremony which would have paved the way to
        him staying in the U.S. permanently - and escape his native Liberia.

        Mark Wingfield, associate pastor at Wilshire Baptist Church, told MailOnline: 'Louise told
        our senior pastor on Thursday that Mr Duncan had come to the US to marry her and start a new life.

        The revelation may explain why Duncan, who was exposed to Ebola days before
        he was due to travel to the U.S. when he helped a sick woman who later died,
        lied on a form to get out of Liberia.

        Duncan replied 'no' when he filled out a form asking if he had been exposed to
          the Ebola virus before he boarded the plane in Liberia. He now faces prosecution there.

        ・出国時にエボラ患者との接触はないと申請している
        ・思慮があって結婚目的ならパートナーへの感染も考える

        等から何も考えてないんじゃないかな。
        で、知識はあるから現実を突き付けられてガクブル

        親コメント
  • 長いんで一部だけ抜粋。
    http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2014/10/post-681.php [newsweekjapan.jp]
    「まず問題になっているのは、現在、患者が入院しているダラスの病院のER(救急センター)です。
    このセンターでは、高熱と下痢の症状の現れた時点でこの患者を診察しておきながら、そして
    「西アフリカからの渡航者」ということも確認しながら、抗生剤を処方して帰宅させるというミスを犯しています。

    「このギクシャクした対応ですが、CDCからは患者が発症後に使用していた寝具類やタオルなどから
    感染が広がる可能性があるので、バイオハザード扱いで処分するよう、この家族に指示したのだそうです。
    そこで早く処分をと家族が焦る一方、処理部隊は来ない、そんな中で、家族が外の様子を見に出てしまった
    という説明が家族側からされています。」

    でも一番の違いはアメリカが「でっかい田舎社会」だからだと思う。
    一部地域を除いては、「毎日満員電車で通勤通学」なんてないんだもの。

    • エボラの感染ですが、「症状のない患者からは感染しない」(厚生労働省検疫所 [forth.go.jp])とありますね。
      ここまで患者数が多くなってくると、日本上陸も十分あり得ると思うのですが、感染拡大を防ぐ対策としては、インフルエンザと同じで、ちょっとでも体調がおかしいときは休んで様子を見るが重要な気がしますね。
      で、人混みを避けつつ医者にかかる。

      でも、日本の場合、無駄に出勤・登校する人が多くて感染拡大が止まらなくなるリスクが高そう・・・(特に大都市)。

      /*
       ここまで広がってしまうと、アメリカや欧州での二次感染のリスクもあるし、アフリカに行ったかどうかを確認するだけでは、エボラでないことを確認するのに不十分だよね。すくなくとも海外渡航の有無、あるいは海外渡航者との接触まで確認する必要があると思うな。
      */

      親コメント
      • by renja (12958) on 2014年10月04日 10時14分 (#2687897) 日記

        「山手線に巣くうエボラウイルスの恐怖!」
        とか週刊誌の記事になりそうですね。

        --

        ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
        親コメント
      • by Anonymous Coward

        たかの友梨はたとえインフルエンザでもいったん出勤しないと、欠勤できないという話をおもいだした。

    • by Anonymous Coward

      > 一部地域を除いては、「毎日満員電車で通勤通学」なんてないんだもの。
      そうなんだけどさ、学校はあるからね。
      子供がいろいろと持ち帰ってくる。
      インフルエンザ、毛じらみ、ウィルス性の下痢、等々。
      まあ深刻な事態になる前に学級閉鎖すればいいけど。

  • ミドリ十字再び (スコア:0, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2014年10月04日 13時07分 (#2687952)

    そろそろ非加熱製剤の輸入は止めたほうがいいですね.たくさん輸入している [streck.com]ようですよ.

    • by Anonymous Coward on 2014年10月04日 14時04分 (#2687990)

      自分がリンクしたものが何か理解してる?

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      こういうふうにデマをばら撒く奴って、いったいどういう倫理観を持って生きているんだろう。

  • by Anonymous Coward on 2014年10月04日 15時25分 (#2688015)

    ぐったりしている患者の血を吸った蚊が健常者を刺すとかありそうですけど。

    • by Anonymous Coward

      現時点でのCDCからの説明 [cdc.gov]では、
      There is no evidence that mosquitos or other insects can transmit Ebola virus.
      蚊や他の虫類がエボラウィルスを媒介する能力を持つ明確な証拠はない。

      とのことです。西アフリカでの爆発的な感染拡大を説明できる論証が待たれるところです。

      • by Anonymous Coward

        >とのことです。西アフリカでの爆発的な感染拡大を説明できる論証が待たれるところです。
        は?

