cyber205の日記: SNATCHER2の企画書がいまだに存在しているらしい 1
小島秀夫氏のtwitpicより。
金庫の中の「SNATCHER(1988年)」の開発ファイル。そこに「2」の企画ファイルも!
おおー、こんなものが。お宝ではないですか。
ラストシーンで「奴等(ソ連製バイオロイド)との戦いは、まだ始まったばかりだ!!」とか叫びながら
ギリアンは虚空にブラスターを放つのですよ。
完結してない最初のスナッチャーのほうが、実はエンディングはカッコいいのだよねぇ。
# THEME OF ENDINGはキーボードで弾けるように練習してたぞ、そういえば。
「この物語を、欺瞞に満ちた世界で闘う、全ての、サイバーパンカーに捧ぐ」
もう、しょっぱなからコレもんよ。そらもう、ゾクゾクくるよね。
# 本当に世界が欺瞞で満ちていることに気づいたのはもっと後のことなんだけど。
シナリオはスクリプト組んで食わせる方式だったとか。
プログラムで書き換えるより、よほど効率はいいですよね。
アドベンチャーゲームなら今では当然のように使われていますが。
QUEEN病院の地下も実は巨大なダンジョンになる予定だったのだとか。
しかも3Dガンシューティングで進むんだって。うっはー
ダンジョンでガンシューティングというのが本当に実装されたのは、
PS/SS版の時じゃなかったかな。でもあの出来栄えはホントに涙モノで…。
# 続くポリスノーツの移植では小島監督が自ら介入を決意したほど酷かったとかなんとか。
最初の企画書ではSNATCHERではなくJUNKERってゲームタイトルだったとか。
「疑い、全ての闘争はそこから始まる」のテーマはきちんと引き継がれてるし、
バイオロイドと配下のインセクトのデザインは既にここで決まってたのねー
でも主人公は太りぎみのギリアンと違って面長でかなり濃ゆい顔してるようですが。
何というか、GAINAXが作ったマリオネットのPVに出てくる主人公みたい。
「疑うことを自ら止めた」とか、歌詞が何となくテーマがスナッチャーと
カブる気がするのは自分だけかな。
もちろんメタルギアの資料だって残っている。
初代MSX2版「METAL GEAR (1987)」のタイトル表示画面の仕様書。(没仕様)
「METAL GEAR2 SOLID SNAKE(1990)」のプロット用のラフシナリオ。
フローチャート形式なのかな。分岐が無いけど。
任務の舞台となるザンジバーランドの全体マップ
MSX2版メタルギア2の企画書
ワープロ打ちなのは字が汚くて提出する偉い人が読めなかったからだとか。
狙うターゲットが「ゲーマー=アニメファン=モデラー」というのはよく見てるよね。
今でこそアニメフィギュアは高品質のものが多量に発表される世界になったけど、
この頃はまだ今ほど広まって無かったような気がする。ホビージャパンとか読んでる層のことだろう。
初代メタルギアの頃はセリフが手書きでシナリオ番号振って管理してたらしい。
無線通信の原稿だけど、昔の大型汎用機のコーディングシートみたいだ。
海外版のメタルギアで同じく無線通信のセリフ、手作業でデータ圧縮してる作業中のデータ。
単語に16進コードを割り振って圧縮してたんですねぇ。ハフマン符号化とか使ってないみたい。
これなんて、手書きで描かれた1Fのマップデザインです。
まだコンピュータ上でデザインするツールが無かったのでしょう。手で書いてたのね。
これは没になったメタルギア(INTRUDER)の企画書
OPERATION INTRUDE N313とか、ゲームの開始時点で作戦名を聞いたような気がするが、
実はこのボツになったシナリオに、既に付いていたコードナンバーだったらしい。
URL制限にひっかかったのでコメントで追加 (スコア:2)
スペースマンボウで音楽やってたテクノウチ君が実はtwitterやってる [twitpic.com]というのも初めて知った。
コメントしてる人の中にいるんだもんなぁ。