acountnameの日記: 孤独なIa型超新星 2
日記 by
acountname
Solo supernovae challenge cosmic distance standards
Ia型の超新星爆発は、連星系の白色矮星にパートナーから流れ込んだガスが降り積もり、太陽質量の1.4倍にまで達すると矮星のコアが融合を起こすとされていました。
ところが、どうも半数ほどのIa型は1.4倍に達する前に爆発してしまっているようです。これは矮星のコアが炭素でみっちりと埋まっておらず水素ヘリウムがほどよく混じっていると、先に水素ヘリウムに火がついてしまうかららしい。
そのため、0.85倍でいってしまうので、通常のIa型として観測すると暗く見えるから遠くにあると勘違いしてしまうことになります。
もし、この観測ミスがあったなら、ダークエネルギーは大きく見積りすぎたことになり、宇宙はもっと狭いのかもしれません。
しかし、この爆発しやすい矮星は連星系でなくとも良いため、あたらしい標準光源としての役割が期待できます。
修正重力理論「やっぱり不要」がまた一つ (スコア:1)
超新星みんな同じはず → 暗い超新星は遠い → 宇宙膨張しすぎ → ダークエネルギーやばい → 修正重力理論だと解決できるかも!
→ 暗い超新星もある → 超新星遠くない → 宇宙膨張しすぎてない → ダークエネルギーやばくない → 修正重力理論やっぱりいらなかったね
という流れになるのかな。
こうやって人類の認識は進んで行くと思うと感慨深い。
Re: (スコア:0)
加速膨張ガーとか言ってたのも誤りな可能性があるわけね。