SF漫画「コブラ」で知られる、漫画家の寺沢武一氏が68歳で亡くなったことが報じられている。集英社側に確認を取った上での報道だとされているが、実際に亡くなられた日付に関しては不明。同誌は1998年から脳腫瘍を患っており闘病生活をしていた。80年代初頭からPCを使用した創作に取り組み、デジタル漫画の先駆けとされる作品も手がけていた(毎日新聞、スポニチ)。
2023年9月8日に永眠 (スコア:2, 参考になる)
漫画家・寺沢武一は2023年9月8日に永眠しました。
https://twitter.com/BuichiGuild/status/1701226587021037596 [twitter.com]
デジタル四天王 (スコア:1)
スラド的なネタとしては、日本で商業誌に掲載された最初のデジタルマンガは、寺沢武一氏の「黒騎士バット」 [twitter.com]だそうで。
私は個人的には、寺沢武一、叶精作、弓月光、すがやみつるの4名を、
黎明期からコンピュータを導入した漫画家四天王だと思ってます。
寺沢武一氏の冥福をお祈りします。
Re: (スコア:0)
ちばてつやもマクセルのフロッピーディスクの広告に日立ベーシックマスターレベル3マーク2を使っている写真が出てた記憶が。
ただこのケースはCGじゃなくて情報整理?くらいの用途だったのかな。
Re: (スコア:0)
モンキー・パンチ氏はAppleIIで作画にチャレンジして挫折したのだそうで。流石に解像度が……
Re: (スコア:0)
その後MZシリーズで描いてなかった?
Re: (スコア:0)
モンキー・パンチ氏は PC-100も使っていたみたいですね。(昔、PC雑誌に載っていたような)
こちらもお遊び程度だったのかどうかはわかりません。
Re: (スコア:0)
寺沢氏はエアブラシを多用する作風だったので、コンピュータ彩色を追求するメリットがそれなりにあったんでしょうね。
ブラックナイトバットの最初の版のカラーページは、色数が少ない98上でディザリングで多色が表現されてますけど、独特の迫力があって後にMacで綺麗に塗りなおしたものより印象深いですね。
Re: (スコア:0)
牧村ただし氏のようにゲーム作家になってしまった人もいましたな。
Re: (スコア:0)
赤松健先生を忘れないであげて。
85年には市販ゲームソフトのパラディンを作っているし、94年にはA・Iが止まらない!の連載を始めてる。
漫画を書くのにいつからコンピュータを使ったかどうかは知りませんが。
Re:デジタル四天王 (スコア:1)
赤松健氏は「黎明期からパソコン業界にいて」「その後、漫画家に転職した人」って認識で、
「黎明期からコンピュータを導入した漫画家」かと言われると微妙。
ラブひなの時には、背景のひなた荘を3DCGでモデリングしてましたし、
そのあたりは、さすがにコンピュータを使いこなしてると思いますけど、
「黒騎士バット」は85年だし、それと比べると94年なんて最近じゃん、とか思ってしまう。
知らんのか (スコア:1)
最近では、このシーンをよく見た気がしますが。
他にあるのかな?
Re: (スコア:0)
サイコガンでポプテピピックと揉めたというのが記憶に新しいと思ったが、2018年か。
Re: (スコア:0)
サイコガンって揉めるようなものなのか。
ぱにぽにでも使ってたと思うがあれはよかったのか!?
同誌 (スコア:0)
たいとるおんりー
たしか (スコア:0)
コブラの再放送中だったようなと思ったらTV神奈川だったので特番延期の心配はなさそう
# それはそれでどうなんかとも思うが
連載初回のコブラ (スコア:0)
週刊少年ジャンプに掲載された、連載第一回目のコブラをリアルタイムで読んだ。
そこに出て来たSF的なものに、コブラ(その時はサラリーマンのジョンソンを名乗っていた)の自宅に、デカイ情報端末みたいなものがあった。
そこから支給されたボーナスの明細が出力されるけど、それが紙。
当時はそれでも十分に未来だったのだな。
Re: (スコア:0)
昭和に読んだコブラの話で、当時夢の技術だったビデオ通話をしているシーンがあったのだが、通話相手と視線が合わないという描写に感動したな。
Re: (スコア:0)
今でもハードコピーを取るなら木材パルプの紙だが
未来のコンビニのレシートはスタクリンやユポ紙になってるのかな?
