パスワードを忘れた? アカウント作成
156736 journal

mino3gouの日記: 大事な猫を失いました 3

日記 by mino3gou
2年ほど世話をしていた、わが家の外猫さん(食事と主な寝床はウチだけど、勝手に出入りしていた猫)を、突然の事故(おそらく交通事故)で亡くしてしまいました。
帰ってこないと心配していたら、2本向こうの道の角で死んでいたのを、その近くの家の人が片付けてくださった(清掃局に引き取ってもらった)そうなのです。
写真を見せて確認したので、間違いようもなく。

人間のためには(未来の自分のためにも、すでに失った家族や知人のためにも)「あの世」とやらを望んだことのないわたしですが、この子のためには、どこかに「猫の天国」があって、そこで幸せに暮らしていて欲しいと、心から願わずには居られません。

もともと猫エイズのキャリアでもあり、時々口内炎を悪化させて食事が出来なくなったりして、それほど長生きする猫では無いと思っていましたが、こんなに突然に失うことになるとは思ってもみず、ただ呆然とするばかりです。

**

ところで
今回の事故には、「〜していればよかったのに!」とか「〜しなければよかった!」と思うような、悔やむところがどこにもありません。
なんとか室内飼いにしようとしたのに、どうしても外に出たがったのは、この猫自身でしたし。(閉じ込めても窓を開けて出て行ってしまう・・ 最初は2階の小窓を無理に開けて飛び降りましたから。その後は1階の洗面所の小窓を出入り口にしていましたが)
事故当日も・・・ どうやらいつも通り昼過ぎにたっぷりフードを食べて、機嫌良く出かけた直後の事故だったようなので・・・ わたしたちに何か出来たとは思えませんし。

強いて言えば、もうちょっと早くに探し歩いていれば、死体を清掃局に持って行かれる前にウチで引き取れたかなと。せいぜいそんな程度のこと。

でもこんな風に、なにも悔やめないというのは、意外に「悲しむための手がかり」を見つけられず困惑してしまうものなのですね。
もちろん、悔やむところが多いのは胸が痛くてつらいことですけれど・・・ 
でもそれが、涙や悲しみを引き寄せるつてになる、ということもあるのですね。

ただ突然に奪われて、寂しい気持ちだけを抱え込むことになってしまいました。

***

「帰ってきたか」と洗面所の窓がコトリと鳴る音に耳を澄ませてしまう習慣は、簡単には無くなりそうもありません。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by fireboat (36349) on 2009年10月25日 5時58分 (#1659908) 日記
    お悔やみ申し上げます。猫さんも、猫エイズで病気がちにも関わらず面倒を見てくれたご主人様に飼ってもらうことができて、幸せだったかと思います。

    室内飼いに関してですが、外を出歩いていた猫は、外の世界もテリトリーの一部と認識し、その習性に従ってテリトリー内をパトロールしようとしますので、飼い主は、猫がどんなに泣き喚いて外に出たがっても、心を鬼にして絶対に外に出さない&網戸や窓には脱出防止用のストッパーをつけるなどして根気強くしつける必要があります。すると、時間はかかりますが、猫もテリトリー=家の中の範囲、と認識するようになります。

    また、特に刺激に満ちた外の世界を知っている猫は、退屈な家の中の生活に飽きますので、飼い主がたっぷり遊んであげるなどしてストレスを発散させてあげる必要があります。こういった飼い主側の努力によって、猫も室内でストレス無く満足な生活を送ることができるようになります(そもそも猫エイズキャリアの猫を外に出すと、他の猫にも感染させ、新たな不幸を生むことになりますので、いただけません)。

    猫エイズについては、統計上は平均寿命という数字はあるものの、活動期に入った後も何年も生きる場合もありますので、必ずしも望みを捨てる必要は無いと思います。

    この度は突然のことで、まだ心の整理もできていない状態と思います。落ち着きましたら、猫さんのことを悲しんであげてください。
    • by mino3gou (36958) on 2009年10月25日 23時14分 (#1660055) 日記
      コメントとお悔やみ、ありがとうございます。

      実はわが家には、今回亡くした猫の「子」が2匹、「孫」が3匹おりまして、この5匹は完全室内飼いになっています。
      もともとは、今回亡くした猫が仔猫を2匹連れて現れたところに始まり・・・ その仔猫2匹を室内飼いにし、雌2匹だと思っていた仔猫たちが実は雄と雌で気がつけば赤ちゃんが出来て、赤ちゃん猫たちを育て・・・ と、一気に家庭内の「猫密度」が増大してしまいました。
      いったいなにがどうして、こんなになったのかと、自分たちでしたことながらも、あきれるほかありません。(^^;;

      「外猫さん」は、実に「野良スピリット?」にあふれた猫で、2年近くもそばにいながら、ついに触らせてくれることもありませんでしたし(接近可能距離は最初の頃の2メートルから、最近は30センチぐらいまで近づいていましたが/一度無理につかまえて避妊手術だけはしてもらったんですが)、気に入らないことがあると断固としてハンストに入り、へいきで1週間や10日は断食してしまうような猫でした。(^^;;
      なんとか室内飼いに慣らそうと、半年ぐらい頑張ったんですが・・・ね。(苦笑)
      当時は祖母が寝たきりでヘルパーさんや看護師さんが毎日出入りしていたこともあり、成功しませんでしたね。まあ最近は、だいぶ室内にいる時間が増えていたので、このまま少しずつ慣れて家の中だけで暮らしてくれるようになれば良いと願っていたんですが・・・
      猫にしてみれば、「飼われている」などという自覚はなく、せいぜい「広くて安全な洞穴(食事付き)」ぐらいの認識だったのかもしれません。

      まだ5匹いますから。
      (幸いにして、子猫&孫猫のこの子たちには猫エイズは感染していませんでしたし)
      今も足下で、遊べ撫でろ餌を出せと大騒ぎしています。・・・もうこうなると「癒し」なんてもんじゃありませんがね!
      この子たちが幸せに毎日を過ごせるようにしてやることが、わたしに出来るせいぜいというところだろうなと思っております。
      --

       みの3号
        〜愚か者にも三分の理〜
      親コメント
      • by fireboat (36349) on 2009年10月28日 5時32分 (#1661354) 日記
        脱走でリセットしながらの半年というと、まだまだ断念するには早いかとも思います。とは言うものの、人の出入りが激しいとなると、確かに慣らすには難しい環境ですね、やはり不運なタイミングだったということなのかもしれません。

        しかし、現在5頭飼いとのことで驚きました。当方は2頭の室内飼いですが、それでも苦労の絶えぬ毎日です。おそらく私には想像もつかないご苦労をされてきたのだと思います。

        幸いにも健やかに育っているとのことで、このたびは不幸がありましたが、今後飼い主様もそろって幸せな生活となることを、お祈りいたします。
        親コメント
typodupeerror

人生unstable -- あるハッカー

読み込み中...