東芝のモバイル向け燃料電池、ひっそりと販売終了 11
昨年、一般向けに販売が開始された東芝のモバイル向け燃料電池だが、いつの間にかメーカーサイトに「販売を終了しました」という一文が追記されている。販売開始時のストーリーでも、「売れるのか?」とか「観測気球では?」とか「メリットあるの?」などと、散々な言われようだった訳だが、結局1年も経たずに販売終了となった。さて、実際のところ何台売れたのだろうか?
ちなみに燃料カートリッジは、東芝の直販サイトでまだ販売が継続されている模様。
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
昨年、一般向けに販売が開始された東芝のモバイル向け燃料電池だが、いつの間にかメーカーサイトに「販売を終了しました」という一文が追記されている。販売開始時のストーリーでも、「売れるのか?」とか「観測気球では?」とか「メリットあるの?」などと、散々な言われようだった訳だが、結局1年も経たずに販売終了となった。さて、実際のところ何台売れたのだろうか?
ちなみに燃料カートリッジは、東芝の直販サイトでまだ販売が継続されている模様。
3/11(木)〜3/14(日)の日程で開催されるAsiaBSDCon2010のオンライン参加登録の受付が開始されている。3/1までに早期登録すると、参加登録費が
- 学生:5,000円→4,000円
- 一般:19,000円→15,000円
に割引となる。開催場所は、昨年同様東京理科大学森戸記念館。
なお、タイムテーブルによると、昨年に続いて今年もOpenBSDのTheo de Raadt氏による特別講演が予定されている模様。氏が講演を引き受ける条件は「近くに魅力的なハイキングスポットがあること」らしいのだが、いったいどこのことだろうか?
5/4にFreeBSD 7.2-RELEASEが公開された。リリースアナウンスの概要およびインストール時の注意点などについては、後藤大地氏のFreeBSD Daily Topicsの5/4付けの記事が詳しい。個人的には
- amd64アーキテクチャにおいて、ZFSに関連してカーネルメモリの上限および割り当て方針が変更され、実メモリが十分に搭載されている場合にはZFSTuningGuideにあるパラメータチューニングが不要になった。
- SD/MMCドライバの追加
- jail(8)の機能強化
などが興味を引く。
変更点の筆頭に挙げられている「アプリケーションメモリにおけるスーパーページの透過的な扱い(fully transparent use of superpages for application memory)のサポート」も、アプリケーション側のプログラム変更なしに、アプリケーションから仮想メモリを利用する際のパフォーマンス向上が見込める機能のようなのだが、リリースノートを読んでも今ひとつピンとこないので、識者の解説を期待したい。
なお、今回のリリースに合わせて各ブランチのセキュリティサポート期間の更新が行われ、暫定的にEoL(End of Life)が延長されていた7.0(本来は今年2月末で終了の予定)の公式サポートが終了となった。
また、今回の7.2はサポート期間が12ヶ月の"Normal"リリースとなっているため、7.1(2011年1月末までサポート)よりもセキュリティサポート期間が短くなることに注意が必要だ。
3/12〜3/15の日程で開催される、BSDベースのシステムの利用者・開発者のための国際会議AsiaBSDCon 2009のオンライン参加登録が開始された。早期登録期間となる3/1までに申し込めば、15,000円の参加登録費が12,000円に割引となる。ちなみにこの割引は一般のみの話で、学生は期間問わず3,500円となる模様。また、前半2日間に予定されているチュートリアルを聴講するためには、別途チュートリアル参加費がかかるので注意が必要だ。
詳細はタイムテーブルを参照のこと。
三菱重工業株式会社および宇宙航空研究開発機構は、2月15日に打ち上げを予定していたH-2A 14号機による超高速インターネット衛星「きずな」の打ち上げを延期すると発表した(プレスリリース)打ち上げ準備中、ロケット第2段姿勢制御用ガスジェットスラスタ装置への推進薬充填作業において、正常に充填ができない不適合が発生し、処置、対策には時間を要すると判断されたため。宇宙開発委員会への報告資料(PDF)によれば、推進薬のヒドラジンは毒性が強いため、装置への充填は打ち上げ準備時に初めて実施されるとのこと。資料の5ページ目によれば、推進薬タンク内のダイヤフラム(膜状の弾性体…要するにゴムのようなもの。これで内部を仕切って、その一方をヘリウムガスで加圧することにより、推進薬を供給する仕組みになっている)が損傷し、加圧側に推進薬が漏洩した模様。
