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日記

margaletの日記: 無題

日記 by margalet

帰国して久しぶりに見てみたらデザインがかなり変わっていることに驚く。
さらに昔の携帯電話からはアクセスできないことに愕然...時代の流れるのはなんと早いことよ...

ところで最近の日本政治の混迷ぶりと、それとまったく相関しない(ように見える)経済の情勢とにはなかなか理解しづらいものが多々あるのだが、国内の「いわゆる」財政再建派の主張の根拠はいったいどこにあるのかと思っていたところに、ちょうど次のような記事があったので、メモ代わりに残しておこう。

民主主義は正しいとは限らない

藤田氏の主張にはかなり独善的なところがあると感じていたので、これまで同感することはほとんど無かったのだが、少なくともこの記事に関してはおおむね同意できる。

参考まで、私の考え方を記しておこう。
・消費税増税:賛成 ヨーロッパのように20%程度の税額も視野に入れるべき
・原発再稼働:条件付き賛成 過酷条件での安全性も確認できたものは順次稼働すべき

今日は福島第一の近くでこれを記す。

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margaletの日記: 水商売

日記 by margalet
韓国国会議員が北方領土を訪問したことに関連して、衛藤議員が水をかける

図らずも先日のWikileaksからみの報道で、自民党時代の対応は米国側では酷評されていたとあったが、 以前 にもいたこういう視野の狭い短絡的な議員ばかりでは、領土交渉のように歴史背景を熟知した上でロシアやアジア各国との高度で巧妙な政治力学をもとに戦略を練りあげての交渉が出来るはずもない。

ロシアの日本研究に関してはすでに300年以上の歴史があると言うことも、それを元にした彼らの思考体系もご存じないのだろう。

一票の格差も重大な問題だが、こういう議員しかいない選挙区もある意味哀れだ。
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margaletの日記: 人の噂も七十五日

日記 by margalet
気がついたら、CNN(国際版)のトップページにあるHot topicsから、JapanやTsunami、Nuclear powerというキーワードが消えている。

3.11から70日ほどが過ぎ、IMFのスキャンダルだったり某知事の隠し子や宇宙船の打ち上げなど、話題には事欠かないので、世界的には日本の地震や原発問題はすでに過去のものとなりつつあるのかもしれない。

災害の記憶が国内外から消えるわけではないが、災害復旧と原発問題は日常の風景となっており、長丁場となる災害などの対策は一時的な話題性とは関係なく、冷静に、着実に進めていかないといけない。
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margaletの日記: 新茶の季節 2

日記 by margalet
新茶の時期だというのに検出されたと言うことで、念のためご紹介。

The Effect of Green Tea and Related Substances on the Gastrointestinal Absorption of Strontium 90 Journal of Radiation Research 6(2), 55-63, 1965

要約(の和訳)

ストロンチウム90の腸からの吸収に緑茶と関連成分がおよぼす影響をWistar系ラットで検証した。 その結果、緑茶は腸からのストロンチウム90の吸収に阻害的に作用し、その効果の一部は緑茶がもたらす渋みの作用と腸管の蠕動運動の抑制によることが示された。

1965年に発表されたこの論文は、1954年にビキニ環礁で実施された水爆実験と、その際に被爆した第五福竜丸により、放射性降下物、特にストロンチウム90が日本国内で問題とされた時代に実施して発表された実験で、緑茶中のタンニンがストロンチウム90と結合することで筋肉への移行を阻害するということで緑茶の機能性を始めて具体的に示したことで知られる。

今ざっと見たところ、なにぶん古い論文なので統計的な有意差がどうもはっきりとしないのだが、吸収阻害作用は完全ではないものの、多少は効果があるように見える(ただしラットの実験)。

現在問題になっているセシウムも緑茶を飲むことで筋肉への吸収が抑えられるという話を聞くのだが、効果はあるだろうが、同じように具体的に調べた論文はあるのだろうか(さすがに人間で試すわけにはいかないだろうが)。

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margaletの日記: DNA鑑定に新手法を導入

日記 by margalet
新聞報道によれば、震災による身元の特定が困難な遺体の判定に、おじ・おば、おい・めいなど離れた親族からのDNA情報も活用することで身元特定につなげたいとして、新たなDNA鑑定法の利用を検討し始めたとのこと。

現在の法医学分野では単純な塩基配列の繰り返し回数の違いを検出するSTR(もしくはSSR法)がすでに日常的に利用されている(詳しくは法医学講義 DNA鑑定や、DNA鑑定の方法あたりを参照のこと)。

