FLCN2の日記: 徘徊おばあちゃんをエスコートした 5
日記 by
FLCN2
歩道橋の上で駅までの道を尋ねられ、よく見ると片足がマヒしているのか、まともに歩けていなかったので手を貸し肩を貸してエスコートした。
歩きながら話を聞いていると一貫性がなく、目的地もいつの間にか駅からタワーマンションになり、やっと「あ、認知症なのか」と気づく。そういえば荷物もないし、徘徊老人というやつか。とはいえ決めつけて接するのは本人を傷つけかねないので、できるだけ言うとおりに、かつ安全に配慮して移動した。
タワマンに到着するも、カードキーがないので入れない。そもそもここに住んでいる人なのか、知り合いがいるだけなのかも良くわからない。おばあちゃんが自動ドアをこじ開けようとするのを制止していると、住人の女性が外に出てきてドアが開いた。ここで入るのは不法侵入だが、おばあちゃんの足も僕の心も限界だったので、「すみません、ちょっと管理人さんに用があるので鍵ないんですけどロビーまで入らせてください」とことわって二人でなんとかロビーまで来た。
残念ながら管理人さんは見つからず、仕方なくゴージャスなソファで休ませていたところ、親族の方が見つけに来てくれた。
辛かった。。。昨日は25時まで残業だったけど、そんなのどうでもいいくらいにつかれた。
ご家族の方や介護している方は本当に大変だろう。
もし近親者で認知症が出たら、私には寄り添って生きていける自信がない。
お疲れさまでした (スコア:1)
徘徊から行方不明、身元不明死体の流れは都市部でもままあるらしいです
私の祖母も認知症なので身につまされるものがあります
本当に良いことをなされたと思います
Re:お疲れさまでした (スコア:1)
ありがとうございます。ご家族の方が喜んでいたかどうか、良く覚えていませんが、誉めていただけたると、やってよかったと思えます。
時間にしてどれくらい? (スコア:0)
お疲れさまでした。
想像するだけで心労の素だろうと読んで思いました。
案件クローズで結果オーライでよかった。
後から考えればもっと悪いケースにもつれこむことだってありえた。
Re:時間にしてどれくらい? (スコア:1)
ありがとうございます。本当に結果オーライという言葉がぴったりで、狙っていた結末は、タワマンを脱出してどこか落ち着ける場所を探しながらお巡りさんを呼ぶ、というものでした。正直認知症の人に会ったのは初めてで、パニックになっていた部分もあり、正常な判断ができなかったと反省しております。
時間ではたった70分でしたが、夕方に差し掛かっていたのでもう少し長引いていたらと思うとぞっとします。
親切の玉突き (スコア:0)
あなたの親切がめぐりめぐってあなたに帰ってきますように