
clayの日記: 国立大新教員に年俸制を導入 66
日記 by
clay
以前から導入が検討されていた大学教員の年棒制だが、本格運用される見通し。
https://this.kiji.is/396988240013362273
>教員の意欲向上や人材流動化につなげる。
などと言っているが、人件費を削減するのが大目的なのはミエミエなので、
毎度のことで、真逆の効果しか出ないのは明白。
また
>国立大の新規採用教員に対し順次導入
>進捗状況と運営費交付金の配分を連動させる仕組みも設ける
これまでのツケを若者に押し付けて、さらに脅迫じみた手法で強引に導入される方針なのね。
こちらも毎度のやり口といえばそうなんだが、本気で大学と科学技術を潰す気なのだろうなぁ。
いや、そこまで考えていなくて、自分さえ良ければ後はどうなっても構わないってことか。
不祥事やらかす暇があったら、文科省から年棒制や任期制を導入して、外部から評価されて欲しいわ。
むしろ教授こそ (スコア:3)
元コメにもありますが、意欲や流動性を高めるのに、なぜ若者ばかりやり玉に挙げられるのでしょう。
意欲を高める理由が少なく、流動性がないのはむしろ教授以上です。彼らはもう職位がこれ以上上がらない(役員除く)ので、真面目にやらなくとも金はもらえます。
助教先生が大学をやめて民間に就職した、独立したという話は聞きますが、教授が定年を待たずやめてというのは寡聞にして存じません。
むしろ、教授以上を年俸制かつ任期制にするのが良いでしょう。こういった意見に対する反論に成果に出るのに時間がかかる分野だ何だと言いますが、そういう事は教員評価でカバー出来るでしょう。
予算削減なら、これから雇う人を減らすよりも今ある人を減らす方が計画し易いですよ。
Re:むしろ教授こそ (スコア:1)
日本の雇用契約はそのような一方的な給与体系の変更や解雇を認めていないので。
Re:むしろ教授こそ (スコア:2)
労使協定については承知しないのですが、例えば京大の例を見るに全く不可能ではないと思います。
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/about/organization/kisoku/kichiran.html [kyoto-u.ac.jp]
要は「一方的な」の定義によるのだと思いますが、そこは、「今どうしているのか」ではなく、「どうあるべきか」「将来どうしたいのか」を重視して欲しいなと私は思います。
Re:むしろ教授こそ (スコア:1)
日本は誰がどう思うという人治主義では無く法治主義です。
また、私人間の契約を規定した雇用規程よりも法律が優先されるので関連法をご確認ください。
http://www.jil.go.jp/rodoqa/03_taishoku/03-Q02.html [jil.go.jp]
全員で痛み分けするよりも (スコア:2)
定員割れしている大学をつぶして、大学教員の頭数を減らすべきではないのかなと思う。
実態は知らないけれど、補助金を出すに値しない研究室も多いんじゃないの。
Re:全員で痛み分けするよりも (スコア:1)
定員割れしてる大学は存続が文科省の胸三寸に掛かってるの事を良く知っているので率先して天下りを受け入れてくれる貴重な存在です。
そんな大学をどうして潰せましょうか。
Re:全員で痛み分けするよりも (スコア:1)
まずは、ろくな人材を輩出しない成蹊大学とか、私立大学ブランディング事業をコネで採択してもらってるけど経営がヤバそうな加計学園グループ (岡山理科大学, 千葉科学大学, 吉備国際大学) とか。
Re: (スコア:0)
大学教員の研究能力と政治力には相関が無い
むしろ学内政治を頑張っている分、研究力がおろそかになっているわけだ
そんな状況で大学教員を減らすとなぜか研究力のある教員の行き場がなくなると
Re: (スコア:0)
実態を知らないのなら、黙っていた方がいいんじゃないですかね。
今の行政に学問の価値を正確に評価する能力なんて無いですよ。
Re:全員で痛み分けするよりも (スコア:1)
> 学問の価値を正確に評価する能力
こんなもんがどっかにあると思ってんなら噴飯ものだわ
Re: (スコア:0)
定員割れ大学経営者に総理のお友達もいるから無理。
業績評価の指標 (スコア:1)
時事の記事でも書いてある通り、年俸制は毎年何らかの指標を用いて業績評価を行うんだけど、大学教員の業績指標って、どうやって作るんだ?