足利事件であまり良いイメージは持たれていないかもしれないが、往事のものから分析性能と信頼性は格段に向上しており、正しくサンプルが採取されている限り、同一人物であるか否かの識別や、親子関係の識別にも確実な結果を示すことが出来る。

一方で、今回のように特定の地域、家族が丸ごと流されてしまったような場合には手掛かりとなる親子のDNAサンプルを得ることができず、また歯科治療歴を手掛かりにしようにも歯科医院自体も消失してしまっていたりで手掛かりとなる情報がほとんど得られないことが最大の問題となっている。

今回検討されているものはSTRとは異なり、一塩基の多型を検出するSNPと呼ばれる方法であり、STRが20前後のゲノム上の多型を一度に評価するのに較べて、SNPでは一度に数万点のDNAの多型を評価する。
STR法で遠縁の親族を対象として身元の確認を行おうとすると、検証する多型数が少ないために遠縁になるほど偶然一致する確率を無視出来なくなってくるが、SNPであれば数万の多型について一致する確率をスーパーコンピュータで検証することで、遠縁の親族のDNA情報からでも身元を推定することが出来ると期待されている。
SNP分野ではイルミナのGoldengate assayシステムが世界的には主流となっているが、今回は理研が開発したシステムを利用する予定とのことで、恐らくは理研ジェネシスが開発したインベーダーアッセイを基本とする独自のものを使用すると言うことらしい(国産の技術の有効性を正しく評価して利用するという点でも好ましい)。

問題は、STR法に較べて多額の経費(一点数万円程度)がかかることで、すべての遺体についてではなく、どうしても判別困難なものを中心に利用を考えているらしい。

やや蛇足だが、2004年のスマトラ島沖地震の際には20万人を越える死者が出たが、その際には当時主流だったSTR分析関係のメーカーがいち早く現地に入り、身元不明者の確認に無償で協力したと聞く。ヒトのDNA分析については厳しい倫理規定があるために通常は精度の検証などもままならないことが多いが、彼らはその際にほぼ無制限で大量のDNA情報にアクセスすることができて、それはその後の分析技術の改良にも貢献したと言う。

今回どのような取り組みがなされるのかは今後の検討を待ちたいが、倫理と技術の進展は時に相反する場合もあり、もし実施するのであれば多くの犠牲者を元にして得られる貴重なデータを少しでも有効に活用してもらいたいと切に願う。
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margaletの日記: 決断する政治家

日記 by margalet
本当は「決断するフランスエリート」としようかと思ったが、20年以上前に読んだ某コラムに同じタイトルがあったことを思い出したので、今回はこのタイトルとしよう。

菅総理が浜岡原発の一時停止を要請したと言うことがあちこちで話題となっている(冷静に論議すること自体は結構なことなので、あえて「波紋を広げる」とは書かない)。

原子力発電に関わる事業者はあくまで民間の企業であるが、現行の原子力行政は昭和31年の原子力基本法に基づき国策として行って来ており、福島のような災害が起きた場合の総理の役割についても原子力災害対策特別措置法 において規定されていること、「30年以内にマグニチュード8程度の東海地震が発生する可能性」ということは明日にもその災害が起きる可能性もあるわけだが、浜岡原発ではそのための対策が十分とられていると評価できないことから、災害を未然に防ぐ目的で民間事業者に対して停止を「要請」した総理の決断は、私自身も原発の近くに住むものとして評価されてしかるべきと考える。一方、それに従わなかった場合には立法措置を持って強制する理由も権限も総理にあるという点はどうもあまり重視されていないようだ。

これに関しては原発自体の安全性というものを技術的、社会的、経済的、また場合によっては安全保障の面からどう捉えるとかという点に加えて、災害対策の中身と発電力低下が産業に及ぼす影響、原発交付金で支えられてきた地元経済の行く末をどう考えていくのかといった多くの論点があり、私も以前熱く語る夏というタイトルで少し触れたことがあるのだが、ここでは少し視点を変えて「決断する」ことの政治的な意味について考えてみたい。

日本の政治家は決断できない、とあちこちで言われて久しく、一方で小沢一郎代議士には決断力があるから、ということで待望論もあるのだが、では「決断する」ということはそもそもどういうことなのか?

