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cyber205の日記: ロシアンファームを使うとコンシューマ向けEOS Kissがパワーアップするらしい 3

日記 by cyber205

自分はメインカメラとしてLumixを使っているのだけど、
実はお下がりでもらったキャノンのEOS Kiss Digital(初代)も
譲り受けていて、銀塩EOS Kiss IIIと一緒に維持していたりするのです。

これ、譲られた時には既に付属の電池がヘタっていてかなりストレスフルな機材だったのだけど、
前オーナーが長時間駆動用にダブルバッテリーパックも買っていたのを思い出して使ってみると
ヘタれた電池でもかなり長時間撮影ができちゃったりするので、なかなか侮れないことが判明。
画素数は630万だから、綺麗に撮れるけど画像サイズはそんなに大きくないですしね。
サブカメラとしてここ一番の時に取り出して使うとなかなかいい絵を拾ってきます。

おかげで、このカメラを譲られてからはEFレンズも結構揃えてきてまして、
専用レンズのEF-S18-55mm F3.5-5.6 USM以外に、先日はEF50mm/f1.8なんかも買ったし、
先日ジャンクで入手した100-300mmのレンズなんかは使い勝手が良くてなかなか良いです。
貧乏だからLレンズ揃えるほどの資金は無いけれど。
(本当は欲しいのがあるのだけど、レンズ沼は恐ろしいのだ)

で、ここまでは前フリ。Canonは35mmカメラからデジタルに移行する時に、
135フィルム(35mmフィルム、24x36mmサイズ)より小さなフォーマットを採用しています。

高級一眼タイプにはおなじみ、APS-Cサイズのイメージセンサーですね。同じレンズを使っても、
35mmフィルムより小さいので、レンズの中の小さな区画だけを切り取って写真にするというもの。
(実際には35mmフルサイズセンサーを搭載した"超"高級機もありますが)

で、昔のEOS Kissより今のEOS Kissのほうがセンサーサイズが小さいって話があったので、
ちょっと調べていたんですね。
確かに昔のセンサーのほうが大きくて、
初代EOS Kiss Digital 22.7×15.1mm 換算倍率 x1.586 _630万画素
最新鋭EOS Kiss X5 __ 22.3×14.9mm 換算倍率 x1.614 1800万画素

微妙にコンパクト化が進んでいます。現在ではAPS-Cとはいえ各社フォーマットが
微妙に違っていて、本音としては小さなイメージセンサーでコストダウンしたいのを、
既存のレンズとスペック表記の兼ね合いから何とか思いとどまってるのが現状という話らしい。
現在では35mm換算する時の焦点距離倍率は x1.6から x1.7というところ。
(ちなみにm4/3規格では x2.0なので計算しやすくていいぞ!みんな画角が望遠になって泣けるけど。)

しかしよく読んでみるとそういう情報とは別に聞き捨てならない重要な情報がっ!!!!

> 一部の方はご存じの通り、Kiss Digitalでは実はファームフェアもほとんどEOS10Dの使い回しで、
> 10Dのファームウェアから意図的に封印した機能を開放する非公式ファームウェアを入れると
> 使える機能が増える。 私もやってました。

なっ、なんですとぉ?

やり方はすごく簡単、CFに書き込んでスイッチ入れるだけ。
ロシアのサイトはここで、EOS Kiss用が落とせるのはここ

ご利益いろいろ
>このロシアンファームをインストールすると新たにカスタムファンクションが追加される。
>さらにオートフォーカスのモードが自由に選べるようになり、ISO感度をISO3200にまで引き上げることができる。
>簡単に言えば、上位モデルに近い機能を持ったEOS Kiss Digitalにパワーアップできるのだ。

>とりわけ重要なのはAFロックのワンショットAFが選択可能となることだ。
>正式版ファームウェアでは応用撮影ゾーンのP、Tv、Av、MではAIフォーカスAFという
>クソモードしか使えない。一度AFロックをかけて、シャッターボタンを半押しのまま構図を決めようとしても、
>被写体によってはサーボ状態に入ってしまう。
>とんでもない機能制限でKiss Digitalの泣き所となっていた。
>しかし、ロシアンファームウェアではワンショットAFが選べるようになる。
>ワンショットAFを使えばAFロックがバッチリかかるのだ。

最初からミラーアップしての撮影なんてのも可能になるとか。
ISO3200のレポートも載ってるが、jpegでは辛いけどRAWで撮って現像を頑張ればいけそう。

ファームウェアの更新もなくなって久しいし、
トラブルの報告もないようなので、これから自分でも試してみる予定です。

古いデジカメだと思っていたのだけど、こんな秘密があったとは知らなかった。
予備バッテリーパックを買って運用環境を強化すべきかな?

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  • by Anonymous Coward on 2011年07月22日 17時32分 (#1990730)

    とはいえ、そういうハックが望まれるほどCanonのデジカメがクソなのは確定的に明らか。

    • そういえば、PowerShotをHackしてる例もありましたっけ。
      デジイチのメーカーってそんなに多くはありませんが [homeip.net]、お勧めありますか?

      現状、双璧なのがキャノンとニコンみたいですが、光学機器としてはキャノンよりニコンのほうが
      高級な気がします。ところがニコンって操作性はそんなに良くないし高いですよね。
      しかも、サポートツール群となるソフトウェアが高価な上に糞なのでコンピュータに落としてからが大変。

      キャノンはその逆で、光学機器としての性能はソコソコだけど(ハイアマやプロはLレンズ買えと)、
      添付されるソフトウェアが結構頑張って作ってあるので初心者からの導入は楽なように思います。
      実際、市場の評価もキャノンは一眼レフ初心者向けって感じで底辺では圧倒的なシェアを持つとか。

      他に有名どころというとミノルタ&ソニー系にアサヒペンタックスとかがありますが、
      ソニーなんかはミノルタのαマウントレンズが意外と中古では安いのでシステム揃えると微妙においしく、
      ボディ内手ぶれ補正なので古いレンズでもその点で不利がないってのがいいところ。
      最近はコンパクトなミラーレス用にEマウントを出してきたので将来どうなるかは微妙ですけどね。
      ペンタックスは扱ったことがないので知りませんが、コストパフォーマンスは悪くないとか。
      その他オリンパスも作ってますが、一眼レフでもフォーサーズ系で突っ走ってるし最近はPEN一本。
      あんまり本気で一眼レフ開発してない気がします。松下もまぁ、同じフォーサーズ系で頑張ってますが、
      一眼レフっぽいスタイルでしっかりデジイチ出してるのでこっちのほうがデジイチには本気なのかな。
      AFはアレですが、ライカのレンズを本家のプレミアム部分を除いて安く使いたいならいいんじゃないの
      という感じで見てます。

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2011年09月10日 3時02分 (#2017654)

    こんばんは、キヤノンデジ一のセンサーサイズを調べた某サイトの暇人です(笑)
    KissDのロシアンファームですが、残念ながら以下の制約があります。
    ・カスタムファンクションでミラーアップ撮影が選択できるが実際は機能しない
    ・クリエイティブモード(Av,Tv,M…)でAI Servo AFが選べるようになるが実際はほぼレリーズできない
    というわけで、現実的には
    ・Av,Tv,Mで強制AIフォーカスではなくワンショットAFに固定できる
    ・調光補正ができるようになる(ストロボを使う人には重要!)
    という、本来は出来て当然のことが出来るようになる、といったところです。
    でも、この2点だけでも非常に助かるのも事実です。

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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア

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