著作権侵害サイトへのハイパーリンクを著作権法で取り締まれるようにする議論が進められる 38
ストーリー by hylom
またグレーゾーンを増やすのか 部門より
またグレーゾーンを増やすのか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
先日、「EU法務官、著作権侵害コンテンツにハイパーリンクを張る行為は著作権侵害にあたらないとの見解」という話があったが、日本では海賊版に誘導するようなハイパーリンクを規制対象にする方針のようだ(日経新聞)。
これは政府・知的財産戦略本部の知的財産戦略本部検証・評価・企画委員会で議題に挙がったもの。「次世代知財システム検討委員会報告書」内の「4.デジタル・ネットワーク時代の国境を越える知財侵害への対応」によると、著作権を侵害するようなサイトに対するリンクを集めたサイト(文書内では「リーチサイト」と呼ばれている)が著作権侵害サイトへの誘導に大きな役割を果たしているそうだが、このようなサイトは現行の著作権方では法的措置を行えるかかどうかが明確ではない。そのため、一定の条件を満たすものについて取り締まれるようにするという方向で議論がされている。
なお、この委員会では人工知能によって生み出される創作物に対する権利や3Dプリンティング用の3Dデータ、自動的に収集されて備蓄されるデータベースなどに関する取り扱いなども議論されておりそれぞれ興味深い。
リンク先が変わった場合の扱いはどうなるんだろう? (スコア:4, すばらしい洞察)
リンク先の所有者が代わり、怪しいコンテンツ山盛りのサイトになったとき、リンク元には何らかの義務が発生するのでしょうか?
個人サイトでも数百ページのコンテンツが存在するのが普通になっている状況ですので、全リンクをチェックするのは困難だと思われます。
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re:リンク先が変わった場合の扱いはどうなるんだろう? (スコア:1)
SEOポイズニング [sem-r.com] を思い出した。
ゲームや映画の公式サイトにリンク貼ったらいつの間にか海賊サイトになっていたとか,可能性はあり得るだろうな。
Re:リンク先が変わった場合の扱いはどうなるんだろう? (スコア:1)
著作権侵害サイトAへのリンクを張ったサイトBが著作権侵害だとすると、当然のことながらサイトBへリンクを張ったサイトCも著作権侵害です。
そしてもちろん、サイトCへリンクを張ったサイトDも、その先のサイトE・F・Gも……。
つまり、すべてのWebサイトは自ずと著作権を侵害しているのです。
Re: (スコア:0)
数多くのアンダーグラウンドサイトからリンクを張られているディズニーとか危ない!
まてよ…googleやyahooにリンクを張ってるサイトも多いな…
Re: (スコア:0)
違法になったら自爆テロが流行るな
Re: (スコア:0)
例えば更新頻度が高く面白いブログにリンクを貼って紹介していたら、
数ヶ月後に転載交えながら更新するようになった、なんて場合どうなるんでしょうね。
・著作権侵害サイトであることを知りながらリンクを貼る行為
・リンクを貼ったサイトが著作権侵害サイトであることを知りながら、リンクを維持する行為
とかが規制対象になるのでしょうか。
Re: (スコア:0)
後で違法コンテンツになることを知っていたにもかかわらず、リンク作成時に合法ページだからといって処罰を免れる方が悪質だろうし
Re: (スコア:0)
どうやって過失かどうかを判別するんですか?
