
akiraaniの日記: 高額クレーンゲーム景品の問題について調べてみた 1
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確か、この手のプライズ賞品って、定価(希望小売価格)がいくら以上を超えちゃいけませんみたいな話を聞いた覚えがあったので調べてみた。
と言っても、ぐぐって数分レベルの話ですが。
高額賞品のクレーンゲームはそれだけで完全にアウト 「風俗営業」であるゲームセンターに対する法規制
ここに知りたいことが全部まとめられていた。
まず、根拠になっているのは風営法で、その内容は「遊技の結果に応じて賞品を提供してはならない」というけっこう厳しめのもの。
そのままだとクレーンゲーム全滅じゃん、という話になるのだが、解釈運用基準として小売価格が概ね800円以下ならこれに当たらないとして取り扱う、という警察の発表によって「摘発対象にされない」ことが担保されている状況らしい。
#つまり、裁判所に判断させると違法とされる可能性があるって事ね
ちなみに、記事中の警察庁の文書はリンク切れになっているが、昨年12/28に改訂された最新版(PDF注意)でも内容は変わっていないようだ。
あと、この内容を受けて、日本アミューズメント協会のJAIAのアミューズメント施設における景品提供営業のガイドライン(PDF注意)にも同様の記述がある。
実は近所にプライズ専門の大型ゲームセンターがあるのだが、そこに並んでいる景品は原則プライズ専用品だった。
まあ、タイトーやセガみたいな大手がガイドラインを無視したら本当に警察が摘発対象にするだろうから当然か。
ちなみに、クレーンゲームに限らず、ゲーセンを運営するためには風営法で公安委員会の許可が必要で、無許可のままだと刑事罰(最高懲役2年、罰金200万円)となるらしいので、風営法の規制を知りませんでした、という言い訳は絶対に通用しない。
仮に警察に摘発されずとも、メディアなどで派手に話題になると、公安委員会から違法なプライズを置いてるから営業許可を取り消される、みたいな展開になってしまう可能性もありうるのではと思う。
まあ、誰も得しないので、どっかの段階でそうならないように業界が動くとは思うけど。
そういう事情もあるので、件のプライズ裏技騒動は、ゲーセン側もあまり派手に騒ぐことが出来ない状況と思われる。
プライズ品 (スコア:1)
プライズ品のフィギュアと言えば、クオリティはまあたいしたことがないが、何しろ大量生産なので、希少性も皆無で市場でも安価で手に入るお財布に優しい品。
未開封の中古品という割と謎な状態で普通に秋葉原あたりでお安く買えるのでクレーンゲームで取れる自信がなくても問題ない。