        むしろあの程度で済んでることが、蚊による感染を否定する論拠の一つなんでは。

        • by Anonymous Coward

          現時点では蚊や他の媒介者による機械的ベクター感染を肯定も否定もしない立場ですが,
          「接触感染のみ,感染力は HIV より弱い」という見解の割には伝染が速すぎるのが不自然だと考えています.

          私が引用したCDCの文書では吸血蝙蝠等の哺乳類によるベクター感染の可能性は認めています.
          同文書では蚊や他の節足動物類によるベクター感染は no evidence としています.重ねて記述しておきます.

          無用な社会的混乱が一番性質(たち)の悪いことは承知しております.が,
          New York Times のとある論説 [nytimes.com]を紹介いたします.あえて一切訳しません.

          • by Anonymous Coward

            感染力は HIV より弱い」という見解

            これ、ソースは?

            • by Anonymous Coward

              このストーリーのコメントの一つ
              http://srad.jp/comments.pl?sid=642265&cid=2687916 [srad.jp]
              にも引用されている
              http://www.npr.org/blogs/health/2014/10/02/352983774/no-seriously-how-... [npr.org]
              を根拠としていますが,こ

              • by Anonymous Coward

                その記事の注釈にこうあります。

                The R0 is integrated over the time that a person is infectious to others. For HIV, this could be years. But for Ebola, that time is only about a week. So even though they have similar R0s, Ebola's infections per unit of time is much higher than HIV's.

                単位時間あたりの感染数はHIVよりずっと高いと。

              • by Anonymous Coward

                そう、だから

                「接触感染のみ,感染力は HIV より弱い」という見解の割には伝染が速すぎるのが不自然

                というけど、これは全然不自然じゃないよね。

                HIVは潜伏期間画が長く、死にいたるまで時間がかかり、現在の医学では根治は不可能で、症状が出ない潜伏期間中でも他者に感染しうる。
                感染者は長期間感染力を持ったまま生き続けるから、長い期間で見て一人の患者が他者に移す人数がエボラより多くなるけど、
                短期間の感染拡大の速度でエボラがHIVに劣るというわけではない。

                HIVの感染者は体液を撒き散らしたりしないので、輸血や性交渉など感染ルートが限られるのに対し、
                発病者が吐瀉物をまきちらし、出血し、それらに触れただけで感染の危険があるエボラ出血熱は、HIVより遥かに速く感染拡大が起き易いと言える。

              • by Anonymous Coward

                ご指摘ありがとうございます。注釈までは手が回らず大変失礼いたしました。

              • by Anonymous Coward

                空気感染(飛沫核感染)はしないというのが定説のようですが、さて、唾液の飛沫感染はありうるのでしょうか?実際どうなのでしょうか?諸方面をみてもこの点は明言されていないのが気になります。
                これが可能性としてあるのであれば、インフルエンザやSARSと比較したくなるところです。

  • by Anonymous Coward on 2014年10月04日 17時40分 (#2688089)

    救急車に乗る前にクレジットカードを持っているかと聞かれる彼の国で
    隔離されるほど長い間治療を受けると、かなりの高確率で
    数百万以上の請求がくることでしょう。くわばらくわばら

    • by firewheel (31280) on 2014年10月04日 18時37分 (#2688121)

      「実験的医療のモルモットになることに同意すれば医療費免除」とかないんですかね。
      あくまで人道的見地から。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        治験とか普通は無料なんで、もちろん有り得るでしょう。
        そもそも、支払い能力がない人でも、ERに来たら病院は治療をする責任があります。
        で、もともとお金のない人は破産しても影響が少ないので、踏み倒すと。

        • by Anonymous Coward

          SICKOってマイケルムーアの映画で実際の映像であったけど、
          金払いそうもない患者は応急処置だけして、あとは路上に捨てるらしいですよ。

          • by Anonymous Coward

            米国の医療制度に問題があるのは事実だけど、
            マイケルムーアの映画を鵜呑みにするのは、朝日の報道を疑わないのと同じです。
            # 持ち上げられてるはずのキューバで上映禁止になるこの皮肉。

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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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