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ソフトウェア関連の法律ブログ Groklaw 閉鎖
オープンソースソフトウェア関連の法的問題に関わる情報を発信し続けた有名法律ブログ(blawg) Groklawが、閉鎖されることになった。(本家)
閉鎖の要因は、アメリカ国家安全保障局(NSA)による電子メール等の監視にあるとのこと。
Groklawは2000年代初頭のSCOによるLinux関連の訴訟を詳細かつ克明に取り上げたことで名を上げた。
その後もMicrosoftによるOffice Open XML(OOXML)標準化に関する問題点や、OracleのGoogleに対する、Java著作権にまつわる訴訟などのソフトウェア業界にとって重要な諸問題を継続して取り上げたことでも知られている。
このサイトの特徴として、ボランティアの活発な参加が挙げられる。
その代表的な例としては、裁判を傍聴したボランティアの手記を掲載したり、問題のある特許に対しての先行技術に関する情報提供などがあった。
今回、これらのボランティア参加が問題になった。
ボランティアとのやりとりには電子メールが使われてきたが、現状ではNSAの情報収集によって通信内容の秘匿/保護が保証出来ないと判断したようだ。
情報元へのリンク
BonTfの日記: Mobile ChromeのUIで混乱する
最近のアップデートでAndroid版Chromeのアドレスバー、タブバーその他が、多くのページにおいて一定時間後に隠されるようになった。(Nexus 7上で確認)
この事自体は、コンテンツの表示面積が増えるという点で歓迎する。
しかし、タブ間の移動に戸惑うことが増えた。
タブ間の移動をしようとして、App間移動のアイコンを押すという間違いが頻発している。
タブ間の移動と、App間の移動という類似した動作に対応したした2つのナビゲーションウィジェットの内、片方した常時表示されていないという状況に慣れない。
考えてみるに、私の使い方では特に関連していない複数のタブを同時に開いている事が多い。
このタブ間の関連性の欠如は、AppとAppの間の関連性の欠如に通じるものがある。
私の脳は、この類似性によってタブ間の移動も右下のアイコンで出来るものと錯誤するようだ。
双方とも画面上に常時表示されているならともかく、片方が非表示という状況下では、非表示のタブバーの存在に意識がいかなくなる。
BonTfの日記: [RIP] yumのSeth Vidal死去 1
yumの主開発者であったSeth Vidal(36)が7月8日夜に轢き逃げされて死去した。自宅付近を自転車走行中の出来事だった。Fedoraプロジェクトのアナウンスメント。yumはRedHat系で使われているcliパッケージマネージャである。
殆どDebianばかり使って来た私は、一時期CentOSを組織の方針で使わされた時しかyumに触ったことがない。それでも、使ったことがあるツールの作者が知っている場所で亡くなられたのは結構ショックだった。年齢も近いし。
ただ一つ言えることは、彼が死亡したことには驚いたが、サイクリストが事故に巻き込まれることには正直驚きがない。周辺一帯、街頭少ないし。覚えている限りでも数年前に近場で死亡事故あったし。
BonTfの日記: Debian Sid と Google Chrome Unstable
ここ最近 apt-get update しても、依存関係の問題でgoogle-chrome-unstable がアップデートされない。
libc6 2.15 以上が必要なのに Sid に入っているのは 2.13 である。
Experimental には 2.17 があるが、流石に libc をExperimental から入れる勇気はない。
ということで、Sid に新しい libc6 が来るまで現状維持。
BonTfのコメント: Re:MariaDB (スコア 1) 4
デフォルトの切り替えは、FedoraもOpenSuseもArchもSlackware今年に入ってからみたいですね。
Wheezyは去年からフリーズが続いていた訳で、切り替えを実施するのには時機が悪かったのかもしれません。
とはいっても、未だにMariaDBのDebian公式パッケージは存在しないみたいなので、単純に人的リソースが不足している可能性もありますね。
BonTfの日記: Debian 7.0 Wheezy リリース 4
開発者や翻訳者の皆様お疲れさまでした。
Sidを常用している身としては、いつも以上にapt-listbugsとapt-listchangesの出力から目が離せない日々が当分続きそうですね。
そういえば、WheezyはMySQLが入っているようですが、次期バージョンのJessieではMariaDBになるんでしょうか。
BonTfのコメント: Re:また混沌の時代に突入か (スコア 3, 参考になる) 32
ちなみに2つめのPhoronix の記事書いたのはフォークした人本人です。
この人は、互換性維持のためにwayland(プロトコル)には手を加えないでくれと言われても、もう決めたからと言って技術的な説明なしに変更を強行しようとする、コードリビューは無視するなどの問題行動をしたようです。
また、Phoronixはその後このフォークに関する数本の追加記事を発表していますが、そこでこの人がどれだけおかしいかを垣間見れます。
最終的にはphoronixはこのフォーク関連ニュースを一切掲載しないことになりました。
BonTfのコメント: Re:また混沌の時代に突入か (スコア 3, 参考になる) 32
今回は技術的な相違点以上に、フォークした人の人間性の問題が大きかったみたいですね。
余りに態度が悪くて、wayland公式メーリングリストとircからバンされたようです。
2つめのPhoronix の記事のコメントでその人とwayland側の開発者がやりあっていますが、そこで書かれていることの半分でも本当なら一緒に働きたくないタイプの人のようです。
今回の事をもってwayland側に問題があるとするのは、ちょっとかわいそうな気がします。
BonTfのコメント: Re:還流中古版か (スコア 5, 参考になる) 24
金額からしてAではないみたですね。
ニュースとかでは収益が0.9Mとか1.2Mとか報道されています。
問題になったのは大規模に輸入販売をしていたからでしょう。
もともと国際版の教科書を個人で使用しそして他の生徒に売るというのは珍しくもないです。
よく見るのは中国版ですが、紙が薄い、安っぽそうなペーパーバック、カバーが中国語、というくらいで普通に使えるものです。
ここからは私の想像ですが、被告は少ない種類で大量の需要が見込める学部の基礎レベルの教科書を販売したんでしょう。
それらの中には100ドルを大幅に越えるものがざらにあります。
中古にしたってたいして安くならず、財政状況が逼迫した大多数の学部生にとっては焼け石に水といった所でしょう。
そんな状況下でずっと安い国際版に飛びつく学部生が多いのは、容易に想像できます。
また今回の件が注目されていたのは、ファーストセールドクトリンが米国外で合法的に製造販売されたものに対しても米国内で適用されるかを最高裁で審議していたからです。
ファーストセールドクトリンは、一旦販売してしまえば、著作権者等はその著作物の再販売などを禁じることが出来ないというものです。
ゲームの中古販売も同ドクトリン下で保護されています。
今回の最高裁の判決は、米国内で合法的に製造され国外に輸出された物に関して再輸入しての販売が合法と判断されていたのに続き、国外で合法的に製造販売でされたものに対しても合法と判断されたということだと思います。
要するに物品が合法的に製造販売されてさえいれば、国内外の価格差を利用してのアービトラージが合法的に可能であるということでしょう。
ただ、教科書に関してはゲーム会社と同様の手法(DRM、リージョンロック、教材の一部オンライン化及びアンロックコードの必須化等)で対処してくるのではないかという予想もあります。
教科書の改訂を頻繁に行なうことで中古販売を難しくすることは既に行なわれているみたいです。
さらに、著作者側が国際交易に関する条約等にこれらの規制を盛り込むように働き掛けるとか、立法府に働き掛けるとかという予想もあるので、長期的な影響はまだはっきり分かんないみたいですね。