中学までなら、大阪市みたいに学テの結果を指標にする [sankei.com]という荒技もあるけど、大学教育でそんなものないし…
Re: (スコア:0)
今はどこの大学でも教員評価は行っています
論文数や社会貢献活動実績、授業受け持ち数やその評価など一通り網羅しているのが普通で
しかしその点数付けや味付けはもちろんのごとく恣意的
だいたいどの大学でも「研究者総覧」みたいなページで学内の教員のプロフィールを
統一フォーマットで見れるようになっていますが、その項目が評価作成の一部になっています
Re: (スコア:0)
科研費取らない奴を教授と呼んではいかんよ。
企業も大学も分かっている (スコア:1)
年功序列&終身雇用は、とても良いシステムだったがもう維持できない。
優秀な人を世界中から集めないと競争に勝てない。
うちの会社は相変わらず日本型の給与システムでやっているが、
ついに、海外では新卒から破格の年収を提示するらしい。
もちろん実力者には中途の平エンジニアでも本社部長を凌ぐ給料を準備している。
だけど日本国内ではできないんだよね。
ただね、そういう人たちを雇って一緒に仕事が出来るか不安。
技術は二の次で、英語が出来て元気が良い、みたいな人しかいないし。
Re:企業も大学も分かっている (スコア:1)
給与の問題が年功序列の最大の問題であることには違いないですが、
それと同等に、「年功だけでのし上がった上司(または社歴の長い方々)が仕事の邪魔になる」
という問題も大きいと思います。
たとえ給与が高くても、その給与は年功序列でない以上、
ある程度の成功報酬を含むものなので、恐ろしく技術の高い人間であっても、
それを上司が潰しにかかったら、それこそ赤子の手をひねるよりも簡単に潰せると思います。
「前例がないからこの新案は無理」
「(お客様に聞いてもいないのに)お客様に納得していただけるとはとうてい思えない」
「俺は聞いてない」
って言うだけで、技術や知識が恐ろしく高くても簡単に潰せるわけですからね。
そこから考えると、「実力者には高い給与を準備してる」っていうのも単なる見せ金のような
気がしてしまいます。
肩を持つわけじゃないが (スコア:0)
文科省は予算の中でやりくりしなきゃいかんからこうなるわけで、
責めるべきは大元を握ってる財務省と国会議員なんじゃないか
Re: (スコア:0)
効果があったと作文するだけの簡単なお仕事である余計なプロジェクトにかかる予算を削った上で,導入するならまだしも
Re: (スコア:0)
なにと比して削っていない、削り足りないと言ってるのか
Re: (スコア:0)
https://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/180516/lif18051620200021-n1.html [iza.ne.jp]
ここら辺削って、大学(理系)に直接廻せば?