#レシートが無かったらイタリアの財務警察が脱税チェック出来ない
著作権に対しておおらかな時代 (スコア:0)
連載初回のコブラっていえば、ディックのSF小説『追憶売ります』の丸パクリに唖然とした。『追憶売ります』でピンとこないなら、映画『トーラルリコール』の原作といえばいいのかな。今なら炎上必須だよね。
コブラの連載開始が1978年で、『追憶売ります』のSF文庫収録も1978年(その前に『SFマガジン』に翻訳が載ったと思うが)。情報感度が高かったんだなぁ。
Re: (スコア:0)
そりゃ後知恵。唖然としたなんて嘘っぽい。
当時はパクリなんて概念がなかった。
新しいもの、良いものはどんどん真似していった時代よ。
Re:著作権に対しておおらかな時代 (スコア:2)
現在だと問題になりそうなレベルですけど、昔は海外の小説からのアイディアの借用はわりとあって(他の大御所もけっこう事例あり)、コブラ初回の件が特別に問題視されたみたいな話は聞かなかったですね。
こういうの、異世界転生チート化ハーレム物くらいテンプレ化されれば問題ないのかなあ。
Re:著作権に対しておおらかな時代 (スコア:1)
逆方向だけどすごい大御所に、
隠し砦の三悪人からストーリーの骨格や特徴的なシーンを
パクっ借用してきた「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」ってのもありますね。2つ目はパクリだけど3つ目からはジャンルになる、って格言を聞いたことがある
Re:著作権に対しておおらかな時代 (スコア:2)
ああーそうですね、「荒野の七人」だとリメイクですけど、SW(ep4)は借用ですね。
クロサワ作品は影響が大きすぎるので、推理小説におけるポーなんかと並んでもうジャンルにしちゃっていいような気も。
Re: (スコア:0)
黒澤といえば「天国と地獄」が……
エド・マクベインの後の小説内でちゃかされていた。
エド・マクベインは、西部警察でもパクら^H^H^H借用されてたな。
まさに「天国と地獄」に利用された小説の別のパートが。
西部警察の件はエド・マクベインの耳に入らなかったもよう。
Re:著作権に対しておおらかな時代 (スコア:1)
藤子・F・不二雄のSF短編なんかにも海外SFの翻案がちょこちょこ見られますね。
まあそういう時代だったってことで。
一方、平井和正のウルフガイシリーズで、視覚聴覚を始めとする全ての感覚を遮断して三日もすれば発狂してしまうというカプセルに主人公が詰め込まれて拷問されるというシチュエーションがあったんだけど、コブラでこれがパクられて、平井がカンカンに怒ったなんて話もあったりする。
# SlashDot Light [takeash.net] やってます。
Re:著作権に対しておおらかな時代 (スコア:1)
うん。タンクそのものは平井の発明じゃないってことで同意します。
ストーリーでは実際主人公がタンクに詰め込まれて三日経ち、開けてみたら意外にもピンピンしてて何で?って種明かしするその理由がそっくりだったんですよね。
# SlashDot Light [takeash.net] やってます。
Re: (スコア:0)
異世界転生なろう小説は、なろうが二次創作禁止になったことによるゼロの使い魔の二次創作の著作権ロンダリングが発祥と聞いた
Re: (スコア:0)
パロディやオマージュって言っとけばだいたいOK
Re: (スコア:0)
ラルリコいいよね、ラルリコ
Re: (スコア:0)
情報感度も何も、ネットのない時代にSFまんがを書こうとする人はたいていはSFマガジンを読んでいた。自分の低能を基準に考えるな。
Re: (スコア:0)
諸星大二郎の生物都市のあまりの発想の凄さに選考委員だった筒井康隆が他の選考委員達から「これ海外SFのパクリか?」と聞かれたという話は聞いたことある
今に至るも部分的以上に似た話を知らない
Re: (スコア:0)
『生物都市』は『幼年期の終わり』をナマモノっぽくした感じだが、筒井康隆に聞かないといけないほどには見かけを変えてある。
諸星の短編『夢みる機械』は『コブラ』より前だよ。1977年かな。機械で夢を見させる話は、お前らも指摘できないくらいにはありふれていたわけだ。
Re: (スコア:0)
サイコガンが壊れたシリーズで知性を持った群体の虫(ホタルくらいの大きさ)が敵として出てきたのですが、しばらく後にほぼ同じ仕様の虫が出てくる映画を日曜洋画劇場で見ました。
そういうSF小説から持ってきたのでしょうが、今と違いあの当時はその手の情報を手に入れるだけで相当な労力が必要でしたし、何よりコブラはお姉さんがエロいからパクリだ何だはいいんですよ。
Re: (スコア:0)
> 当時はそれでも十分に未来だったのだな。
PC-8001発売の1年前に連載開始だから、ディスプレイ付きコンピュータ知ってる人も少ないでしょうね。
Apple2なら連載開始の1年前に発売たけど(月刊ASCIIもほぼ同じころ刊行)、よっぽどの人じゃないと知らんだろうし。
ざっくり (スコア:0)
宮﨑 生年月日: 1941年1月5日 (年齢 82歳) 画数気にするんか?宮崎→宮﨑
富野 生年月日: 1941年11月5日 (年齢 81歳)
鈴木 生年月日: 1948年8月19日 (年齢 75歳)
押井 生年月日: 1951年8月8日 (年齢 72歳)
いしかわ 生年月日: 1951年2月15日 (年齢 72歳) タオパイパイ
大友 生年月日: 1954年4月14日 (年齢 69歳)
鳥山 生年月日: 1955年4月5日 (年齢 68歳)
庵野 生年月日: 1960年5月22日 (年齢 63歳)
青山 生年月日: 1963年6月21日 (年齢 60歳)
新海 生年月日: 1973年2月9日 (年齢 50歳)
Re:ざっくり (スコア:1)
その並びで鈴木ときたらまず鈴木清順だけど、もう故人ですよ。
てか、マンガ家とマンガ家じゃない人が混じってない?