前述の資料には、当該ガスジェット装置を交換し、原因調査・対策を実施するとあるが、 F-9のタレコミ文に記載したように、種子島からの打ち上げに関しては、打ち上げ期間を制限した地元漁業関係者との協定が存在する。2月末までに調査・対策が完了しない場合、夏まで打ち上げが延期される可能性もある。
1/18にFreeBSD 6.3がリリースされた。リリースアナウンスによれば、主要な変更点はとのこと。詳細な変更点については、CPUアーキテクチャごとのリリースノートを参照してほしい。
- KDE 3.5.8, GNOME 2.20.1, Xorg 7.3の採用
- BIND 9.3.4
- sendmail 8.14.2
- OpenBSD/NetBSDからlagg(4) driver(複数のネットワークインターフェースを束ねてフェイルオーバーやロードバランシングなどを行う仮想インターフェース)を移植
- 後藤大地氏の提案によるunionfs file systemの再実装
- freebsd-update(8)にupgrade(6.3-RC1以前のバージョンから6.3-RELEASEへ)機能の追加
なお今回のFreeBSD 6.3-RELEASEも、先日リリースされたNetBSD 4.0やOpenBSD 4.2と同様、昨年10月に逝去したitojun氏の思い出に捧げられている。
NTT西日本と会津大学は、NTT西日本が提供するグリッドコンピューティング環境ひかりグリッドを利用して、はやぶさから送信された小惑星イトカワの探査データを解析する実験を共同で実施すると発表した(プレスリリース)。実験の進捗状況、および成果は東京大学総合研究博物館で10/20から12/26まで開催されている特別展示 『異星の踏査-「アポロ」から「はやぶさ」へ-』にて随時公開される予定だ。
また、この共同実験の成果を元に、いずれは他の惑星への適用や、地球観測衛星や天体観測衛星など惑星探査以外の分野の解析にも展開したいとのことなので、今年打ち上げられたかぐやからいずれ送られてくるであろう観測データの解析に利用されるかもしれない。
無償で利用できる高品質な日本語フォントであるIPAフォントの利用条件が変更され、単独での利用が可能となった(IPAのプレスリリース)。これまではGRASS-JPなどと同時に利用する場合においてのみ利用が許諾されていたが、一般利用者向けのライセンス(PDF)が新たに設定され、OSS iPediaにおいて、フォント単独で公開されている(ただし10/2 0:25現在、前記のリンク先にはアクセスできない)。
プレスリリースにもあるとおり、単独公開に際してJIS X 0213:2004に対応した字形の追加も行われている模様だ。また、現時点では字形の改変などはライセンス上認められていないが、CNET Japanの記事によれば、将来的には可能になるよう検討が進められているとのこと。
コミックから文庫まで幅広く手がける老舗出版社の1つである朝日ソノラマが9月末で営業活動を停止すると発表した。雑誌は9月まで発売を続けるが、書籍の新刊発売は6月で終了し(既刊の注文は9月まで受け付ける)、10月以降は朝日新聞社出版本部が出版権を引き継ぐ。ハヤカワよりもソノラマ文庫のSFで育った身としては非常に残念だが、このところのソノラマ文庫の状況(新刊が少なく過去の作品の再刊が多い・そもそも置いてる書店が少ない)などを見ると致し方ない気がする。
2/15にX11R7.2がリリースされた模様だ(プレスリリース)。 ところが、リリースノートにとあるように、リリースノートを含めたドキュメント関係が配布物も含めて更新されていない(7.2の src/doc内のファイルは7.1のまま)ため、プレスリリースよりも詳細な変更内容は、現時点ではリポジトリを直接参照するしかなさそうだ。ちなみにX.orgの最新のソースコードはGitで管理されているため、CVSWebからは参照できない模様。Due to documentation toolchain bugs, these links do not work yet. Sorry. We're working on it.間接的な情報であるが、Ubuntu Developer Summit(UDS)のレポートによると、UDSでのX.orgのディスカッションに顔を出したX.orgの主要開発者であるKeith Packard氏は「7.2はドライバの修正と移植性の向上を中心とする"おとなしい"リリースである」と語ったとのこと。安定性重視の7.2のリリースを機に、現状6.x系がデフォルトとなっている各OSで、7.x系への移行が進むのか注目したい。
ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