政治の世界で決断するということは、利害が絡み合う複雑な事象について、完全ではないまでも、関係者の合意を一定の時間内に取り付けることを言う。反対一辺倒の相手であっても妥協案を提示して合意にこぎ着けることも決断だし、たとえは良くないが、妥協する気配のない相手に対しては立法措置を持って厳しく対峙することで反対意見を封じ込めることも決断だろう。

前者であれば英断と評され、後者であれば独裁者と罵られることも当然覚悟の上であるが、ここで重要なことは、一定の時間、それも可能な限り短い時間で一定の結論を導き出すことがすなわち政治における決断ということに他ならないことだ。

日本の政治のある意味対極にあるかもしれないということで、フランスのエリート教育と政治家を考えてみる。
フランスでは長らく極めて少数のエリート階層が政治のトップを占めてきており、その為のエリート養成機関では群を抜く実績があることで知られている(ここでは参考文献として フランスにおけるエリート主義[PDF注意] フランスのエリート官僚教育―ENA学長の講演を聴いて を挙げておくが、仏文学者の鹿島茂氏をはじめ、フランスのエリート教育について述べている論者は多いことを追記しておこう)。

彼らフランスのエリートはENAやグランゼコールで少数精鋭で養成されるが、その原点はすでにナポレオン革命の頃のリセに見ることが出来る(ヒエログリフを解読したシャンポリオンもリセの出身)。脱落者は容赦なくふるい落とされ、卒業時の席次でその後の政治家としてのキャリアが決定される。

日本やアメリカの教育が実学重視であるのと較べると、彼らの教育は哲学一辺倒と言っても過言でなく、デカルトを始めとするフランス哲学やラテン哲学を徹底的にたたき込まれていき、そして社会の要請に応じて分泌されていく(輩出されるのではない)。

彼らがそこで学ぶのは限定された判断材料しかない中であっても知力を振り絞って最善と思われる決断を速やかに行うことの重要性であり、その為の徹底したトレーニングを受けていく。

そのような代表例としてここではシラク大統領を挙げておこう。

どのような決断を行うにせよ、賛成、反対、さまざまな立場からの容赦ない批判、糾弾が起きるのは政治の宿命であるが、フランスがイラク戦争の際にいち早く反対を表明したのも一つの決断であれば、福島原発事故の際に技術支援を早々に申し出たことも決断であり、その時点でベストと信じる決断をすみやかに下せる政治家が存在するということが、フランス政治の底力だと言えるだろう。

是とするにせよ、非とするにせよ、もっとも避けなければいけないことは何も決断しないまま時間ばかりが過ぎていくことであるという信念が彼らにはあり、時間が経てば関係者を取り巻く状況も刻一刻と変化してさらに決断することが難しくなるという悪循環に陥ることになる。

日本ではどちらかというと現場合意体制とでも言うべき仕組みが機能しており、政治体制もまったく異なるフランス式のエリート指導体制をそのまま持ち込んでもうまく機能しないだろうが、小泉元総理が国内で一定の支持を広げた背景には、特定の問題に対して明快に決断して見せるというやり方が先送り指向の政界に飽き飽きしていた国民に受け入れられたからではないかとも感じている。

日本では長らく「エリート」という言葉に対する本能的な拒絶反応のようなものがあったが、昨今の決断力のない政治の状況から日本式のエリート養成についてもあちこちで議論が出てきており、日本式の指導者像とその育成方法について考えてみるのも悪くはない。最後に、政治家の仕事はあくまで決断することであり、国民にはそれを判断して受容、もしくは非難する権利も義務もあると書いておこう。
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margaletの日記: ヒーローはいらない

日記 by margalet
福島第一の事故のすぐ後、海外のニュースでは「フクシマ50」が盛んに取り上げられ、極限下で自己犠牲的に作業に当たる姿に心底感銘を受けたと何名かの海外の知人からメールを頂戴したりもした。
実際には50名を越える方々が現在も劣悪な環境の中で奮闘しているとのことであるが、いずれにせよ、その責任感と忍耐力にはただただ感服するばかりで、事態の早期収拾を願うばかりである。

海外で「フクシマ50」を取り上げる際には必ずと言っていいほど「彼らはヒーローだ」という論調で語られており、今でも見ることが出来るニュースとしてBBC:日本は英雄的なフクシマ50に万歳するMirrorニュース:フクシマ50は世界を核の災害から救えるかもしれない英雄達などがあり、CNNビデオニュース:原発労働者はヒーローになったでは、「彼らは自分たちの懐中電灯しか頼るもののない完全な暗闇となった機械の迷宮の中を、時折起きる爆発音を耳にしながら這い進んでいる」と紹介され、また、日本語で紹介したものとして福島原発:名もなき50名のヒーローたちがある。

海外、特にアメリカではもともとヒーロー願望が強い文化のせいか、もはやフクシマ50は実態からかけ離れたイメージを持たれているのではないかという感もある。以前米国に滞在していた際にUSエアウェイズ1549便不時着水事故が起きたのだが、その際テレビ報道ではどこもかしこもサレンバーガー機長を英雄として褒め称えるコメントであふれていたのが今でも強烈に印象に残っている。