Re:ざっくり (スコア:1)
鈴木敏夫ってマンガ家ではないどころか、(富野由悠季や新海誠みたいな)アニメーション監督でもないのに、なぜここに突然名前が出てくるの?安田猛とか金庭こず恵とか川村元気は出てこないのに?
> どこから一般映画界にいくのよ
鈴木清順は「ルパン三世 バビロンの黄金伝説」だけで全国1億3000万のファンの心を掴んだから
Re: (スコア:0)
おじいちゃん呼ばわりされてブチ切れてた江口 生年月日:1956年3月29日(年齢 67歳)を入れてやれよ。
https://twitter.com/Eguchinn/status/1450461041285074944 [twitter.com]
一発屋の印象 (スコア:0)
コブラしか描いてなかったん?
ところでコブラって最後どうなるの?
途中、サイコガンが寿命で壊れてスペアと交換した話があったね
最後はサイコガンが暴発してみたいな感じになる?
それとも、未完だったんかな・・・
Re:一発屋の印象 (スコア:1)
ジャンプでの連載は、一旦完結してましたけど、その結末は無かったことにした感じで
2019年から、Web上でCOBRA OVER THE RAINBOW [comic-walker.com]を連載してたんですが、中断してそのまま未完ですね。
Re: (スコア:0)
ボーイを倒して、レディが生身になるんだよ。
Re: (スコア:0)
完結はしてないんじゃないかな。
アニメ化までしたのはコブラだけかなぁ
他の作品もみんな「一匹狼万能男」って感じの
イメージのような気がする
ゴクウとか。
Re:一発屋の印象 (スコア:2)
コブラ、ゴクウ、カブト(「万能男」系作品)は単行本持っていたけど処分しちゃったなあ。
例外として「黒騎士バット」は珍しい女性主人公作品で、このフルカラー版の単行本だけ手元に残してた(1巻だけなので残しやすい)けど、今回の訃報をきいて探してみたものの出てこない。目玉焼きにして食べちゃったのかな…。
Re: (スコア:0)
ゴクウは20世紀にOVA化されてますよ。
11PMみたいな深夜番組でサワリが紹介されて、頭にハンドルが付いたバイク型女性サイボーグと主人公が戦うシーンで、スタジオで「あれは表現規制的に大丈夫なのかな?」とビミョーな雰囲気が流れていた。
Re: (スコア:0)
その後の連載だとゴクウ(1987)ってのが自分には印象深かったですね。
2014年の東京を舞台に、ふとしたことがきっかけで左目に「神の目」と言われる全てのコンピューターにアクセス可能な端末を埋め込まれた探偵・風林寺悟空の活躍を描いた、SFハードボイルドアクションである
脳内マップとか見れるし、脳内電話も掛けられる。
まだ文字ベースのパソコン通信時代の作品としてはなかなかに斬新で好きでした。
Re:一発屋の印象 (スコア:1)
私もゴクウは好きですね。
ゴクウ自体は、そんなん無理やろってぐらいの荒唐無稽なSF的存在だけど、
その周りの「全てがコンピュータに繋がってる社会」ってのがそのうち実現するかもってぐらいの未来SFで現実感があった。
最近はちょくちょく見かける表現だけど、
信号制御をクラックして「走るのに合わせて次々と信号が青になっていく」ってのを最初にみたのはこれだったような気がする。
Re: (スコア:0)
何気に攻殻機動隊より前だったかも。
Re: (スコア:0)
攻殻の前のアップルシードの時代ですね。
Re: (スコア:0)
いくつも最終回に近い話はありますね。
サイコガンが壊れるその神の瞳編も、途中で結婚して海賊稼業を引退しかかるし、コブラの末路を想起されるシーンがあるし。
レディの過去が明かされるエピソードも。
総統サラマンダーを倒してギルドを壊滅させるんで、そこが実質的な最終回じゃないのかな。
氏の表現はエアブラシだろう (スコア:0)
表現としては、CGよりもエアブラシのイメージが強い。
部分的にレイトレーシングの様なツヤツヤしたアレ。
BATは、描いた絵をスキャンして……って過程が、ジャンプに載ってた気がする。
CGを表現方法として使ったのを見たのは『はじめの一歩』かな。
フォントを歪ませてただけだけど。