科学研究費助成事業(科研費)を配分している独立行政法人日本学術振興会は、文部科学省の外郭団体で、防衛研究を否定する日本学術会議とずぶずぶらしいですから。
Re: (スコア:0)
>文科省は予算の中でやりくりしなきゃいかんからこうなるわけで、
わかります、その中で十分に旨味が出ないので収賄や裏口入学に精を出す必要がありますね。
Re: (スコア:0)
国力に見合った予算を割いてると思うけどな。
絶賛成長中の中国や、化け物のアメリカと比較して金が無い無い言う研究者のポジトークはもう聞き飽きたわ。
あいつらの言う事聞いてたらキリがない。
Re: (スコア:0)
っていうか、アメリカの大学研究者って自分でスポンサー見つけて金引っ張ってくる(又はそういうスタッフを持っている)よね
Re: (スコア:0)
そうですね。
まだ、年俸の100%を給与として支給するだけマシではないでしょうか。
海外では、年俸額のうち75%とか80%だけ大学から支給して、残りは自分で外部から稼いでくるシステムの国もあることですし。
企業も国民も、金を出すつもりもないし寄付する気もないので、仕方ない。
Re: (スコア:0)
アメリカの大学とかだと、事業に成功した卒業生とかが寄付したりで、還元してるもんなぁ。
日本の金持って何に金使ってんだろう。エンジェル業とかも少なそうだし。
Re: (スコア:0)
学歴自慢するほど母校に一度も寄付したことのない恩知らずのケチだもんな。
Re: (スコア:0)
https://www.asahi.com/articles/ASL5C4WQKL5CTIPE01P.html [asahi.com]
Re: (スコア:0)
そんな特殊な例を出されても…。
もう少し薄くてもいいから、広く出資する社会にしないと。
入学者が大学を「就職のための大卒ライセンス発行所」程度にしか思っておらず、寄付しないのも問題。
Re: (スコア:0)
副業すると怒る奴がいる限り無理
Re: (スコア:0)
副業に関しては、医学部は比較的寛容じゃないかな。
研究室を運営する理系研究者は、研究室のマネジメントや研究を続けるための外部資金獲得の算段などで忙しい上、チームで研究することが多いのでプロジェクト内の人間関係の調整なども大変。成果が出ても、論文誌に発表するとボッタクリ価格の掲載料を持って行かれる。
文系研究者は、研究成果などを書籍で出版して、職務の成果を印税として私財化。チームを組むことは少ないので、我儘放題。週に一人訪問者があれば「今週は忙しい」と大騒ぎして大学の社会連携に非協力的だし、「自宅で研究活動」と称して出勤してこない。おまけに、研究費で購入した書籍を自宅に貯め込む。
けど、両者の給料は同じくらい。
Re:肩を持つわけじゃないが (スコア:2)
文理の対立に持っていくなんて、予算を削りたい人の思う壺ですよ。
合理的な制度を作る方に話を持っていくべきではないでしょうか。
Re:肩を持つわけじゃないが (スコア:1)
僕は泡沫大学の研究者ですがコンスタントに年100万くらいの科研費貰ってます(https://kaken.nii.ac.jp/ja/search/?kw=%E9%BB%92%E7%94%B0%E6%95%8F%E5%8F%B2)が、それではできない研究も多いので外部機関と提携してます。政府・企業との共同研究で使われた費用全部入れたら1億超えてますねきっと。
思いつけるかどうかとか、処理が面倒って事よりも、たいていの大学の文系研究者は研究費を貰って研究するほどの研究時間が無いというのが挙げられます。授業と学内業務をしつつまともな家庭生活営もうとしたらトップレベル大学以外の研究時間はほぼ0ですね。トップレベル大学ってのは経済系だと一部の国公立と慶應・学習院・関学辺りのことです。
学問は贅沢 (スコア:0, おもしろおかしい)
この件 [srad.jp]もそうだけど、貧乏国家は貧乏国家らしくまずは田畑を防衛して日々の糧を確実に得ることに注力すべきってことではないかな。学問なんて道楽に金を遣うのは国が豊かになってからだ。
Re: (スコア:0)
なるほど、家康徳川幕府方式ですな。
幕僚が文化・宗教もれなく指導するから、外様・民衆はバカがいい、と。
あまりにバカだと取り潰すが
で、その体制を堅持したとして政策や農業・治水事業を指導する層って
どうやって再生してくるんだろう
Re: (スコア:0)
豊かで無いからこそ学問に投資するもんじゃないかと思うのだけど…。
ほれ、米百俵というじゃないか。
「百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、教育にあてれば明日の一万、百万俵となる」
学問も教育の一環ですな。っていうかちゃんと学問が無ければ教育は進展しないからね。
学問無き教育は、他人(他国)の真似以上のことは絶対できんから。
しかし、「米百俵」っていうと小泉竹中だけど、アレってどこに消えちゃったんだろね?
教育への投資どころか、成果主義で搾り取って、「胡麻の油と百姓は絞れば絞るほど出るものなり」とばかりに、更に絞ろうとしてる。
もうなーんも出ないんじゃないかね…。
ホント、百俵の米はどこに消えたんだか。
Re: (スコア:0)
>「百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、教育にあてれば明日の一万、百万俵となる」
今日より明日なんじゃ~
Re: (スコア:0)
農業なんて学問・知識の塊みたいなもんだぜ?