ところで、毎日新聞のヒーローはいらない という記事において、なぜ現場で一緒に奮闘している自衛隊員はその中で取り上げられないのかという興味深い指摘がされている。

本文から一部抜粋すると、

 実は、陸自中央特殊武器防護隊員6人は3号機の建屋が水素爆発したとき、
乗っていた車ごとがれきに埋まり、けがもした。現場で最も生命の危機にさら
されたケースといっていい。
彼らはすぐ翌日、任務に復帰したという。命令ではなく、自らの意思で。
放射線のプロとしての誇りか。それにしても、前の日に聞いた爆音は耳に残って
いるだろう。現場に放置された横倒しの放水車を見れば恐怖がよみがえったはずだ。
彼らが会見を開く予定はないという。

 自衛隊には「ヒーローはいらない」という文化がある。1人の勇気ある行動を
称賛しない、むしろ嫌う雰囲気。若い指揮官がとっさの機転を利かせて困難を乗り
切っても、あとでやんわり「蛮勇をふるうなよ」と諭される。戦後しばらく、
「憲法違反」などと不当に批判されたことの反動なのかもしれない。でも、私はこの
時代、もっとおおらかに広報してもいいと思う。防護隊長の生の言葉がぜひ聞きたい。

この記事を書いた記者の感想はともかく、この記事を読んで、PKOで派遣された自衛隊員や過去の大災害に派遣された自衛隊員の同様な英雄譚もほとんど聞いたことがないという点に思いを新しくした。

現在の自衛隊という組織がそのような文化を持つに至った経緯には興味があるのだが、それはさておき(今の若い方はほとんどご存じないだろうが)以前某所で爆弾三勇士 の墓を偶然目にした際に、子供の頃読んだ のらくろ漫画の中に出てきた爆弾三勇士のエピソードと目の前にある大きな墓とのあまりのギャップに、2つをどうしても結びつけて考えることが出来なかった。

翻って、個人の蛮勇に期待するということは、戦前の日本に限ったことではなく、今も各所で続いている痛ましい自爆テロの例からもわかるように、自らにとっては勝ち目のない不利な局面の打開を期待して行われる場合が多い。そのような行動を賞賛する風潮は個人の尊厳を低く見るだけでなく、その先には、合理的な判断能力を失わせ、個人が強い信念を持てばどんな不利な状況でも打開できると考える「精神論」主義に容易に陥る罠が控えている。

先のサレンバーガー機長の例のように危機的状況を克服した英雄的行動は賞賛されてしかるべきだが、一方で英雄の活躍により問題の打開を渇望する雰囲気は、真の問題を先送りして安易な結果を求めることで事態のさらなる混乱を招きかねない風潮とも表裏一体であり、そのような論調が出てきた際にはどのような背景があるのか、よくよく注意する必要があるだろう。

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margaletの日記: 隠れたハイテク

日記 by margalet
連休中あちこち出かけていた中で偶然見つけたのだが、 スマートサポート社 が開発した スマートスーツ・ライト被災地に投入 され、被災地での現場復旧作業にあたる方々の作業軽労化に効果を挙げているという。

名前だけ聞くとアイアンマンのようなパワードスーツのようであるが、説明によればこれはストレッチ素材などの弾性体が発生する力を作業姿勢に最適なアシスト・パワーに変換するために身体に装着する筋力補助装置で、みかけはコルセットのようだが、動力源を必要とせず、47ニュース によれば、1着400グラムと軽いのが特長。

使用する方々ごとにフィッティングが必要のようであるが、実際に使用した方によると腰にかかる負担がかなり減少し、疲れも少なく、また翌日の筋肉痛の軽減にも効果があるとのこと。
同社のホームページの紹介によれば、柄の部分をS字型に曲げたUDスコップと組み合わせることでさらなる軽労化に効果があるという。

原発ではハイテクロボットの投入が計画されており、被災地のがれきの撤去などには多数の重機を投入する必要があるが、細かいところにはまだまだ多くの手数が必要で、連日の作業で体調を崩す方も多いと聞く。 スーツにせよ、スコップにせよ、動力を必要とせずに軽労化する技術には、介護に携わる方々をはじめ多様なニーズが広がっているはずで、震災がなければあまり知る機会がなかったかもしれない日本のハイテク技術開発の奥深さを感じさせてくれた。
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margaletの日記: 熱く語る夏 2