実務上は極めて難しいと思いますが。
Re: (スコア:0)
紹介部分の更新頻度とか考慮されるんじゃないですかね、きっと。
ン年前に作って放置しっぱなしのLinkページと、
毎週とか毎日とか更新しては「このページエロス!」とかやってるblog形態のページでは、扱いが異なると。
わいせつ画像でも犯罪教唆でも脅迫でも何でも、似たような状況は色々起こり得るので、ある程度の蓋然性は判断されるのでは。
Re: (スコア:0)
サーバの管理会社が変わったりしてデータそのまま移行した直後とかだったら
どうなるんだろう
Re: (スコア:0)
冤罪者を作る方が犯罪者を取り逃がすより悪質、という考え方もある。
ネット民は忘れがちだが、日本の法精神はその考え方に成り立っていることになっているんだぞ。建前上は。一応。
Re: (スコア:0)
サーバ提供者から要請があったらリンクを削除する義務ぐらいまでなら対応可能でしょうけど、
事前に調べろって言われても、リンク先が著作権侵害サイトかどうかってどう判断すんだろ。
わかるひとにはわかる程度の文言で書かれていたら困ります。
Re: (スコア:0)
そこはプロバイダ責任制限法の範疇ですから、そっちが改正されるまでは心配の必要はないのでは。すでに判例も結構あって、そちらから考えると、分かる人にはわかる、どころか、あからさまに書かれていた場合でもプロバイダには判断の義務はないはず。
もちろん、毎回毎日何度も同じ事をしている輩がいるのにそいつのアカウントを放置するとか、削除されてすぐに復活というイタチごっこを繰り返していて、認識しているのに新たに通報されないと対処しないとか、セキュリティホールの指摘を明確に受けたのに放置するとか、場を守る責任者としての不作為がある場合は別。
どうせGoogle無罪でしょ (スコア:0)
>自動的に収集されて備蓄されるデータベース
例によって検索エンジンは対象外になって、Googleのbotが集めまくった違法サイトのへのリンクの削除依頼を出すために、
被害者が多大な負担を強いられるという不合理な現状は変わらないんでしょ。
(で、なぜか「不適切なページへの削除依頼を出した」といって被害者が責められる、と)
Re:どうせGoogle無罪でしょ (スコア:1)
そりゃあ不適切なページへの削除依頼を出した件では加害者なんだからなぜかも何も無いよ。
Re: (スコア:0)
botが情報を集めてくれないと、被害者はどこで被害に遭っているか気付けず、
削除依頼を出すこともできないけど。
それとも被害者が、常時2chとかのリンクをチェックする運用の方がお好み?
Re: (スコア:0)
その理屈だと、違法コンテンツの「リンク集サイト」は非常に有益ということになるな。
なぜなら、違法サイトの情報を集めてくれるからだ! はっはっは。
ご立派なユーザー様にとっては、Google様が作る「リンク集サイト」は有益で、悪い奴の作るリンク集は犯罪なわけだ。
たいした正義感だこと。
Re: (スコア:0)
検索エンジンが検索結果という「リンク集」を作成することで、積極的に権利侵害に加担しているのは、みんな目をつぶることになってるからね。
なぜならそれが便利だからだ。わはは。まあ市民様のモラルなんてその程度のものさ。
明確ではないというか (スコア:0, 参考になる)
過去の著作権法改正の委員会において、ハイパーリンクは著作権の侵害にはならないという政府委員の答弁がありますね。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Aが著作権違反にならないならば、Bも著作権違反にならない。
お前はバカなのか?
Re: (スコア:0)
> Aが著作権違反にならないならば、Bも著作権違反にならない。
Aが著作権違反って意味不明すぎる。
Re: (スコア:0)
中学の国文からやりなおしてこいw
今は? (スコア:0)
逆に言うと、今はセーフということ?
Re: (スコア:0)
まだピッチャー投げてないよ
Re: (スコア:0)
ピッチャーびびってる!ヘイ!ヘイ!ヘイ!
アンパイアもびびってる!ヘイ!ヘイ!ヘイ!
ググレカス (スコア:0)
検索エンジンのサーバーを日本においてもらうのはあきらめたってことでいいの?
日式金盾 (スコア:0)
美しい国
Re: (スコア:0)
この違いは民度でしょうね。
リンクタグを使わなくても (スコア:0)
URLを書いただけでアウトだろうな。公平性を考えるなら。
そうすると、当然QRコードもアウトだろうし、URLを印刷して渡すのもアウトだろう。
さらに公平性を考えるなら、URLを口頭で伝えることもアウトだろう。
……さすがに横暴じゃね?
(もちろん、影響力の大きい方法(例えばリンクなど)だけを禁止するという発想もあり得るけど、なぜそこで線を引いたのかについての合理的な説明を求められたら答えるのは難しいと思う)
Re: (スコア:0)
えっち抜きならいいですか?