農業がただの肉体労働だと思い込んでる国民が増えているってところで、学術的に亡国の危機に日本があるという証だと思うよ。
農業に限らず学問は国家の礎なんだから教育に国家が注力するのは必要不可欠。
おそらく北朝鮮に次ぐ日本の仮想敵国の中国を見て、軍事力が強大化しているから日本の防衛費も右肩上がりで増額し続けてるよね。
日本の財政が厳しくなっているのにも関わらず。
だがしかし、同じく中国が世界的に見てもグングン伸ばしてる学術研究に対しては、なぜか日本は対抗しようとせず、逆に削減してしまっている。
これは変。
なんでこんな歪み方をしているかと言えば、日米合同会議で米軍の意向を日本政府が汲み取っているからだよね。
米軍は日本の自衛隊を米軍の第6軍くらいにしたいと思ってるかもしれないが、日本の学術研究が向上することはあまり期待していない。
餌がもらえなくなった結果 (スコア:0)
本を書いたりメディアに出演したりで、自力で金を稼ぐようになる。
Re: (スコア:0)
金を払う人のために本を書くしメディアで発言するようになるよね。
Re: (スコア:0)
今もそうじゃん…
Re: (スコア:0)
さらに加速していくってことだろう。
EM菌や怪しい健康食品が金出してくれるなら、そっちの都合のいいことをこれからもっと多くの研究者が書いてくれるってことさ。
某国立大工学部ですが (スコア:0)
教授曰く一研究室当たりの機材購入費学生教育費学会旅行費その他もろもろの予算は合わせて50万円だそうです。
宮廷あたりならもっともらえてるのかもしれませんねぇ
Re: (スコア:0)
地方の駅弁大学だったけど2,3百万はあったんじゃないかな(20年前)。
プラス企業や県立、国立の研究機関との共同研究やらで(機材を貸してもらったり、試料出してもらったり)、実質1千万近く使ってたように思う。
学科の中でもトップクラスに金まわりのよい政治力の高い教授だった。
Re: (スコア:0)
地方の駅弁大学だったけど2,3百万はあったんじゃないかな(20年前)。
プラス企業や県立、国立の研究機関との共同研究やらで(機材を貸してもらったり、試料出してもらったり)、実質1千万近く使ってたように思う。
学科の中でもトップクラスに金まわりのよい政治力の高い教授だった。
某国立大教員ですが
20年前は親方日の丸は大盤振る舞い(学費も40万)、現状では10年くらい前から運営交付金1%削減。
科研とか競争的資金を引っ張って来られないお偉い方が、運営交付金(の分配金)を食いつぶし、若手にはお金が回らない。
今は科研費があるから良いけれど、次に貰えるかは判らない。
ま、簡単に言えば「イヤなら辞めろ、代わりなら幾らでもいる」という世界です。
#食い潰す教授に言われたのでAC
Re: (スコア:0)
理学系だけど。
科研費あてないかぎり、旅費にあてられるような研究費は0円とかっていうのもちらほら聞くけど。
年棒 (スコア:0)
何本ですか?
Re: (スコア:0)
大学教員の給料は金の延べ棒で支給されるんでしょう
Re: (スコア:0)
うまい棒に決まってるだろ
Re: (スコア:0)
本数じゃない。IFだ。
最初の年俸 (スコア:0)
日本で仕事としての年俸って最低ラインから始まるのが多い印象があります。
例えば年齢で見て、30歳だから400万円からスタート、みたいな。
海外の年俸で採用するところのやり方だと年齢はみずに実績を見てその人の価値を評価し、いきなりmaxの年俸を提示してくるって感じ。
そして1年後に評価が下がれば年俸を削ってくるし、上がれば年俸も増額。
日本の年俸ってプロ野球選手の印象が強いのかな。
だからすごい新人でも最初は年俸低いところからスタート(代わりに契約金が高い)するような。