日記 by margalet
今年の夏は”熱く”語り合う機会を与えてくれるのだろうか。

東電の夏場の給電能力がかなり増えたというのでちょっと調べてみると、 揚水発電 を使うということらしい。

こちら こちら(WikiPedia) に詳しい解説があるが(まとめていただいた方、感謝です)、原発や火力発電の効率化が目的で、反対派からは批判的な意見もあるという。 最初に戻り、実は会員ではないので肝心の2ページ目は読めていないのだが、これで真夏を乗り切れるというのは早計だ、という内容なのだろう。

なぜか。
読めないなりに推理してみると、まず揚水発電の原理上、余剰電力が利用できることが前提となる。
当初、夏場のピーク電力に対して22.5%不足すると言われていたが、その後回復した給電能力にはこの揚水発電による供給力550万kWがカウントされている( Jパワー による供給もさらにあるらしいのだが、そうであっても以下の論旨は多分あまり変わらないだろう)。

揚水には夜間の余剰電力を使うのが一般的なのだろうが、現在議論されているようなピークカットに加えてピークシフトを行うとなると、その分夜間の余剰電力が減少する可能性があり、そうなると揚水発電の稼働率は大きく低下する。 怖いのは、中身を見ずに積み上げた数字だけを見て給電能力が回復したと勘違いして消費電力全体を底上げしてしまうことで、そうなるとますます余剰電力が不足してそこから不測の停電が起こる可能性はまだまだ大きい。

その意味で「どうしようもないときの最後の手段」という東電の考えはまったく正論で、結局は揚水発電による給電にはあまり期待せず、それを除いた給電能力をベースに節電に努める以外にない。

ピークシフトに加えて、ピーク時間を短くする、たとえば会議時間を短くして早く退社するなどの工夫も効果的だろうし、東電の範囲外からの在宅勤務ももちろん推奨だろう。

節電が基本であることは変わりないが、一方で大量の高齢者を抱えている東京で無理にそれをやろうとすると、夏場の高温で衰弱死する老人や生命維持装置が不可欠の方が大量に出ることをどこかの段階で覚悟しないといけないかもしれない。

一方で、当然のことながら反対意見も多いが、現在停止している原発の再開を急ぐべきという意見もあり、早急に経済活動を元に戻すには確かに効果的だろう。

原発に頼らず、CO2放出と社会弱者の大量死のリスクを抱え、これまでの労働スタイルを根本的に見直して節電に努めるべきか、それとも原発稼働という別のリスクを抱えて社会活動レベルを早急に戻すのがよいか、これまでのようにナイーブな是非論ではなく、また、我関せずのニヒリズムに堕するのでもなく、各人がいよいよ真剣に問題に向き合い、選択を迫られる夏となるだろう。

私の考えは「稼働可能な原発を早急に稼働するべき」であるが、もちろんのことながら十分に安全点検され、原発内部と施設内だけでなく、周辺地域と行政、政府組織の防災連携対策が重層的に行われ、緊急時のバックアップ電源やロボットなどがすぐに利用できることなどが前提となる(その意味で、浜岡原発の再開には疑問を感じている)。

どこかの新聞に、そろそろ大人の議論をするべき時期が来た、と書いてあったが、それは言い換えれば今までの議論がいかに幼稚であったかということへの最大の皮肉であろう。
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margaletの日記: 郵便事情 2

日記 by margalet
中東の某国の知人宛てに写真を焼いたDVDを通常の航空便で送ったらおよそ3週間で到着。
ここ十年以上アメリカや近隣諸国相手に紛争当事国となっている国だが、知人とは数年前にアメリカで再会し、よくビザが取れたね、と驚いたことがあった。

昨年欧州の某国で偶然再会し、そのときに撮影した写真を送ってもらいたいとのことだったので、最初インターネットのファイル転送サービスで送ったが、何度やっても失敗するとのことで、DVDで送って欲しいとのこと。

しかしFedExやDHLはどれも某国宛にはサービスしていないとのことで、しばらくどうしようかと考えた結果、一番単純に航空郵便で送ってみたら、時間はかかったが無事に届いたとお礼のメールが来た。

検閲で引っかかる可能性もあったので、メッセージや画像以外のファイルは一切入れず、画像自体も細工してあると見なされると困るので一切リタッチせずに焼いたのがよかったのかもしれないが、それにしても郵便配送の底力を久しぶりに見た思いがした。

あちらの国も色々と大変だろうに日本の地震と原発についてご丁寧に心配してもらい、どう答えていいのかちょっと悩んでいる。
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人生の大半の問題はスルー力で解決する -- スルー力研究専門家

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