# ちんれつに関わらずアウト
マスメディア大勝利だな (スコア:0)
無断リンクやFeedは著作権侵害だと主張し続けてたわけだし。
# 個人的には違法コンテンツへのリンクは幇助で対応すべきだと思う
抜け穴も防がないと (スコア:0)
無害なリンクを間にはさんで隠れ蓑にする可能性もあります。
リンクを辿ると著作権侵害サイトに至る経路のあるページは禁止しよう。
Re: (スコア:0)
一見普通の文章に見えても、暗号化して伝えている可能性があるので、
文字コードに任意演算をして著作権侵害サイトのIPアドレスになるような文字列を含むページも禁止しましょう
感染はなしかな? (スコア:0)
著作権侵害サイトへのリンクの掲載されてるサイトへのリンクはどうなんだろう・・・
結局、そういうのに対する対処じゃなくて、元々の著作権侵害サイトを取り締まれよ、って思うが。
もうさ (スコア:0)
日本版の金盾つくったら?
クソみたいなリーチサイトを見るとやむを得ない (スコア:0)
こういうのは、
● 犯罪者Aが、海外の犯罪者Bに著作物データを渡す
(不特定多数へのアップロードではなくこの時点では個人間のデータ転送)
● 海外で受け取った犯罪者Bがアップロード→コピーされ増殖
● 犯罪者Aは、自らが運営しているサイトでアップロードされたデータへのリンクをはる。 このサイトには広告が大量につけられており、それによって犯罪者Aは収益を上げる
と言う構造になっていると言われている。
国内からでは不正アップロードに対する取り締まりがかなり強化されており、配信コンテンツの普及から何も知らない馬鹿がネ申とおだてられてアップロード等と言うことはほとんどなくなっているというか、この手の馬鹿は簡単に捕まる。
一方で、このような巧妙に追跡が難しいようにしたプロによる犯行が増えていると推定されている。
このとき、犯罪者Aを直接著作権侵害で訴えることが現状では難しく、犯罪者Bを検挙した上でその幇助なりなんなりで訴えないといけないのだが、犯罪者Bは海外の上に、代わりはいくらでもいて、掲示板やSNSで個別に声をかける程度ですぐに出てくるのでかなり厳しい。
そこで、犯罪者Aを取り締まる方法として、一定の条件を満たす場合は取り締まれと言う話になっているのだと思われる。
また、これはTPP関連で、組織的で著作権者の権利を直接的に侵害しているのが明らかな場合には非親告罪化された件を含めた動きだと言う事も外さずに考慮する必要がある。
よくある反論:
◎直接著作権侵害のサイトを訴えろよ
当然それもやっているが、スピード違反と一旦停止違反は同時に取り締まるように、どちらか片方だけやったらもう片方の対策が不要になると言う性質ではない。
現実問題として、アップロードされたファイルが違反だと通報されたらすぐ消す、と言う対応を取っている海外サイトの場合、特に日本国内からサイト自体を閉鎖に追い込むのはかなり難しい。
一方で、国内でこのような犯罪に手を染めている人間は、国内法規で対応ができるため対応が容易だと思われている。国内からのデータの送信が止まるだけで、新たな侵害は減ると考えられる。
◎検索エンジンはどうなるんだ ISPはどうなるんだ
少なくともプロバイダ責任制限法は認められると思われるので、現状と同じく
・訴えられたらすぐ消す
・自分の所のシステムが犯罪の温床になっている場合には、そうならないように一定の対処をする
と言う対応になるだろう。
検索エンジンはこういう法律が成立したら、一定の対応を迫られることになると思う。
◎基準が不明確で危ない。官警信用できん
その通り。と言う訳で、こんな制度クソだという前に、何故必要になったか理解をして、「一定の条件」の部分に出来るだけ誤爆がすくなくなるよう、コミットメントする方が有益だと思われる。
少なくとも常習的に、業として、とか、情を知って、と言う事になるから、リンク先のコンテンツを認識して内容の解説などを載せた場合にはなるだろう。
なので、間違ってリンクしてしまったケースや、投稿した後にサイトが変わったケースなどについては、先に通知が来た段階で削除すれば普通は問題ないのではないか。
論点は、掲示板やSNSなどでちらっとリンクを貼ったようなケースの扱いじゃないかな。